カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

独り言-其の九拾 『終了』

2011年06月04日 | 日記







商売遣ってた頃、隣のお店の主人が私と歳が変わらないことから、

昼の忙しい一時を終え片付け済ませて夜の準備にかかるまでの1時間ほどの休憩時間に「行こうや」ってなんだらかんだら誘いに来る。

私は世間知らずのボンボンみたいなところがあるようで「パチンコぐらい知っとかな」なんて教育してくれる。





近くにサラリーマン相手のパチンコ屋がある。

「此処はクギが甘いんや。出るでぇ」最初の3日ほどは簡単に負けたが、出してる人の玉の落ち具合を暫く見ているとコツが解った。

此のお店は終了が2400円前後と可愛い。





其の後連日、勝ちまくりの終了しまくりで隣の主人は負けまくり。お小遣いは増えまくりで結構贅沢しました。





2年ほどして「あんた、上手いなぁプロか?」ってパチンコ屋の主人が言い寄ってきてからピタッと止まってしまった。

「何か小細工しよるなぁ?」って感じて「このお店で打つのはやめたが得」って早々に手を引いた。

でも「プロか?って嬉しい響きやねぇ~当時は悦にいってたねぇ」















買った玉を台のお皿に入れて親指加減で打つ時代のパチンコ。天のクギ上でパラパラと弾かせて両脇に流れ落とす打ち方が面白いように入る。

「チューリップを開き放しにさせるんよ」隣の主人に教えてた。ザッザッザッと奥から出玉に押されて皿の上に溢れてくる。「負けなしやなぁ」


















独り言-其の八十九 『淀川の虹』

2011年06月04日 | 日記






もう弐十年は昔のことですが、大阪の高槻を流れる淀川で鯉釣りをしていて、

快晴だった空がにわかに曇りだしたかと思うとピッカアッと稲光とともに耳を劈(つんざ)くような雷鳴が轟いた。

「こらぁマズイは、橋の下に避難しよう」淀川に流れ込む桧尾川って云う小さな川に架かる橋の下に逃げこんだ。





此の辺りの河川敷は広大で雨を凌ぐところは他に無い。バチッバチッバチッと大粒の雨が乾いた土の道路を叩くように降ってきた。

雷が暴れまくるように轟く中、バケツをひっくり返したような豪雨となる。





「凄いなぁ」「此の橋があって助かったねぇ」当時、妹夫婦がこの近くの須賀町に住んでいたのでよく釣りを供にした。

足下を流れる桧尾川の流れが早くなり水嵩が増えだしている。辺りは雨しぶきで見通せないくらいの激しい降りようである。

20分程して「おっ、上がるよ」明るくなってきた。橋の下に日が差し込んできた。嘘のように晴れてくる。













「よし、止んだぞ」橋の下から這い出て、釣り場に戻ると向こう岸の西牧野から御殿山辺りになるかな?

端から端まで欠けることなく180度の見事な虹が、東の空一杯に架かっている。





「おおー凄いなあ」「こんな綺麗な虹は初めて見たよ」「自然はいいねぇ」「いいですねぇ」なんて感嘆しつつ

消えて無くなるまで長い時間見やっていました。














独り言-其の八十八 『しがみつく』

2011年06月04日 | 日記







ユーチューブで東日本大地震の大津波最新映像を片っ端から観ていて「疲れてしまった」

映像を観てるだけで疲れるんだから、実際に現場に居合わせた人々の衝撃と恐怖から来る疲労感なんてのは半端じゃなかったろうね。

「しかし、改めて津波ってのは恐ろしいもんやねぇ」 あれだけのめに合いながら、





助かった現地の人々は、また同じ低地に家建てて住みたいと口揃えて仰る。「・・・う~む」である。

ボロクソのボロボロに叩かれた菅首相も採決寸前に「秋以降に辞める」なんて云っておいて一難クリアしたら「一月まで」延ばしてる。

まあ、しかし、秋以降には違いないか。しかし、此の人は「何がしたくてしがみつくのかねぇ?」此の人も「・・・う~む」やね。





















カメレオンの独り言