25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

トラウトの殺し屋

2007-10-20 06:29:38 | Weblog
10月19日
 18日は、
 「今日は移動日だったからビールでも飲んで寝ようね。」
と、思った。ところが、冷蔵庫にビールが無い。どうも小瓶を週に3本ぐらい消費しているようだ。Bevmo(注1)が、すぐ近くにあったのを思い出したので行く。
 かたつむり1号を転がしてBevmoまで走る。七転八倒+紆余曲折があり、「すぐ近く」に25分ぐらいかかってしまったが、閉店前にとりあえず着いた。ビール売り場の棚を上下左右にグルグル見回す。なんと!、モンタナ方面で飲み損ねた「鱒の殺し屋」(注2)がある。「ムースのよだれ」と同じ棚に並んで置いてある。「ムースのよだれ」はアンバーエールだが、これは普通のエールだ。ピスタチオをいっしょに買ってかえる。
 買って帰ったは良いが、少し寒い。こういう日はビールは止めにしよう、と、決心する。と、言って他に飲むものがあるかと考えたら、、、あった、あった。トレーラーのシートの下の物入れにサントリーの「響」がある。少し前に日本から飛んだ時に免税で買ったやつだ。とても失業者の飲むものではないかもしれないが、失業する前に買ったので、これは時効だ。
 ウイスキーを熱湯で割る。砂糖少々。大きめに剥いたレモンの皮をツイストして入れる。レモンは輪切りでも良いがツイストの方がカッコイイような気がする。 と、
 「え”っ?!、、、砂糖がない。」(注3)
 玄さんは砂糖を持っていないのだった。
 「え”っ?!、レモンもない。」
 玄さんはレモンも持っていないのだった。単なるウイスキーのお湯割りを飲むのに、すいぶん長くかかってしまった。

注1:Bevmoは、ここ数年カリフォルニアで拡大している
   酒屋のチェーン店。アメリカで拡大中かも。
注2:Trout Slayer
注3:「えっ」に濁点は、喉を潰した感じで「えっ」を発音す
   る。目を上に向けると更に良い感じに発音できる。

写真
 その「鱒の殺し屋」の箱絵と瓶。この会社のビールは、少しひねくれた名前の付け方や、箱絵の雰囲気、駄洒落が、いかにもモンタナの性格が悪そうなオヤジが作っている感じだ。まぁ、人の事は言えんが。
その割に、ここのビールは好感の持てる味なんだよね。




・6本入りの箱のハンドルに書いてある標語、
 「エール毎に大きなシッポ」
 が、このビールのモットーらしい。



釣り
 また、無し。
 玄さんは「鱒の殺し屋」を飲んで我慢するから、読者諸兄は箱絵でも見ながら、味でも想像して、我慢してくれ。


移動した。

2007-10-19 09:53:03 | Weblog
18日、曇り。かなり高曇り。
 移動した。この一週間は、下水とインターネットの無いRVパークだった。やはり不便だったので有料のインターネットとフルフックアップのある所に移った。ここのインターネットは有料。一週間繋ぎっぱなしで$16。泊まり賃は$31。やはり大分高い。今日は、釣りは、お休み。
 電気ポットを買った。これで、お湯を湧かすのにプロパンを使わなくて済む。プロパンは結構高いので消費は控えめに。
 それにしても16と17日は寒かった。カナダの西にグルグルグルグル渦巻いていた低気圧が、アラスカからカリフォルニアに冷たい空気をグルグルグルグルと送り込んでいたらしい。多少温暖化してもさずがにアラスカ、寒気の層が厚い。5時間ぐらい上半身雨の中で下半身は水中いたことになる。しまいに、体がこわばって動かないぐらいになってしまった。低体温症で死にかけていたのかも。気をつけなくては。

写真
 ブルーエンジェルスのビデオをやっとコンピュータに取り込んだ。その中からスティル写真を4枚。
・この日はプラクティスなので2番機と4番機は整備(?)で、復座の7番機が飛んだ。7番機って2機あるんですね。ちょっとボケてしまいました。


