脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

はじめての・・・

2012-04-25 21:08:08 | 日記 2
今日は地区内の方の告別式だった。
夫がいなくなってはじめての・・・
田舎だから
斎場も同じ・・・

田舎には独特のお付き合いがあり、
夫がいなくなって
私にはわからないことがたくさん。

まず、
なくなられた当日の夜
地区の人達が集まって
お手伝いをどうするか
ご当家のご希望を伺いながら決めなければならない。
お手伝いは男の人たちだけしかできないのだけれど
その相談に女の私が参加していいのかどうかもわからなかった。
あいにく
なくなられた日は仕事が遅くなり
娘も帰宅する日で・・・
そこからすでにつまづいてしまった。

昔からの家と家のお付き合いの程度により
籠盛や生花を持つのだけれど
その注文のタイミングもわからなくて
結局、ご当家の方に直接電話でお願いすることになってしまった。

初めての経験なのだからしかたがない・・・
これからも
こうして
いろんな「初めて」を経験しながら
少しずつ
「世帯主」になっていくしかないのだろう。

山の中の我が家では
どこに行くにも
車でしかいけないのだけれど
夫に頼りきってきた私には
知らないところへ
自分だけで運転して出かけることは
とてもハードルが高い。
それでも
娘のためにも
出来るようになっていくのだろうか・・・

毎日毎日が「初めて」の連続で
途方にくれながら

それでも
お付き合いを何よりも大切にしてきた夫の思いを
大切に受け継いでいきたいと思う毎日・・・

あなたみたいにはうまくできないけど
私を支えてね・・・