25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

人生は悲しいことばかり

2011-03-29 23:00:27 | Weblog

3月29日 晴れ
 上空に湿気が入っているのか、長時間の残るような天気。

 ベイアリアでアメリカライオンがまた殺されたらしい。住宅地に現れて殺された
らしい。可哀想に。マタタビか何かで手なずけるとか、とにかく殺さなくてもよい
と思うのだが、アメリカのお巡りは知恵が無いので何でもすぐに撃つ。

 そうそう、地震津波の時、東電の原発系の人達は上役から下役までいなかった。
冷飯を食わされていると言うより例のデータ改ざん事件で全員調査&処分中の身
だったらしい。その最中に今回の東北地震&津波災害が起きたということだ。
それが無ければ、津波直後の初動がもう少しシャキッとしていたかもしれない。
慶応の経済学部卒らしい社長にしてみれば、原子力と津波などという下世話な
自分の専門に何の関係もないものに文字どおり足下をさらわれて、
 「弱り目に祟り目」
 「泣きっ面にハチ」
 「人生、一寸先は闇」
 「負けて兜の緒を締めようと思ったら兜をかぶる首が無かった。」
と言いながら寝込む以外する事が無いだろう。人生は悲しい。

 ブラタモリとモヤモヤサマーズの録画が回ってこない。自粛らしい。震災
の自粛ということだ。震災だから笑っちゃいけないらしい。最近の玄3の
数少ない娯楽なのに、自粛で見られない。人生は悲しい。自粛をやめろー。
自粛を止めて、流通を活発にし、金を思いっきり稼いで被災者を助けるのが
災害復興の王道だろう。と言っても日本人は自粛するんだろうなぁ。
人生は悲しいことばかりだ。

写真
 夕方、北東よりの向かい風にSnowy Egretが2羽飛んで行った。コサギの
アメリカ版だ。かなり暗くなっていたのでブレるかと思ったがシャッターを
切った3枚のうち1枚が何とかなった。


冥府の王

2011-03-29 00:19:34 | Weblog
3月28日 快晴
 コメントの返事にも書いたが、ゴールドマンサックスは社員相手に説明会を開
き、東京はとりあえず大丈夫だということで業務を本格的に再開するらしい。カネ
の亡者が東京を諦めるようだと日本も本格的に危ないが、彼らはまだ日本は金に
なると考えて諦めていないらしい。しかし、彼らが子供を連れて東京に住むか
どうか、、、。

 いよいよ福島3号炉の魔物、人類が作った最悪の物質、「冥府の王」の名を
起源に持つプルトニウムが出て来た。
 ググってみると、プルトニウムを含むMOX核燃料は水に解け難くく、融点が
ウラン核燃料より低いらしい。融点が低いということはウランの燃料棒が解け始
める頃にはMOXはほとんど解け落ちてしまっている可能性があるということだ。
 アメリカの放送局は、このまま良くなったり悪くなったりしながら、本当に落ち
着くまで、まだ数ヶ月かかるだろうと言っている。追加の大地震や大津波が来ま
せんように。

写真
 左のカラスと、右のハスラー(?)の睨み合い。昨日の写真だ。ハスラーの
背後にもう一羽カラスいて、カラスが優勢気味の本気の睨み合いだ。この後で
カラスが逃げ腰のハスラーをつつき回した。
 このごろ小雨の中をカラスが巣の材料をくわえて飛んでいるのを見る。ハス
ラーがカラスの巣にちょっかいを出して、頭に来たカラスの夫婦に仕返しされ
ているのかもしれない。