・飛行機のファットアルバート。バッタのフライのファットアルバートを聞いた時、「何だか馴染む名前だなぁ。」と思ったが、これが飛ぶのを見るまでブルーエンジェルス所属のC-130の名前だと思い出せなかった。


・中途半端なvaporの出方ですが、ほぼ音速です、、。この時には、取り損ねたカメラ小僧たちから、「くそ、速ぇぇぇ。」って、ため息が漏れます。


・このくらい細部が見えて、質感もあります。さすが、HDビデオです。


釣り
 16日は雨。18インチのを釣った所に行った。実は、このポイントには以下の三つのアクセスがある。
1.RVパークから入る。これはRVパークに泊まるとその宿泊費で
  良いのだが、泊まっていないとDayUseの料金がかかる。
2.もう一つは郡か市がやっている公園からのアクセス。これは今の
  所タダ。しかし、夕暮れで門を閉じてしまう。川でも見える所に
  いれば、閉める時に声をかけてくれるのだが、見えないとそのま
  ま閉めてしまう。出られないので野宿になった上に後で文句を言
  われる。
3.ぐるっと上流の橋を回り込んで、反対側から行く。これもタダだ
  が途中の道が極めて悪いのと、車を止めてから玉石の河原を相当
  の距離歩く。悪路の途中に例の難しい魚達が住むプールがあるの
  で、つい、挑戦したくなっる。その結果、負ける。

どれを選ぶか難しい判断だ。
 冷たい雨が降ったり止んだり。スティールヘッド釣りらしい天気だ。ハッチはあるし、ライズは少しだがある。ライズしている魚が小さいようなので、ファットアルバートを5Xに結んで底に比較的大きながありそうな所をシラミつぶしに叩くことにする。このフライは面白いもので、ライズしていなくても魚が底から上がってくる。「ジャボッ」とやるのだが、合わない。最後の最後で見切られているようだ。 なにか、もう、ひと工夫欲しい。結局、釣れず。

 17日は曇り後晴れ。曇りが続いてくれたら良いのに、2時頃から晴れてしまった。しょうがないのでお日様の下で釣る。
 公園から入り、早めにこのポイントを出て、イブニングは難しい魚の居るポイントに行く予定だ。嫌なものを見てしまった。ジェットボート2艘で来て魚を突いている。全員白人だ。完全にレグレーションに違反。少し北を流れるフィーザー川から来たのもしれない。フィーザー川もサケやスティールヘッドが居て、エサ釣りOKの上にキープもできる。こういう所はガラが悪いのが集まる。予備のロッドやリールを車に置いておくと窓を割って盗まれたりするとショップで聞いた。よって、フィーザー川には行かない。彼らも、玄さんが行って見ていると、そそくさと消えた。彼らのようなのが居ると、ユバ川もこれ以上の川にはならないだろう。
 ポイントには10分に一回ぐらいのライズが少し有る。いくつか試して#18のWBOで食った。30cmぐらい。あまり大きくないが、ここの魚は良くジャンプする。カメラを忘れたので写真が無いのが辛い。
 夕方から難しいポイントに引き寄せられるように行ってしまった。結果は、また、一回食っただけ。
 「ビー」と走って、ジャンプ、「ビー」と走って、「ブチッ」。
でナイロン6Xを切られた。プレゼンが下手な事もあるのだが、フルオロカーボン5Xでは食わない。それにしても、あっさり切られるなぁ。ここでライズしている奴は、かなり大きいようだ。
これで、このポイントには、釣れる範囲にでライズする魚がほとんど無くなってしまった。
それにしても、この2日間、寒かった。


ユバ、プール、3日目

2007-10-17 04:58:48 | Weblog
10月15日。朝少しだけ晴れ、後、曇り、後、かなりしっかりと雨。
 インターネットのコネクションがないので二日分をまとめて送信。

