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電車が走り抜ける音や、車やオートバイ等が走り去る音など聴いてる積りだけどね? カラスが「アホ~」「アホ~」って啼いてる声も
しっかり聞こえてる積りだけどね? ベランダで一服してる時、風の音も聞いてるよ。実際は、聞き漏らしが多いのかな?
隣の奥さんがヤイヤイ怒ってるのを聞いて喧しいと思ってんだから聞いてるはずなんだけど? 聞いてないのかね? 雑音なのかな?
最近、ちょっと、ヤバイんではないかと思って来たよ。オレは、そんなの笑ってるけど、確かに聞き漏らしてるなあと自覚してきたね。
昨日、いつも遊びに来る若者から電話があったんだけど、相手が話してる言葉が聞き取れないんだね、あれ?って慌ててんだけど
聞き取れない。一言でいいから声を大きく話してくれって云ったら 「あっ」って反応を確認してるけど、其のあとの言葉が聞こえない。
オレは、もし不自由が身に強いて起きるなら、耳だねってよく云ってた。別にお願いしてる訳じゃないけど、其の不自由が来てるみたい。
映画を観る時はヘッドホーンを小さめにして観てて不自由はないと思ってたけど、我が母国の言葉が聞き取れない。
字幕スーパーで外国の言語を理解してるけど、耳を澄ませて聞いてたら 「シャラップ」なんて英語で発音してるよ。通じてるみたいだね?
どちらかと云えば静寂なる時間をこよなく愛するタイプだから、オレとしては困らないけども、どんなもんじゃろかいね?
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『風と共に去りぬ』
昔の西部劇で、当時、受けた刺激が蘇ったよ。アマゾンプライムの有償の棚に 『シャロンの砦』1955年公開のアメリカ映画を調子に乗って、
思わずクリックして観たよ。ビクター・マチュア主演だね。此れが面白いの、共演してる役者が、昨日観た 『コマンド』の主役ガイ・マディソン、
軍曹役のジェームズ・ホイットモアも出てんの。当時、活躍してた頃なんだね。此のジェームズ・ホイットモアは印象深い脇役だった。
いかにも強者(つわもの)、インディアンなんか捻り潰してくれるわって軍曹役が板についてたよ。『シャロンの砦』では、ビクター・マチュアの
育ての親的な間柄で開拓民の男を演じてた。でも、インディアンの襲撃に追われて撃たれて死ぬ。いかに強者でも弾丸は防げない。
ビクター・マチュアは、無学無教養な粗野な野蛮人そのもの、「おまえと似てるな?」 笑っていいのか、泣いていいのか、ちょっと似てたね。
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『シャロンの砦』1955年公開 アメリカ映画 ビクター・マチュア アン・バンクロフト
砦の司令官の夫人に横恋慕、人が居よう居まいが場所も選ばず乗っかっていくような男、「どんな奴や?」 マチュアが夫人に色目を使ってるのに
気付いていても知らぬ顔、妻より出世が大事、南北戦争のシャイロの戦いで受けた不名誉を挽回することに全力の司令官。
此の司令官、何処かで見た顔と思ったら気づいたよ。『西部開拓史』の幌馬車隊の隊長役してた。エモい男だよ。此の時からエモい男のまんま。
デビー・レイノルズに惚れ込んで振られても振られても諦めない自信満々の男を演じてた。結局は振られたけどね。
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『西部開拓史』 幌馬車隊の隊長役 ロバート・プレストン
此の映画 『シャロンの砦』は、当時は観ずままだった。スクリーンとか映画の友の映画雑誌で目にしてたのは憶えてる。
ビクター・マチュアは、当時、大スターでいろんな映画に出てたけど、なんか好かん役者だったね。こいつは、何人(なにじん)や?
と思ってたよ。兄弟内では、「ちょっと、待ちや」を「ちょっと、待ちゅあ(マチュア)」 なんて云って流行らして受けてたよ。
此の人の映画を観たのは 『今は死ぬときでない』(1958年公開)の戦争映画だったね。親父に連れられて道頓堀の東映(邦画)劇場隣の
地下(洋画)劇場だった。ビクター・マチュアは暑苦しい奴だったよ。此の 『シャロンの砦』の時も一緒、糞暑苦しい男のままだったよ。
身体は嵩高いわ、声はデカいわ、馬鹿笑いするわ、アホ丸出しやわ、気恥ずかしくなるよ、 「おまえと似てるな?」 ちょっと似てるね。
コラッ、ちょっと待ちゅあっ。思わず言葉を遮るよ、まったく。こんなの観てたらオレが萎えるわ、観なきゃ良かったよ。
砦の副官をガイ・マディソンが演じてる。人間的に好感を持てるマチュアを影になり日向になり応援してる。
『コマンド』の時のガイ・マディソンの印象が薄いんだね。恰好良かったのは憶えてるんだけど、当時の彼の顔が薄らボケてたよ。
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『シャロンの砦』 ジェームズ・ホイットモア ロバート・プレストン
『シャロンの砦』を観て思い出しそうなもんだけど、当時、国際地下劇場で観た時の彼の顔が思い出せない。主役で売れる人ってのは、
こんなのが大きく影響してるのかね? 鮮烈な印象を与える個性でないと永遠にはなれないのかも知れない。軍曹役のジェームズ・ホイットモアなんか、
脇で光ってずっと覚えてた役者だよ。オレ的には、なんとはなしにイメージ的に名優スペンサートレイシーとダブるんだね。
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『シャロンの砦』 ガイ・マディソン ジェームズ・ホイットモア
ただ男前だけではいかんのだね。『シャロンの砦』のガイ・マディソンを観てると、そんなのを思うね。線が細いんだろうかね?