頭を使って危機管理

2011-03-27 23:02:45 | Weblog
4月27日 曇り
 晴れ間の全く見えない曇り。

 福島第一原発の死の灰の一部が地球をはるばる一周して中国東北部まで届いた
ようだ。地球は一つなんだ。
 地球は一つは良いが、日本の自動車やその部品が放射能に汚染されていない
ことを確認する作業の為に輸出が遅れているらしい。輸出用の埠頭などで雨ざ
らしになっていた車は汚染されている可能性がある。また、多くのアメリカの
自動車会社も日本製の部品で組み立てているものがあるらしいので、これは影
響が大なのだそうだ。それでもしなければならないのだろう。
 今回の確認作業は輸出先でパニックを起こさないことが目的なのだそうだ。
どういう人がパニックになるかというと、先日、在日アメリカ人の妊婦や乳児
を持つ母親が帰って来た件を書いた。その時、その中の一人がインタビューに
答えて、
 ”- - - Japanese are amazing ! Incredibly calm and patient !”
と言っていた。日本人で、日本人が静かで我慢強いと思っている人はあまり居
ないないと思う。これで普通だと思っているだけだ。しかし、アメリカだと
静かじゃなくて、我慢強くないのが普通の人達が騒ぎ出す。
 んで、十分に注意しないと「放射能が出たぁぁー!」で、日本の車どころか
自動車そのものが全然売れなくなってしまう。ということで、かなり必死で
対策しているらしい。誰が始めたかしらないが、危機管理に頭を使っているなぁ。

写真
 雨期も終わりに近づくと色々な所で茸が見られる。アメリカの植え込みには
しばしば杉皮や木屑をバラまいてある。それなりの木屑と湿気があるとそれに
旨そうなキノコが生えてくる。生えてくるが、毒が怖いので味見はしていない。


 知らない花。赤いつぼみが開くと、白に赤がふわっと滲んだ花になる。その
つぼみの色と花の色が混じって、木も赤と白が滲んだ色になる。


事務員と言う名の馬

2011-03-26 23:49:06 | Weblog
3月26日 雨
 シアトル風の霧雨が降る。ユバ川の流量は2月頃に落ち着き始めたと思ったら
3月にはまたドバドバ流れている。今年の雨期は始めに大量に降り、中盤の1月と
2月はラニーニャらしく晴天が続き、そして最後でラニーニらしくない雨天が続い
ている。

 レンタルのDVDで「Edge of Darkness」と「セクレタリアート」を見た。
「セクレタリアート」は、アメリカの事務員の話ではなくて競馬の話だ。ベルモント
ステークスで、
 「セクレタリアート 31馬身! 他の馬は影も踏めない!」
というやつだな。ダイアン・レインは良い役者になったなぁ。馬の映画は楽で良さ
そうだ。馬をちゃんと撮ればそれなりの映画になる。
「他の馬は影も踏めない!」は、エクリプスのためのフレーズだったかも。

 福島第一は他の炉も死の灰が大量に流れ出して大変みたい。炉はだいぶ冷えた
が、死の灰の汚染はこれから本番のようだ。それにつけても、3号炉のプルトニ
ウムが気になる

写真
 雨の中、近所の原っぱに七面鳥が4羽ぐらいの徒党を組んでエサを探していた。
右端にももう一羽写っている。22口径の豆鉄砲で狙いごろの距離まで近づける。
しかし、住宅地でライフルを振り回していたらさすがのアメリカでもお巡りさんが
来る。



「風と共に去りぬ」、、、あれは ビビアン・リーか。

2011-03-25 01:53:22 | Weblog
3月24日 雨
 冷たい雨で、ひえー! 寒い。 いつもの部屋から少し暖かい所に撤退した。

 世界銀行が今回の日本の震災の復興には5年かかると試算したとか。今年から
5年ということは、2016年ということ。その間には原油が高騰すると言われる
2014年の原油産出量のピーク越えがある。このエネルギー価格の高騰で復興に
必要なエネルギー源が入手しにくくなるはずだ。この件を計算に入れても5年で
復興できるということか。それとも、その事は試算に入っていないのか。世界銀行
だから頭の良い人達がいっぱい寄ってたかって計算したのだろう。だから、そういう
ことも計算に入っているだろう。こうなれば、得意の前倒しで4年で復興だ!