 スランプという言葉がある。英語ではslump。名詞と動詞があるようだ。
 ーーー スランプは、伸び率の低下ではなく、実際に落ち込むことだ ーーー
というような事を学校の教養課程の何かの教科で習ったよな気がする。「ははぁ、ん」と思いながら、同じ授業に出ていた他所の学部のちょっとだけ可愛い女の子を見ていたような気がする。若い時の記憶力はおそろしい。
 女の学生と言えば、大学の4年の時、同級生の妹が大学祭に来ていた。あまり書くと人物を特定できるので注意注意。とにかく、学生時代に見た2人の「べっぴんさん」の内の1人だ。
 模擬店の準備をしていた部屋で、ひと休みしてビールを飲んでいた。ずっと、ひと休みだったような気もするが、その話は、まぁ、いい、、。この妹が「べっぴんさん」だった。甲南女子大の1年生だったと思う。土台が良い上に、学校が学校だから化粧が上手。学校が学校だからファッションもファッション。ふっくら細い(ここが重要)。その上、若い。酒が入っていたので、せっかくの絶世の美女を前にして、バカ話をしていた。シラフではいっしょに居られないぐらいの「べっぴんさん」だったのだろう。で、ウイスキーをビールのチェイサーで飲む頃になって、いつの間にか寝た。気がついたら彼女は何処かに行っていた。「ううう、ウイスキーのばかやろぉぉぉぉ」。と思うのだが、不思議に、もう一回会いたいとは思わない。「ブスは慣れる、美人は飽きる。」というが、たったあれだけで飽きてしまったのか。それとも、二日酔いと、あの「べっぴんさん」のイメージが重なるからなのだろうか。
 もう一人は阪急電車の中で見た。後ろの車両から前の車両の歩いて行った。同じ車両に乗っていた男の全部全員が「あー」とバカ面で見送るような「べっぴんさん」だった。あの女、バカどもを
 「あー」
っと、言わせるためにやっていたのかもしれないが、それをやっても許されるような「べっぴんさん」だった。
 それ以来、イエローストンのフランス人姉妹まで「べっぴんさん」を見ていない。色々を書いたが、言いたいのは、  
 ーーーー べっぴんさんは、少ない。 ーーーー
と言うことだ。

本題のスランプの続きは釣りのコーナーで。

写真
・ユバ川のサケのジャンプ。膝より浅い所だ。レインボーの尾びれの形ではない。
ゆったりしたジャンプ(ライズ?)で顔を出したり、


派手にジャンプしする。 でも、しっぽだけ写った。


釣り
 また、釣れなかった。今日も1回食っただけ。それがスッポ抜けた。1日に一回か二回のバイト、それがスッポ抜けるとその日は終わりだ。
 それはそうと、サケが目の前でバシャバシャ産卵行動をしているのは昨日書いた。それをライズを待ちながら「ぼーっ」っと見ていると、その5mぐらい後ろで、時々、大きな魚がライズ。ちょうど、クジラが呼吸のために水面に出るような具合に、
 「ザッ、バッ」
とライズする。向こう岸なので届かないのだ。昨日の、大きくて無神経な白人は渡っているのだ。試したら流されそうになった。こっちは、足が短いのと、体重が足りない。その上、耐寒性能の差でこっちはフリースのズボンの下にパンティストッキング。この厚みが効率良く浮力を作り出す。くそ冷たいマジソンに半パンで1時間以上入っていた無神経な釣り師がいたが、若い白人の大部分はウェーダーの下は薄いジーンズだけなのかもしれない。

