奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

廊下・ホール・階段等の移動空間を室内に取り込みつつ設計デザインの効能で変化を付与することで空間価値と暮らし方の変化が生まれて居心地の差も。

2021年02月08日 | 家 住まい 間取り プラン

設計とデザインのチカラで

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※設計デザインの途中に提案のLDK・リビング階段CG(吹抜け併設)

 

 

※実際に完成したLDK・リビング階段(吹抜け併設)

 

 

※実際に完成したLDK・リビング階段(吹抜け併設)

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

自分達にとって、

家がどんな場所であるべきか?

 

使いやすさだけではない

家としての価値基準。

 

にこだわって注文住宅を

建てようとする場合

何が大切でどんな暮らしに

趣をおくべきか?。

 

過ごし方の基準を考えながら

大切なこれからの事を

意識するように。

 

例えば、

リビングに階段を

設置するのはどうなのだろう?

 

注文住宅を建てる際には、

どのような仕様にするかが

ある意味では

悩ましいかも知れません。

 

リビングに階段を設ける場合でも、

長所と短所を理解して

判断したいですよね。

 

いい部分だけではなくて

どちらの側面も考えながら

自分達にとってどうなのか?

 

リビングに階段を

設ける事の長所と短所。

 

リビングに階段を

設けることの長所としては

上下階の移動が

室内(居室内)で可能になります。

 

そして階段が独立している時よりも

リビング(LDK)に階段スペースを

取り込む事で

本来は廊下部分や

ホール等の一部に使う面積(広さ)を

使うので部屋としての

床面積が大きくなり、

広々とした印象を楽しめます。

 

また、リビングの一部にすることで、

使いづらい階段の下側も

部屋の一部として

有効に利用できる事も

メリットとして考える事が出来ます。

 

そしてリビングに階段があると、

上の階からの行き来は

必ずリビングを通ります。

 

通常、子ども部屋などは

リビングとは別の階に

計画する事も多いですが、

この構造によって

普段の部屋移動で

自然に顔を合わせる動作が生まれます。

 

顔色をうかがうだけでも、

小さな変化に

気付きやすい環境ですし

勿論コミュニケーションの

きっかけとしても

期待できます・・・・・。

 

普段は単体であり

隠れて存在している階段ですが、

リビングにあると

良いアクセントにできます。

 

その独特な形は存在感が大きく、

リビングをおしゃれな

空間に変えつつ「使い方」の

遊び心も生まれます。

 

例えばですが、

階段を読書スペースや

庭に近い窓際に

階段をレイアウトした場合だと

デッキのような寛ぐ場所に

変化したり・・・・。

 

更に階段横へ

吹き抜けを併設すると

空間の余白が増設されて

広さの認識が拡張されます。

 

吹き抜けは、

上の階の一部を外して

下の階とつながっているような

構造形態を指します。

 

天井が高くなり、

開放感のある空間に

仕上がりますし、

光の井戸(ライトウェル)のように

下階部分で明るさや風の流れを

生み出します。

 

しかし一般的に皆さんが

良いと思える部分だけでは無くて

階段を設けることの短所も

存在します。

 

例えば、

臭いや音が気になるということ。

 

開放的であるために、

臭いや音が他の部屋に

影響する点は否めません。

 

特に、リビングでの団欒が

賑やかな場合には、

上の階で居る時にも

その声は聞こえやすく

個室で集中したい時には

なかなか集中出来ないような

環境になります。

 

だけど「そこだけ」に

着目するのではなくて

だから「配慮」するという

感覚の持ち方や意識を育む事は出来ます。

 

考え方次第ですが

人に対する思いやりや

想像力が欠如しない環境

となる事も

生活の基盤となる家で

学ぶべき事であり考えるべき事。

 

それは家族間、

親子間、夫婦間であっても同じで

基準の違いはあっても

意識しておく距離感だったり

そういう範囲も「許容」できる能力も

環境への身の置き方で

変わってきますからね。

 

どうしても

音の影響を受けたくない場合には、

防音や遮音等の構造を

導入するのが一つの方法です。

 

また、臭いに関しては、

上がる部分に

換気扇を配慮したり

可動式の仕切り方が出来る工夫を

盛り込んでおく事も視野に・・・・・。

 

空気が流れて

温まりにくい

他の部屋と比べても

広いリビングですから、

空調の維持は難しいものです。

 

階段で上へと抜ける

スペースがある構造は、

より温まりにくい

心配も生じます。

 

そういう場合は

家全体にバランスの良さを考えた

断熱機能を付加しつつ

階段を上がった二階エリアに

空間を区分出来るような

仕掛けをデザインする事で

範囲を極力小さくする事

単純にドアを

近い部分に計画する事も

解決策だったりします。

 

注文住宅だからこそ

可能性の範囲を拡張できますが

逆の面にも視野を向けて

デメリット部分も

メリットに感じる事の出来る

空間の心地やイメージを意識出来れば

住み方の質、暮らしの質感も

向上しますよ・・・・・。

 

住み方のデザインは

人生を変えますよね、

劇的に・・・・・。

 

良い意味で暮らしに影響がある

そんな場所にデザインして

設計で整えるように・・・・・。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office


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