平成最後の木曜日の訪問です。16時頃に到着すると行列は16人、今日は多いなと思い周辺を散策。17時を知らせる
メロディーが流れる中、さらに伸びて24人となった行列の最後尾に並びました。そして、私の後ろに1人並んだ直後の
17時06分に宣告となりました。
大豚、大蒜多め+生卵。三塁側カウンターに着席したので麺の盛り具合が確認出来ず、前回のことが頭を過ぎり野菜増し
は自重しました。
麺丼です。最終ロットは、私と大豚固めを注文した方の2人。大豚固めの配膳が終わった後、私の分と思われる麺が新た
に茹で鍋に投入され、数分で麺が丼に盛付けられました。それは両手で抱えるほどの量でしたので、恐らく私に提供され
た麺全てだったかと。とすれば本来麺は数分で茹で上がるものの、お客さんが食べる時間を確保する為等の理由で、普段
は水を注ぐ等し時間調整しているのかもしれない等と考えながら、丼を受取りました。
この日は、頂上部に固形脂が確認出来ない代わりに、そのザラつきを舌で感じる程の量のグルエースが振りかけられてい
ました。
口の中では見た目以上に細めに感じる麺はボソッとして、小麦粉の存在が直接伝わってくるような舌触り。
スープを吸いつつもしっかりとした弾力を持ち、プリッとしているのでリズムよく啜れます。
野菜丼には、野菜と豚と大蒜。ちょこんと載った野菜に店主さんの盛付へのこだわりを感じます。野菜増しにすると、豚
の上の量が増えるのかな。
野菜は熱々で火傷しそう。ワイルドにカットされたキャベツにはしっかりと火が入って甘みを放ち、そのままでも美味し
く食べられます。
もやしは歯応えが残る茹で加減でバリバリと食べ進めました。
豚の出汁や調味料による甘さが前面に出て、しょっぱさは控え目の円やかなスープ。
固形脂や液体油たっぷりなのにしつこさを感じないのは、醤油ダレが効いているからでしょうか?
見た瞬間、甘い脂としっとり赤身を確信した豚。
タレが全体に良く回って舌の上でとろけるように崩れた豚。
周囲の甘い脂とフワッとした赤身で構成された豚。
ねっとりとした脂身多めの端豚。
分厚くカットされ、この日のNo.1に認定した豚。スープに浸し少し熱を加えてから食べることに。
柔らかさと脂の甘味が増して一層美味しく。一気に頬張りました
赤身メインながら、柔らかくしっとりとした肉質で、結合部分の脂身で分離してしまい原形を留めていない豚。
大蒜は多めで、野菜や麺に絡めて食べると丁度良い辛さ。
今回は生姜ではなく生卵を選択。最後に麺と絡めて食べました。心なしかいつもより黄身が濃かった気がしました。
約15分で完食。店主さんはかなりお疲れの様子で店奥で休憩中。丼をカウンターに上げ「ごちそうさま。」と挨拶する
と、助手さんから「これで適量?」と「はい。前回はさすがに、山になってましたからね。これ位が。」と返答すると呆
れたような表情。私は「前回より減ったこの日位の量が良いでしょう?」と言う意味に受け取ったのですが、助手さんは
「こんな量を食って平気なのか?」と言う意味で質問したようです。助手さんのリアクションからその事に退店してから
気づき、ちょっと恥ずかしくなりながら、JR御茶ノ水駅方面へ歩き続けました。