 ぐちを言ってもしょうがないので、次は少し易しいポイントに入ることにする。これで釣れなかったら本当にスランプだ。

ユバ、プール2日目。

2007-10-17 04:53:37 | Weblog
10月15日
 今日も晴れ。少し風がある。天気予報の雲はどこに行ったのかと思えば、シアトルの辺りで雨を降らせている。
 北カリフォルニアのこのくらいの町になるとRelysがある。ベイエリアのRelysにはポッキーがあるので、ここでも置いているかと思って行ったら有った。ちゃんとグリコのポッキーだ。アメリカのポッキーはセコく13本ではなくて20本が2袋入っている。値段も高くて$2.89だ。ここにはグリコがライセンス契約している会社が作っているポッキーがあるが、少し味が違う。もう少し甘っちょろい味がしてビスケットの部分が粉っぽい。今度見つけたら写真を載せよう。

写真
・ユバで数少ない早めの日陰になるポイント。良さそうなポイントだ。ただし、バックキャストがほとんど撮れない。その上、ここにはポイズン・オークがある。漆と同じように激しくかぶれる。知らずに行くとひどい目にある。以前、この植物の事を知らずにさわった。その後で顔を触った。ものの見事にかぶれた。人相が変わるどころか、顔が倍ぐらいに膨らんで人相が無くなった。今は分かるから大丈夫だが、死にかけてステロイドの注射で助かった人の話を聞いたことがある。




・14日夕方。左が下流。良いサイズの少しだけ派手目のライズをした。そろそろ魚の写真が欲しいなぁ。


釣り
 14日は、悩んだ結果、13日に続いて難しい方のポイントに行った。難しい。ああ、難しい。結果から書くと、釣れなかった。
 大きな魚は、サケの卵を狙って下の瀬に居るようだ。日が落ちた後に上のプールに出て来てライズするようだ。日が落ちた後、良いサイズの魚のものだと思えるライズが5つある。その内2つは遠すぎて届かない。これまでフッキングして後悔した魚は2匹だけだ。その3匹目になりそうな大きな奴が一つ混っている。見た時はサケがライズしているのかと思ったが、川に上がって水面の虫を食う話は聞いた事がないので、鱒なのだろうと思う。
 ハッチは混合。数は自体はそれほど多くない。メイフライが大小2~3種。テールが異様に長く見えるのはガガンボかもしれない。カディスが大小濃淡で4種。同種のオス&メスかもしれない。ミッジは何種ぐらいいるか見当が付かない。
13日にメイフライを試したので、カディスを重点的に試す。結果、#18のナチュラル色のエルク・ヘア・カディスに反応する。ティペットはナイロンの5Xを使っていたのだが、フルオロカーボンの5X、更に、フルオロカーボンの6Xに落とすと食った。食ったが、潜って、走って、そのまま切られた。ここで時間切れ。
転びかけてウエーダーに少し水が入った。釣りとは面苦しいものだ。

ユバのプールのポイント

2007-10-15 07:32:11 | Weblog
13日
 ユバ川で一番タフなポイントに行った。相変わらず辛いポイントのままなのだろうか。
14日
 今日もカンカン照り。曇り時々晴れの予報は何処か遠くの空に飛んで行ってしまった。これから16時頃に川に出勤の予定でスタバでブロクを送信する。
 かなり暖かいので、フラッペチーノの飲みたいと思ったが、砂糖が大量に入っているので泣く々々見送る。Non Fat Green Tea Latte(以後NFGTLと略す)の冷たいのも良いと思うが、これにも大量に砂糖をブチ込んであるので見送る。結局、いつものNon Fat Latteである。日本のNFGTLもあのぐらい砂糖をブチ込んであるのだろうか。ほとんど、ミルク1カップに砂糖1カップ。それに緑茶の粉を小さじ1/2の感覚だろう。日本人の感覚には、到底、馴染めないと思う。思ってはみたのだが、最近は、日本でも御飯を食べながらコーラを飲める奇怪な人種がはびこっているらしい、、、うーん、そのままかも。日本に行ったら、ポッピーの濁り酒割り共々試したいものだ。

写真
 くだんの難しいポイント。岩の手前から下流の瀬にかけてかなりの数のライズがある。三々五々という感じで、あまりシャキッと続かない。んで、これが釣れない。このプールのすぐ下流の瀬にはサケが集まっている。飛沫を飛ばしてバシャバシャやっている。