 エリザベス・テーラーが亡くなったらしい。「風と共に去りぬ」、、、あれは
ビビアン・リーか。エリザベス・テーラーって、大女優と言われるけど、アクショ
ン系には全く出ていないようだ。んで、再映やDVDを含んでもほとんど見たことが
無いわけだ。TVか何かで「若草物語」と「クレオパトラ」を途中まで見た程度か。

 それにしても、3号炉のプルトニウムが気がかりなことだ。

火事場泥棒に注意

2011-03-23 00:18:08 | Weblog
3月22日 晴れ後曇り
 昨日、ラップトップのプロテクションソフトが
 「日本の義援金を装ったメールが来ました。応答しないこと。」
とメッセージを出した。火事場泥棒がいるので注意しましょう。

 日本からアメリカ人の避難民が500人ほど、トラビスAFBに帰ってきた。
ほとんどが妊娠中から乳幼児を連れた軍関係の母親の団体らしい。やはり放射
能の問題と追加の地震を心配しての帰国だろう。まぁ、東京の放射能レベルでも
タバコを吸っているお母さんが禁煙する方が赤ちゃんの健康には良いだろうと
思ってあげたりする。

 CNNは放射線の安全基準とは言わず、法的限界値と言っているようだ。
そう、それが良いなぁ。安全、安全と言っていると何もかも安全だと自己催眠的
に思い込んでしまうかもしれない。

 それにしても3号炉のMOXのことを誰も何も言わないのが気になるなぁ。

写真
 ハウスフィンチ。 つがいなのか、これからつがいになるのか。朝のスーパー
マーケットの駐車場で数羽が元気にさえずっていた。


深呼吸

2011-03-21 23:41:49 | Weblog
3月21日 雨
 時々晴れ間を見せながら、ちょっと目をはなすと結構な雨脚で降っていたりする。
 
 アメリカの一部の放送局は、日本の人達が未だに暴動も略奪も起こさないことが
かなり不満のようだ。確かに迫力有る映像にはならない。日本の被災者の映像を
流しながら
 「またもや、ガマン、ガマン。」
とか言っている。神戸の時も合わせて、彼らには不思議で不満なことなのだろう。

 WHOは東京のレベルだと安全だと言ったらしい。こっちの放送では
 「安全な被爆量というものはない。少しづつにせよ、浴びれば浴びただけ
 ガンなどの危険は増える。」
と言っていた。後者の方がよく分かる意見だ。どこかに境目はないということ
だ。こうなると、要するに弁証法的解決とか、トレードオフ的解決だだろう。
仕事などのことを考えて生活して行く上で東京に住むことが有利だと考えるか、
この上放射能が加わるなら地方に移るかどうかだ。
 玄3の年代は中国の大気圏核実験で流れて来た放射性物質を食べたり浴びた
りしてる。今、ガンになっている同年代の人達はその影響が出てているかもし
れない。その上、玄3の家には子供の頃からウランの鉱石があった。それでも
中国で同じように放射線を浴びた人とどっちが良いかと聞かれれば、日本の方が
良い。両親がいたし、日本には文明があったし、放射能も薄まったのが来ていた。
それと同じで、仕事を含んで東京での生活が良ければガンの可能性が少し増える
ことはそれほど許容できないことではないだろう。これまでも東京で暮らす人達は
色々なストレスと東京の生活のトレードオフで東京を取って来たわけだから。

写真
 ここ3日ぐらい続いた冷たい雨に降り込められていた小鳥が少しの晴れ間に
表に出て深呼吸。もうちょっとで春ですよ。


崩壊熱の減少カーブ

2011-03-19 20:31:02 | Weblog
3月19日 雨
 冷たい散発的な雨が風に乗って降る。80号線のタホ辺りでは大雪。昨日は、
サンフランシコの太平洋側で8年ぶりの竜巻が観測されたが、洋上だったので
被害はない。

 原子炉の崩壊熱について、ググッてみた。下記URLのレポートの4ページに
よると、理屈としての原子炉の停止後の崩壊熱は、炉の停止後を1として30
時間程度で3%まで落ち、11日で0.1%まで落ちることになる。
 福島では、それまでの熱の蓄積も重なって活発に爆発していたのが5日目ぐら
いで、今発熱しているのは停止直後の0.5%程度か。つまり、今日の状態で
追加の崩壊熱はかなり減っている。保安院等はもう少し現実のデータと合わせた
資料から、放水と海水の注入で冷却しながらこの状態が維持できるという予測で
冷却作業を行っているのか、、、いるのかなぁ。
 せめてこの程度の資料を公開し、まじめに説明すればもう少し国民や世界の
理解が得られたのではないだろうか。いくら対数目盛りだからと行っても、この
グラフが全然分からんという日本国民は人口の40%以下だろう。アメリカでも
解説者が入れば40%ぐらいの人は理解できるだろう。たったそれだけで無能で
情報公開しない日本政府という後ろ指の数を減らすことができたのではないかと
思われる、、、のだった。


