25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

ユバ川

2007-10-10 09:10:27 | Weblog
10月09日。月曜日
 昨日は、タイヤの交換、移動、トレーラーの設置、近くのRVパークの見学、釣りと、色々忙しかった。フルフックアップのRVパークは空きはあるのだが、一部を工事しているために、RVの動きが激しく制限される。2か所を見たが、玄さんではトレーラーをバックで入れられない。もう一つは広いのだが、川から遠い。このRVパークをもっと良くすれば良いと思うが、ここは少し低い。川が増水すると簡単に水の下になるだろう。あまりリソースを突っ込めないのが辛い所だ。

写真
・これが本邦初公開かどうか知らんがYUBA川のニジマス。35から40cmの間か。アブラ鰭がついているので野生のニジマスだ。この川のニジマスは、養魚場生まれはアブラ鰭を切ってあるので区別できる。たぶんメス。



・HDビデオからのクリップ。元のHDビデオから横方向だけを2/3を切り取った。さすがにHDで、パイロットのヘルメットが見分けられる。


釣り
 このRVパークにはインターネットも下水もない。道は細くて太い木の枝にトレーラーが何時ひっかかって傷を追わせるか分からない。そんなRVパークのただ一つ利点は、まず「ハズレのないポイント」が裏に有ること。
 10月08日。7時少し前にWalMarkからRVパークに帰って来た。買ったものを冷蔵庫に素早く押し込んで川に行く。かたつむり1号を時速5マイルで転がして5分かからない。すばらしいRVパークである。誰も居ないテント用のキャンプサイトに七面鳥が20匹ぐらいウロウロしていた。近づくと飛んで逃げた。七面鳥は少しだが飛べるのだが、その話は横に置いておいて、本題の釣りだ。さっさと用意して5分ほど歩いて川に出た。
  「あらっ?!、あらららららっ、、らら?!」
あー、驚いた。このキャンプ場の少し上流に5mぐらいの半島状の張り出しがある。いや、あった。過去形だ。その張り出しのカケアガリが上記の「ハズレのないポイント」だったのだ。ネコヤナギのような木がしっかりと生えていた。その下流に、オジャマ虫のビーバーの巣があった。それもこれも消えている。ドコのドイツが均したのか知らないが、デコボコしていた川岸の形がノッペリ&ツルリのスムーズな川岸に変わっている。アメリカにも日本の建設省クラスの「あきれたカボチャ」が居るらしい、、、ったく、腹が立つ。
 しかし、まだ、流れは有る。
 「そこに流れが有るからだ。」
とか言いつつ、しかたないのでYSマジソンの守り神と言われた#14のエルクヘアカディスを結ぶ。これ一本。馬鹿の一つ覚え。このフライばっかり。わるかったな。
 「F◯CK、F◯CK、、、ったく、余計な事をする奴が居るもんだ。」
と、毒づきながらアテも無く流芯めがけてキャストする。何時頃だったろうか、夕日が林の向こうに隠れて、川面に差していた日が陰った。
 陰った途端にロッドの先が引ったくられた。無理矢理合わせる。油断していた#5のロッドが伸される。ユバのレインボーの鋭角的な引きが
 「ゴン、ゴン、ゴン」
と、伝わってくる。ジャンプはない。ティペットはナイロンの6X。ちょっと不安。それでも、5分ほどのファイトで岸に寄せる。寄せて針を外そうとした時、針が外れた。写真を撮ろうと思っていたのであわてた。しかし、魚は「はぁはぁ」とあえぎながら浅い水に横たわっている。逃げられては写真が撮れない。刺激しないように1枚。ロッドをそっと並べてもう一枚写真を撮った。ここで我に帰った魚は「あっ」と言う間に起き上がって尾びれを一閃、流れに消えた。

 ここからは、大小交えて、そこら中でバシャバシャ始まったライズにキャストするだけ。カディスらしき虫が耳の傍を「ブン」「ブン」と音を立てて飛び去る。2回かけて2回切られた。フライが見えないぐらい暗くなる頃、ライズも無くなった。後は流れの音だけ。結局一匹。夕暮れのほんの30分間。一瞬のお祭りだ。



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