脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

リフォーム

2012-03-28 20:59:36 | 日記 2
娘が3歳のとき、台所、お風呂、トイレの増改築をした。

当時は娘がすくすくと
私以上に大きくなることなど想像もできなくて…(笑)
娘は成長しても
お風呂もトイレも介助が必要で
介助スペースを確保するために
お風呂とトイレは再度リフォームした。


そのとき、
洗面所とトイレとの間にあった壁を取り除き、
洗面台にもこだわって
自分たちが年をとって車椅子になっても使えるように工夫した。
おかげで
夫が車椅子になっても、
トイレだけは困らなかったのだけれど……
あのとき、
どうしてあんなに洗面台にまでこだわったんだろう…

私が今乗っている車は
夫が病気になる前の年に購入した。
夫は新古車やあまり距離を走っていない車を見つけて来るのが上手だった。
色や車種にこだわらなければ、
超お買い得の掘り出し物探し(笑)。
今の車も
車屋さんが
販売ノルマ達成のために登録したとかで
ほとんど距離は乗っていないものだった。
軽自動車だけど、
ドアが90度開き、
助手席側はセンターピラーがないので
夫を車椅子から移乗させるとき
車椅子をぴったり車につけることができてとても助かった。
なぜあのとき、
あの車を探してきたのか……


すべては単なる偶然なのかもしれないけれど…
すべてが
夫の病のための準備であったようにも思え…


やっぱり
「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返す毎日…

2 コメント

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Unknown (カズリン)
2012-03-29 09:32:58
ご無沙汰しています。
ブログは、拝見していますよ。
ありますよね!
単なる偶然かも知れないけれど、病気の準備?だったのかな?と不思議な事が主人もたくさんありました。
こだわりが強くなりましたね。

先日、受診でいした。
先生が、先がそんなに長くないのだから どう生きるか??を考えて下さいみたいな事を言われ、脳腫瘍は普通の癌と違うから、どう生きたいと思っても思う様に行かないのでは?
なんか、しっくり来ませんでした。
再発はしていませんが、足が段々、弱くなった感じです(ヨチヨチ歩く)
ステロイドのお陰で食事は決まったのは食べれる様になりました。
痴呆症の様な症状は酷くなりました。
脳は本当に残酷な病気ですね。
すぐに泣いてばかりいます。
手術して、一年5ヶ月。
季節感の無い日々を、あっと言う間でした。
先日、うぐいすが鳴いていました。
春ですね・・

ごんままさんも身体には十分に気を付けて下さいね!
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カズリンさんへ (ごんまま)
2012-03-29 21:28:50
コメント、ありがとうございます。
ご主人、再発してなかったとのこと、よかったですね!
お食事も少しは召し上がれるようになられたんですね。


夫の名古屋の主治医も
似たようなことを言われました。
「風邪のように治る病気ではないから」と、
上手に病気と付き合い
今の症状を受け入れて
少しでも明るく楽しく
大切な時間を「幸せに」過ごせるようにと
繰り返しおっしゃってくださいました。
私は、ドクターのそのお言葉に
支えていただきました。

本当に、
脳腫瘍の症状は残酷ですよね。
夫が夫でなくなっていくようなつらさ、せつなさは
今思い出しても胸が締め付けられるようです。
でも、いろいろなことがわからなくなっても
夫は最後まで家族への愛情を忘れませんでした。
きっとご主人のお気持ちの中にも
ご家族への愛情がいっぱい溢れていらっしゃると思います。



もうすぐ暖かくなりますよね。
ご主人との穏やかな時間がずっと続くことを
心から祈っています。
カズリンさんも
ご自身のお体も労わりながら
幸せな時間を過ごしてくださいね。
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