http://www.nuceng.ca/papers/decayhe1b.pdf
なを、グラフだけ見る人のために、ANSはAmerican Nuclear Societyのカープ
だろう。そのサイト(www.ANS.org/)にはもっと詳しい資料があるかもしれ
ない。Eqn5とEqn6は数式に付けた番号だと思うよ。目盛りはLog/Logになっ
ている。

写真
 クートさん達は、まだ、くだんの公園で雨の中、何かついばんでいる。いつまで
ここに居るつもりだろう。


ピリョリ菌

2011-03-18 21:57:13 | Weblog
3月18日 雨
 「KAMIKAZE」の文字が出る前に新聞の一面見出しが日本の地震関係から他に
移ってきた。空爆が予想されるリビア方面の記事が多い。地方紙は2日ぐらい前
からローカルの記事に移っていたが、WSJやNYTのような中央紙は昨日まで
地震と原発関連の記事が1面だった。しかし、東京方面が東よりの風を気にせず
に生活できるかどうかは、これからにかかっている。

 放射線環境で活動する為のロボットが出て来ないのは、
 「事故は起こらないのだ!」
が、方針だった政府が、そういう物の開発や研究をすることを邪魔している
のかと思っていた。しかし、原子力安全技術センター(注1)というイカガワ
しい名前の財団法人が作っていたらしい。無人車両だ。有るけど出て来ないよう
だ。玄3が希望する形態の中で最低の物(注2のURL参照)だが、とにかく作って
試験していたらしい。
 親子機型なのでサンダーバード2号と4号の関係。有線無線両用。親機との
距離が離れた場合を考えて中継機も持っている。コンセプト的には愛してしま
いそうな機械だ。説明書は平成20年(4年前?)だから、もう、かなり完成
度が上がっていると思われる。4号機のプールを覗くには調度良いじゃないか。
でも、出て来ない。何をしている? どこに居る? 何処で何をしているの?
現場で活躍するのが見たい。

注1:http://www.nustec.or.jp/japan/robot_pamphlet.pdf
注2:原子力安全技術センターは原子力危機管理技術センターとすべきだろう。

写真
 アメリカロビンだろう。冷たい雨の中、「ピリョリ、ピリョリ、ピリョリ菌」と
鳴いていた。この花は桜の仲間だが、食べられる実は付けない。


KAMIKAZE

2011-03-17 21:44:48 | Weblog
3月17日 晴れ

 「放射能カリフォルニアにも到着」
 朝のTVニュースでそれを伝えていたの女のキャスターは、放射能が飛んで来た
ことが相当腹立たしいことのようだった。そのキャスターが解説している人に、
 「どうして日本は地震が来たのにすぐに原子炉を止めなかったの? キーッ!」
と聞いた。するとこの解説者は、この後に及んで、まだ、そんな事を聞いて来る
キャスターにあきれて返事ができなかった。この解説者の不幸な心中を察します。
この原子炉問題は、色々な所で軋轢を生んでいるんだ。

 日本の厚生省が、今更、作業員の放射線許容量を上げ、作業員の方も知っていて
現場を離れないことを驚いていた。更に、政府の高官や要人は誰一人も現場にいな
い。「どうなってんだ?」の世界だ。
 玄3も、この件には、まるで死ぬために戦った第二次大戦の日本兵達のようだと
いう印象を持っていた。もう少しすると、
    ーー KAMIKAZE ーー
の文字が紙面に踊り始めるだろう。

写真
 オフィスの横の植え込みで休む白冠雀。カリフォルニアに日本の放射能が飛んで
来たようだ。この雀にも日本の放射能が降り掛かる。地球は一つなんだなぁ。