 このポイントは、風が吹かないと機には水面にほとんど波がない。水は透明度が高い。魚がエサを選ぶ。食いが浅い。手前が深くて近づけない。手前の方が流れが速い。夕方は逆光。ホワイトフィッシュが居る。ちょっと近づくとライズが止まる。
 結果は相変わらずだ。ほとんどボーズ。1回食ってバレた。食いが浅い。アンチャンが
 「そこの魚はタフだぞ。そこで釣ったことがない。」
と言いながら下流をバシャバシャ渡って行った。そのせいで、しばらくライズが止まった。彼の雑な神経では釣れんでも不思議は無い。彼にはラッキーだけのサケ釣りがお似合いだと思ったら、サケの所に行って何かしている。結局、暗くなってもしつこくサケにご執心。しかし、彼も釣れた様子はない。密猟者かな。

釣り
13日
 6Xに#18の黒いカディスで一回食ったがバレた。言い訳は写真の解説を参照。

14日
 さて、どうしよう。昨日のポイントに再挑戦するか。違うポイントで楽するか。違うポイントでボーズ食ったりして、、、。

ユバ、晴れと雨

2007-10-14 07:33:21 | Weblog
10月13日
 12日は朝から雨。ヤボ用でサクラメントまで行く。ついでにフライショップに寄る。カリフォルニアのフライ釣りの店には意外なほど日系人経営の店が多かった。この店は日系3世の人がやっていたのだが、どうも手放したらしい。行きは70号、99号、5号を通った。帰りに65号を通ってみることにする。驚いた。巨大なモールができている。一部はまだ工事中だが、ほとんどの店は開業している。この辺りには300mのライフルが撃てるレンジが在ったはずなのだが、きれいに無くなっている。
 13日は晴れ。天気予報では晴れ時々曇りだったのだが、雲量1以下の快晴。ユバを偵察したが、川もカンカン照りでライズはない。YSのマジソンぐらい曲がりくねっている上にガケがそそり立っていると、大抵何処かにライズを期待できる陰ができているものだが、この川にはそんなものは無い。トレーラーに帰ることにする。16時頃から再度川に行く予定。

写真
 この二つは飲み損ねたビール。コロラドのビールということだ。ゴールドストーンはアンバー・エール。もう一つのダムゼルは小麦ビール。小麦ビールは日本ではビールではなく発泡酒に分類されるはずだ。店の棚にあるのを撮影したのでストロボの反射が入ってしまった。残念ながらボトルの写真はない。





 ビールと言えば酒。酒と言えば、つまみ。「酒とつまみ」とタモリクラブだ。タモリクラブでホッピーと称する物で濁り酒を割ったものを紹介していた。玄さんは、ほとんど飲みに行かない人なのだが、日本に行った時に是非一度飲んでみようと思っていた。ただ一回のチャンスの熊本の飲み屋で、
 「ホッピー有るか?」
と聞いたら、注文取りのにいちゃんが
 「すいません、ホッピーは置いてないんですぅ。」
と返事する。馬刺に濁り酒のホッピー割り。じゅるじゅるなのにぃ。田舎は困るぅ。ホンマに置いてないんか、知らんのか、どっちやろ?

釣り
 12日の夕方、雨が上がったので川まで走った。途中、会社帰りの人達なのだろうか、ひどい渋滞に合う。川に着いた時には空に残っていた厚い雲と夕暮れでフライがほとんど見えない。時間切れでアウト。

