5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

生きものたちの部屋

2011-06-15 22:12:09 |  書籍・雑誌
古本屋チェーンで買った宮本輝のエッセイ集「生きものたちの部屋」(新潮社・95年刊)を読んだ。14の掌編が200ページほどに収まっている本だからサラリと流せた。 望月通陽の装丁やエッセイの区切りに挿入してあるモノクロのカット画もなかなか洒落ている。初出は殆どが92年~93年にかけて出版された宮本輝全集の月報に載ったものらしい。 「西瓜トラック」という短編に付けられた安久利徳の挿絵の額に始まって、 . . . 本文を読む