奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

二世帯住宅(2世帯住宅)を建てる・計画時に考える上質な暮らし基準、玄関、階段、廊下、リビング、キッチン、トイレ、浴室(お風呂)バスルーム、洗面、脱衣、洗濯スペースの分離共有の方向性。

2019年12月19日 | 2世帯住宅

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

※玄関共有1階2階分離二世帯住宅(1階部分実例平面間取り鳥瞰図CG)

 

二世帯住宅(2世帯住宅)という暮らしのカタチ。

分かりやすく書くと二つの世帯が

一緒の建物で暮らす生活のカタチ・・・・・。

※玄関共有1階2階分離二世帯住宅(2階部分実例平面間取り鳥瞰図CG)

 

でも実際には様々な家庭の事情や

暮らしのイメージがあり

二世帯住宅だから「こうです」という

決まりがある訳では無く

家族の数だけ家のカタチがある様に

実際には家の整え方は様々です。

 

それは単世帯住宅でも同じ事ですが

暮らし始めて見えてくる家族の関係性は

ある意味最初に

シミュレーションする事が重要ですから。

 

例えば、お盆や正月、ゴールデンウィーク等

ご家族で帰省制の際、

ご主人、奥さん、どちらの実家に帰省するのかでも

随分様子・・・変わったりしませんか?

 

つまり「どちらの親」と同居するのか?

という部分も二世帯住宅では「ポイント」ですからね。

 

 

でも・・・なんとなく、

こんな感じかなという方向性だけでも

二世帯住宅の「タイプ」があれば

相談者さんや住まい手さんにも

判断が出来やすい「目安」・・・・・。

 

あった方が良いですよね。

なので、今回は少しblogで

その部分にも触れておこうかと思います。

 

ホームページにも「それ」は用意していますが、

時間と共に「暮らし」も「ライン」が

やはり変化していくものですから

そういった部分も含めて・・・・・・。

 

分かりやすく、

カタチとしての種類別に

メリット・デメリットの内容を。

 

完全同居プラン

 

寝室以外の部屋や

設備を二世帯で共有するイメージです。

 

メリットは

建設費用を抑えることが可能という事。

キッチンやトイレ、バス、洗面等の

水回りの設備が1つでいいので、

設置費用が他の二世帯のタイプよりも

比較的抑えることができます。

 

また、電気やガスを共有することで

消費量や光熱費も抑えることが可能です。

 

家族間のコミュニケーションが

とりやすという部分も。

 

同じ空間で生活をするので、

家事や育児を協力しやすく、

より密にコミュニケーションを

とることができやすくなります。

 

どちらかといえば、

大家族で住んでいた時代の

暮らしのイメージ。

 

家族が一つ屋根の下で

同居していた時代の・・・・・・。

 

しかひ、同時にデメリットの部分も。

生活のリズムが違うと

現代社会では

ストレスになるケースも多く

子世帯が深夜に仕事から帰宅し

ご飯をつくったり

入浴したいと思っても、

親世帯の寝室が隣にある、

又は近いエリアで共存している場合は

遠慮がちになります。

 

部屋の配置や家族のルールに

気を付けて暮らしを見直し

家族の関係も同時に気付く必要がありますよ。

 

そしてある意味では「プライベート」が

ないという事も。

来客やお友達が多いと

共有で使っているリビングには呼びづらい、

またはリビングに

お客様がいたらくつろげない等

リラックスできる空間を

ある意味では

「生活の習慣」や「来客の頻度」で

奪うことになります。

 

マイナスイメージが多いかも知れませんが

大事な部分なので

あえて書いていますよ・・・・・。

 

次に共有同居プラン

 

玄関や水廻りなど

一部だけ必要に応じて

共有するタイプの二世帯住宅。

 

ほどよい距離感で

生活することができる部分に

メリットが多いかも知れません。

 

完全同居ではないので、

互いの生活空間を

用事があるときだけ行き来し、

気軽にコミュニケーションを

とることが出来やすい間取りとなりますよ。

 

デメリットとしては

共有部分の掃除や手入れ

玄関や和室、水廻りなどの部屋を

共有する場合、

掃除や手入れをするのは

親世帯なのか子世帯なのか、

ある意味できちんとした「ルール」を

決めをしないと

曖昧になる事により「ストレス」の

要因になってしまいます。

 

別々同居プランの二世帯住宅

 

玄関を2か所設け、

1つの住まいの中で

各世帯が独立しているタイプのプラン。

 

メリットとしては

完全分離しているのですが

隣にいる安心感があり、

プライバシーは完全に守られ、

お互いに干渉せずに生活できますが、

いざとなれば子供を預けたり

助け合うことができるので

お互いに良い意味で

頼りながら別々に暮らすようなイメージ。

 

マンションのお隣さん感覚といえば

分かりやすいでしょうかね・・・・・。

 

そして「今後」のイメージとして

半分を賃貸としても活用できるという事。

 

完全分離なら、

例えば・・・・・。

空いたスペースを

賃貸物件として貸し出すことが

出来やすくなります。

 

ある意味での賃貸運用です。

 

デメリットとしては、

建設費用が高くなるという事。

分かりやすいですが、

それぞれ別々にスペースや設備が

必要になるので、

必然的に建築費用が高くなってしまいます。

勿論・・・建築予定地の土地の広さや

密度によって「建物」や「駐車場」、

「庭」のエリアも単純計算で二倍ですから。

 

二世帯住宅をご検討される方は、

ご家族との関係性や

住んだ時のイメージを「リアル化」して

家族会議する事は大切ですよ・・・・・。

 

遠慮しないで本気で考える事。

家づくりではそういう時間が

きちんとあるのかないのか?

結果は大きく変わりますよ・・・・・。

 

二世帯住宅だから必要になる考え方と

デザインで解決できる「暮らし」の部分。

 

意識に働きかける空間づくりで

日常に少し「デザインの効能」を

感じてみませんか?

 

住む場所、暮らす時間で変化する

気持ちよさの違いを実感するように。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (仮称)暮らしのシーンに和... | トップ | 告知です、住まい造りの事・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2世帯住宅」カテゴリの最新記事