ユバ、偵察日

2007-10-13 05:44:20 | Weblog
10月11日
 朝のニュースを見ていたら、ドライブ・スルーのインフルエンザの予防注射ができるようになったそうだ。薬局でもインフルエンザの予防注射ができて、医者に行くより安い。それが、もう一歩進んで、道端で注射になってしまった。マクドナルドのドライブスルーよろしく、車を止めて金を払うと、やおら、注射器と消毒綿を持った看護婦らしいおばさん二人が両側から近づいて、「ブスッ」とやって「バイバイ」となるらしい。
 そういえば、中国の歯医者は、自転車に足踏み式の歯をゴリゴリ削る道具を取り付けて道端で開業するらしい。医療は、先端になっても、原始的になっても道端コンシャスになるのだろうか。

写真
・ユバ川の河原の石。白っぽいのが分かるだろうか。石英だ。大抵の石英は、ほんの少し金を含んでいる。この場合、金は、カネではなくキンと読む。つまり、Goldだ。 で、次の写真。


・ユバ川の夕暮れ。向こうの丘のようなもの。高さは10mぐらいある。これがかなりの範囲で広がる。全部人間の仕業だ。金を掘った後に出た土砂の山。今、ユバ川は、サケもマスも住む川に戻ったが、その昔、この川はゴールドラッシュで完全に死んだのだ。
 今でも、この川は金が出るそうだ。大の男が一生懸命やって300ドルぐらいにしかならないらしいから、変な考えは起こさないように。



・ユバ川の河原に咲いていた花。豆の仲間だと思う。春に咲くこれと同じような花は、タイムスリップしそうなぐらい良い香りがする。違う花のようには見えないのだが、この花は香りがほとんどない。



釣り
 今日は少しだけ移動と川の偵察。釣りは無しでした。

9日と10日合併号

2007-10-12 05:08:56 | Weblog
10月10日
 10日は基本的にスキップ。魚は小さいのだけだった。9日夜の雨の影響か、夕方になってもライズが少ない。それにしても、カリフォルニアの私営のRVパークでWi-Fiの無いRVパークがあるのは困ったもんだ。昨日スタバでT-Mobileを選んだと思ったのは思い違いのようだ。今日繋ごうとしたら繋がらない。料金がいるらしい。この店のWiFiがあるのでそっちに繋いだ。これで十分。

 9日は、洗濯物がたまったので昼からユバ市のコインランドリーまで行く。このRVパークにランドリーが有るには有るが、従業員はお薦めではないと言う。やる気は無いが親切な従業員だ。まぁ、ストリップ・モールを3つも回ればコイン・ランドリーが一軒ぐらいある。このあたりがアメリカの良いところだ。
 1997年に書かれた「2001年宇宙の旅」のHAL関連のコンピュータ技術についての本を読み直してみることにした。洗濯しながら読み始める。書かれて丁度10年経った本だ。10年前と言えば、IBMのブルーは、まだ人間のチェスのトップ・プレーヤー達に勝てず。玄さんのコンピュータはG4になったばかりで、会社のパソコンはPENTIUMだったはず。LSIのウエハは8インチの頃か。2007年。ブルーはとりあえずチャンピオンに勝った。インテルはクアッド・コア(?)。ウエハのサイズは12インチ。もう一度読んでどんなな感想になるか。
 洗濯を終えてスタバに行く。TーMobilのステッカーがある。スクリーンに表示されたWiーFiのリストからTーMobilを選んだ。シグナルのQualityが80%。最近、これほど良い数値を見たころがないのでニコニコする。昨日書いた原稿を少し手直しし。写真を送信。ふっと外を見ると、いつのまにか曇っている。

写真
・#14の赤腹EHCをくわえた18インチ位のニジマス。走る、飛ぶ、首を振る。全ての動作がヘンリーズフォークの魚より鋭角的だ。スティールヘッドなのか?