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『シャロンの砦』 アン・バンクロフト ビクター・マチュア
オレは、西部劇を観てて、いつも思うんだけど当時の女性のロングスカート? ドレス? 姿ってのかね? 美しく感じるね。
子供の頃は、映画で女性が出張って、男の世界を掻き乱すのは邪魔だから腹が立つんだけど、そうでもないなって解った頃からだね、
其の存在の必要性に目覚めてのち、其の姿が素晴らしいデザインの衣装やねえって頷けたよ。ホンマ、綺麗なんだね。
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『荒野の決闘』 ワイヤットは馬を下り帽子をとり言葉を交わす クレメンタインは町へ残り学校の先生になるという
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『荒野の決闘』 一度故郷へ帰り用事を済ませたら、また牛を追ってくるので必ず寄ると約束するワイアット
アメリカみたいな国でも、当時は、女は女らしくってのが、其の衣装に現れてたね。取り立てて云えば 『荒野の決闘』のラスト、
ワイアット・アープのヘンリー・フォンダが焦がれる教師の女性に別れを告げ、馬上から 「いやあ、実にいい名だ、クレメンタイン」
と云って去り往く。遠く走り去るワイアット・アープを見送るクレメンタイン(キャシー・ダウンズ)の姿が瞼に残るね。
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『荒野の決闘』 クレメンタインの頬にキスをし握手をして馬に乗る 馬上から 「実にいい名だ、クレメンタイン」と告げる
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『荒野の決闘』 クレメンタインは、果てしなく広がる荒野に向かい去りゆくワイヤットの姿を見送っていた
此れもワイアット・アープをバート・ランカスターが演じてた 『OK牧場の決闘』 真面目で朴訥なバート・ランカスターが
ロンダ・フレミングを馬車で散歩に誘う。紳士のバート・ランカスターが馬車から両脇支えに抱き抱えて下すんだけど、其の様子を
見やりながら 「綺麗だなあ~」って、内緒でときめいたのが子供の頃だったね。そうして彼は目覚めていくんだよ。 「おまえか?」
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『OK牧場の決闘』 バート・ランカスター ロンダ・フレミング
オレ的には、ロンダ・フレミングが好きなタイプじゃないんだけど、此の映画では、淑女ながら女賭博師の役柄が似合ってたんだろうね。
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『OK牧場の決闘』 バート・ランカスター ロンダ・フレミング
綺麗な人はいくらでも居るんだけど、いざ写真となると出て来ないもんだね。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラを演じた
ヴィヴィアン・リーも綺麗だったけど豪華に贅沢に着飾った衣装じゃないんだね。そんなのには、あまり魅かれないね。
常日頃の生活の中で清楚な感じを受けるところがいいと思うんだけどね。
『シャロンの砦』では、功を焦って無謀な突撃で指揮官もろとも全滅する。副官のガイ・マディソンが戒めるんだけど、此の男は
訊かないんだね。「突撃」って号令されて着いていく部下は迷惑もいいとこだよ。軍の規律に嫌気がさしていた案内人のビクター・マチュアは
一旦、砦から脱走するが危ない状況を見て見ぬ振りが出来ずインディアンの大軍が待ち伏せしていることを命を賭して知らせる。
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『シャロンの砦』
しかし、指揮官は、もう、止まらない。「突撃」って敵の真っただ中に攻め込むんだね。カスター将軍の第7騎兵隊みたいな按配だよ。
マチュアの父親代わりのジェームズ・ホイットモアも、先に指揮官の指示で斥候に出てるんだけど、
インディアンの大軍の真後ろで見やっていたマチュアは必死に銃を発射して状況を知らせるんだけど、時遅し、襲い来るインディアンと
遭遇、銃撃に倒れる。後方に陣取っていた歩兵部隊も突撃態勢に入ろうとしたが、マチュアが必死に退却を指示して砦に引き上げさせる。
ストーリーは、至って単純なんだけど見せる場面の据え方かな? 昔の映画には情緒かな? 人への配慮があるように感じるんだね。
指揮官の夫人に、大胆不敵にも愛を打ち明けて、「愛してる」って抜き打ちの袈裟懸けで 「オレの足らないところを補って欲しい」と
想いのポイントもキッチリ伝えるところなんかアホでは云えないよ。 「おまえは?」 しどろもどろだから笑って、軽薄って馬鹿にされる。
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『シャロンの砦』 ビクター・マチュア アン・バンクロフト
あまりに野生的で飾り気無しで野蛮人でストレートタイプだから指揮官の夫人の心は動揺してハートに火が点いて 「負けそう」ってなってる。
話は後先狂うけど、砦を脱走した彼を砦の見張り台から見やって気を揉み 「ちょっと待ちゅあ~」って内心叫んでる。
留守の砦を預かる副官のガイ・マディソンは、二人の成り行きを薄っすら感じ取ってはいるけど余計なことなど云えないから口出ししない。
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『シャロンの砦』
そして、インディアンの大軍に追われて歩兵部隊を指揮しつつマチュアが砦に戻って来る。砦に入れば反撃は有利、態勢を挽回して危急を
脱した。平穏な日々に戻り、副官のガイ・マディソンは、マチュアの功績を讃え正規の軍に入隊の上、陸軍騎兵軍曹に昇進させる。
たなびく星条旗に敬礼、「解散」と号令して振りかえれば、そこには微笑みながら頼もしげにマチュアを見つめる夫人の姿があった。
父親代わりのジェームズ・ホイットモアが生前に 「おまえとは釣り合わないから忘れろ」 「不幸になるぞ」と云い含めて諦めさせる
シーンがあったけど二人は仲良く行けそうな感じでハッピーエンドになってたよ。
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『シャロンの砦』
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『シャロンの砦』
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『シャロンの砦』