5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

新しい緑

2019-06-12 21:25:47 |  文化・芸術
深夜の雷雨は朝には上がって陽が輝いた。雨に洗われた公園の樹々はひときわその緑をくっきりと見せている。緑といっても濃いものから薄いものまで様々あり、そのランダムパターンがパレットの絵具のようだ。鳥たちの囁き合いもひときわ賑やかな、梅雨の晴れ間である。「しら雲を吹き尽くしたる新樹かな」江戸時代の俳諧師、椎本才麿のこの句は、高橋睦郎の「百人一句」に載っている。バルビゾン派か印象派の絵を見るように新しい。 . . . 本文を読む