奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

リノベーション、大体どれくらいのお値段で出来ますかというご相談も寄せられます、いつも営業トークではなくて本音でお話しをさせていただいています。

2023年11月23日 | リフォーム・リノベーション

 

リノベーション(リフォーム)って、

だいたいどれくらいのお値段でできますか?

というご相談もよく寄せられます。

※リノベーション案件での解体現場・解体工事で再度精密に現場を調査する事は重要

 

※床下調査をした際に不審だった部分も解体して調査して、このような状態を改善します(新しく基礎をつくる)

 

※リノベーション工事で基礎補強と土台補強・構造補強を含めたリフォーム

 

実際に僕のアトリエにも

新築に限らず、

リフォーム・リノベーションでの

ご相談に来られる方々も

多くいらっしゃいます。

 

※解体工事・解体調査前の和室の状態

 

※家全体のリノベーション計画なので細部まで解体時に調整と調査

 

※和室部分全体のリノベーションの完成状況・家全体のデザインと性能共に改善

 

様々な事情から

「リフォーム・リノベーション」を

皆さん検討されています。

※玄関ホール部分の解体工事・調査前の状態

 

※解体調査後の補強工事・柱や梁・筋交いといった骨組みの補強中の様子

 

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

 

暑さや寒さに関して改善を考えておられたり

設備機器類、キッチンやトイレ、洗面、

バスルームなどの老朽化、

建物の安全や構造の不安、

そもそも家族構成が変わり

住み方が変化している、

使い勝手が悪く感じるようになった等、

そのライフスタイルの変化や

建て物の経年経過・・・・・etc。

※建物外壁・外周部も補強のため解体して構造補強を施す工事・外観の仕上げも一新

 

実際に「したいこと」と

「するべきこと」によって

金額は幅広く変わるという事。

 

※既存DK+廊下+廊下奥のトイレ・浴室・階段等の位置を変えて間取りを一新する計画で現場調査と補強計画

 

※解体後の耐震補強工事+断熱材等の入れ替えで温熱環境・省エネ・リフォームも同時展開

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

ひとくちにリノベーション(リフォーム)

といっても、

どこからどこまでするか?

それによって金額は大きく変わります。

 

例えば、仮にトイレのリフォームを例にとっても

便器だけの設備的な交換

最近は節水型も多いので排水経路も

リフォームする

床や壁も含めて空間を一新。

断熱や遮熱を考えて

窓も入替またはリフォーム用窓の増設

逆に壁を増やして

耐震というように、

希望内容や行うべき工事内容が異なれば、

単純に「トイレ」といっても

金額も10万円台〜100万円台までと

値段も大きく変わってくるので、

一概に言えません。

※トイレスペースのリノベーション・配管ルートからも位置変更

 

僕の経験談からいえば、

節水型のトイレに入れ替える場合、

排水状態の確認や

排水パイプのルートや傾斜の確認、

見直しは「マスト」です。

 

節水ですから・・・・・。

節水型の便器内では流れても

排水ルートで流れずに

「場合によっては」という事もありますから。

 

節水は良い事ですが

トイレの使用時も

便器掃除の際も

流す回数は逆に増える事もありますよ。

余談ですが、

実際に節水型トイレを使用したり

トイレ掃除をすると

よくわかると思います・・・・・。

 

少し話しはそれましたが、

話をもとも戻すと、

同じ間取りであっても使う

「材料・素材・建材・設備・仕上げ」で

価格は変わります。

車のグレード等とよく似ています。

同じ車種でもその車種のグレードによって

価格も性能も車内の仕上げも

異なりますよね。

 

家全体のリフォーム予算によって

見た目はキレイな家に「新築そっくり」に

という場合もあれば、

本来の「リフォーム」や「リノベーション」を

行おうとする「手段」と「目的」を考えて

現在の内装や外装を解体をして

断熱や耐震などの性能もアップしたい

となれば、使う材料や設備、

窓の入れ替え箇所などによって

考え方も価格も・・・・工事期間も

変わるという事です。

 

いずれにしても、

見た目だけの

リノベーション(リフォーム)を行うのは、

後々余計に

費用がかかってしまうケースが多いです。

 

せっかく「リノベーション」や

「リフォーム」の

機会があり

改善を行うのですから、

しっかり今の状態を見据えて

「今」と「この先」を見越して

リノベーション(リフォーム)することを

おすすめします。

 

そのためには、

契約の為ではなくて

正直に内容について話し、

親身になって相談にのってくれる

不動産会社だったり

工事を行う事の出来る

適正な工務店を見つけることが大事です。

 

皆さんの仕事と同じように

不動産会社や工務店にも

得意・不得意がありますから。

 

正直でありつつ、

価格だけにとらわれずに、

しっかり現地を見たうえで

内容を説明してくれるような

価値観の共有も出来て

営業トークではなく「本当の事」を

話してくれる

「よい店」「よい会社」を見極めて、

後悔のないリノベーション(リフォーム)を

してください。

 

皆・・・「話すことが異なる」ので

判断を迷うとは思いますが

「結婚の決め手」のような状態を

想像すると

分かりやすいかもしれません。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

ホームページContact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■
  建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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