・上と同じ魚。ロッドと並べてシャッターを切ろうとした瞬間、この太いボディが暴れた、逃げた。おかげで長さがはっきりしない。


釣り
 洗濯をし、スタバで中サイズのNonーFatーLatteの飲みながらブログをアップデイトしていた。ふっと外を見ると曇っている。いつのまにか雲量9ぐらい。ライズが始まっているかもしれない。慌てて送信して帰ることにする。RVパークのトレーラーの横を素通りして川へ。川面は曇り空を移して鉛色。晴れ間を映して所々明るく光っている。視界に5分に一回ぐらいの割合でライズが有るが安定しない。#14ぐらいのカディスと、#20ぐらいのメイフライがまばらに飛ぶ。#14の赤腹カディスを6Xに結んでキャストするが、なかなか魚が出て来ない。10時方向、ロッド2.5本分の距離で良いのがジャンプした。アップクロスに少しカーブをかけてキャストするが、、、出ない。しつこくキャストして5回目、さざ波の水面に円錐形の物体がゆっくりと垂直に立ち、また消えた。合わせた。「ゴン」と来て、一気に川下に走ったと思ったら、ジャンプして潜り、水面に出て2mぐらいテールウォークして潜った。ラインを10mぐらい出された。
 「これがレインボーやでぇ。」
と大阪弁でつぶやく。また走ったと思ったら横っ飛びにジャンプ。水面に刺さっているフローティングラインの方向とは全く違う所に魚が飛んで行く。これで、しばしば外されるが、今日は運が良い。ウインストンの#5のロッドがかろうじて付いて行く。これを2回してジャンプは止まった。今度は流れの真ん中で動かない。時々、「ゴッ、ゴン」と首を振るのがロッドを通して伝わってくる。この川には藻らしい藻がないが、川を掘り返した時の枯れた木が水に沈んでいる。それに入られたら面倒。押したり引いたりしながら何とか岸際まで持って行ってキャッチ。18~19インチのしっかり太ったニジマス。昨日と同じく、写真を撮っている最中にジャンプ一発、流れに消えた。今日は小さいのをもう一匹加えて夕暮れ時間切れ。
 今のユバ川ならロッド2.5本分のキャストが出来れば、初心者でも
 「ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、ぎゃーぁぁぁ、逃げられたぁ」
嬉しい、悔しい、脱力がゴチャ混ぜになった興奮が楽しめる。

ユバ川

2007-10-10 09:10:27 | Weblog
10月09日。月曜日
 昨日は、タイヤの交換、移動、トレーラーの設置、近くのRVパークの見学、釣りと、色々忙しかった。フルフックアップのRVパークは空きはあるのだが、一部を工事しているために、RVの動きが激しく制限される。2か所を見たが、玄さんではトレーラーをバックで入れられない。もう一つは広いのだが、川から遠い。このRVパークをもっと良くすれば良いと思うが、ここは少し低い。川が増水すると簡単に水の下になるだろう。あまりリソースを突っ込めないのが辛い所だ。

写真
・これが本邦初公開かどうか知らんがYUBA川のニジマス。35から40cmの間か。アブラ鰭がついているので野生のニジマスだ。この川のニジマスは、養魚場生まれはアブラ鰭を切ってあるので区別できる。たぶんメス。



