5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

いぶし瓦の蔵屋根

2014-04-21 22:10:47 |  文化・芸術
大正昭和期の浮世絵版画家・川瀬巴水は近代風景版画の第一人者と云われ、懐かしくも美しい日本の風景が人気だが、その昭和10年の作に「尾張半田新川端」という1点がある。 描かれているのは雪の積もった蔵屋敷の並ぶ運河端を大きな傘をさして遠ざかる男の後姿、その後を子犬がちょこちょこと付いて行く、ちょっと寂しげだが趣ある構図だ。たしかNHKの日曜美術館が巴水の展覧会のタイミングで取り上げた作品の中にあったも . . . 本文を読む