大型連休も5月に入り終盤に差し掛かった頃のことです。21時15分頃お店に到着すると外待ち無し。直ぐに入店すると店内待ちも無く
カウンター席には空席がちらほらといった状況。入店から約10分で、令和初のラーメンが配膳されました。
大ラーメン豚入り、大蒜。
平たい形状で熱々、前回「そろそろ小金井から大きい丼持って来なくっちゃなぁ。」等と随分と脅かされた割には控え目の量です。
盛り上がった部分は、口に運ぶと歯や舌に纏わりついてくるようなモッチモッチの、スープに浸かった部分は、噛むと弾き返して来るよう
な弾力を持ちプリッとした食感です。
サブ丼には野菜と豚、美しい盛付けです。
茹で上がった際の熱を保ったままでしんなりとしたもやしと、高比率の大胆にカットされたキャベツで構成された野菜。
豚は厚く切られたものが5つ。カウンター席に案内されてから「豚増しする?」とのお誘いを頂き、お願いしました。閉店間際だったから
かと思いましたが、見ただけで柔らかさを確信する豚。その出来に自信があったからこそのお誘いだったのかも?
外周部分にのみ脂身が存在しますが、全体的に柔らかくジューシーな肉質の豚。
臭み等は全くなくサクッと歯が入ります。
この中ではプルッとした甘い脂身が比較的多めの豚。
赤身に適度なサシが入った豚。
赤身多めながらもパサつき等は一切感じない柔らかい豚。どの豚も初めに抱いた期待を裏切らない出来でした。
豚出汁と調味料の甘みが醸し出すコクと円やかさが前面に出て、液体油がしっかりと層を成しながらもしつこさとは無縁のスープ。
ほんの僅か、酸味を舌に感じたのですが、それがスープからなのか大蒜からなのか野菜からなのか、それとも馬鹿舌だからなのかは分かり
ませんが、咄嗟に、本店で修業中の店主さんに提供されたラーメンでも経験したなぁとの記憶が甦りました。
大蒜は細かく刻まれた優しい辛味を放つもの。
18分程で完食。豚増しにした為かかなりの満腹感も、胃もたれは感じず。新規開店前は、月2回までの訪問と決めていたのですが、大型
連休中にもう一度訪問の機会が作れそうだなと考えながら、JR南越谷駅へ向け歩き出しました。