・HDビデオからのクリップ。元のHDビデオから横方向だけを2/3を切り取った。さすがにHDで、パイロットのヘルメットが見分けられる。


釣り
 このRVパークにはインターネットも下水もない。道は細くて太い木の枝にトレーラーが何時ひっかかって傷を追わせるか分からない。そんなRVパークのただ一つ利点は、まず「ハズレのないポイント」が裏に有ること。
 10月08日。7時少し前にWalMarkからRVパークに帰って来た。買ったものを冷蔵庫に素早く押し込んで川に行く。かたつむり1号を時速5マイルで転がして5分かからない。すばらしいRVパークである。誰も居ないテント用のキャンプサイトに七面鳥が20匹ぐらいウロウロしていた。近づくと飛んで逃げた。七面鳥は少しだが飛べるのだが、その話は横に置いておいて、本題の釣りだ。さっさと用意して5分ほど歩いて川に出た。
  「あらっ?!、あらららららっ、、らら?!」
あー、驚いた。このキャンプ場の少し上流に5mぐらいの半島状の張り出しがある。いや、あった。過去形だ。その張り出しのカケアガリが上記の「ハズレのないポイント」だったのだ。ネコヤナギのような木がしっかりと生えていた。その下流に、オジャマ虫のビーバーの巣があった。それもこれも消えている。ドコのドイツが均したのか知らないが、デコボコしていた川岸の形がノッペリ&ツルリのスムーズな川岸に変わっている。アメリカにも日本の建設省クラスの「あきれたカボチャ」が居るらしい、、、ったく、腹が立つ。
 しかし、まだ、流れは有る。
 「そこに流れが有るからだ。」
とか言いつつ、しかたないのでYSマジソンの守り神と言われた#14のエルクヘアカディスを結ぶ。これ一本。馬鹿の一つ覚え。このフライばっかり。わるかったな。
 「F◯CK、F◯CK、、、ったく、余計な事をする奴が居るもんだ。」
と、毒づきながらアテも無く流芯めがけてキャストする。何時頃だったろうか、夕日が林の向こうに隠れて、川面に差していた日が陰った。
 陰った途端にロッドの先が引ったくられた。無理矢理合わせる。油断していた#5のロッドが伸される。ユバのレインボーの鋭角的な引きが
 「ゴン、ゴン、ゴン」
と、伝わってくる。ジャンプはない。ティペットはナイロンの6X。ちょっと不安。それでも、5分ほどのファイトで岸に寄せる。寄せて針を外そうとした時、針が外れた。写真を撮ろうと思っていたのであわてた。しかし、魚は「はぁはぁ」とあえぎながら浅い水に横たわっている。逃げられては写真が撮れない。刺激しないように1枚。ロッドをそっと並べてもう一枚写真を撮った。ここで我に帰った魚は「あっ」と言う間に起き上がって尾びれを一閃、流れに消えた。

 ここからは、大小交えて、そこら中でバシャバシャ始まったライズにキャストするだけ。カディスらしき虫が耳の傍を「ブン」「ブン」と音を立てて飛び去る。2回かけて2回切られた。フライが見えないぐらい暗くなる頃、ライズも無くなった。後は流れの音だけ。結局一匹。夕暮れのほんの30分間。一瞬のお祭りだ。



ユバ川

2007-10-09 08:05:51 | Weblog
10月08日
 7日は帰ってきてブログをUpdateしないでそのまま寝てしまった。
 今日は08日。リコールのタイヤを交換にタイヤ屋さんに行く。予備タイヤまで5本全部をタダで交換とアップグレードしてくれた。その後、ユバ方面に移動。2時間弱でYuba到着。川に面したキャンプサイトに場所を取ったが、非常に狭い。キャンプ場は広いのだが、昔の小さいRVのために設計してあるようで、非常に使いづらいキャンプ場になっている。電気と水道だけ。下水とインターネットが無いので、近々に動く予定。今日のブログはキャンプ場から20分ぐらいのコーヒーショップのホットスポットからアップデ’ート。これから数日はこういうことになるだろう。

 Yuba川の様子を偵察した。20号の橋より上流の私有地の河原侵入OKに戻っているようだ。以前立っていた進入禁止の看板が無くなっている。釣り師が蹴り倒したがのではなく、普通に撤去されたらしく影も形もない。いづれにしても、この区間は、8月31日から12月のENDまで禁漁になっている。よって、今年は関係ない。橋から下流、低い堰堤のダムまでは、サケ&マスのキープ不可で年中オープンしている。この区間が主な釣り場だ。この時期サケが上がってきているはず。具合良く泳いでいるサケの絵が撮れれば良いのだが。ここのサケは、たぶんシルバーサーモンだ。チャムではない。なを、サケはフライでは釣ったことがない。サンフランシスコの沖(海です)で、ニシンの子供を使ってエサ釣りしたことはある。力任せの釣りだ。

 明日は、飛行機と写真と釣りの結果がが入る予定。