昨日、東京から帰るため、東京駅から新幹線のぞみに乗り込んだ。取れたのは、通路側の席。ほっとして、夕食代わりに買ったカツサンドをいつ食べるか考える。やはり品川駅を過ぎて、名古屋までの間なら人の乗り降りもないから、狙い目。
ところが、品川駅から通路を挟んで乗り込んできた人の横側に覚えがあった。向こうも私の視線に気がついたらしく顔を向ける。
おお、速水林業の速水亨さんではないか。日本林業界のオピニオンリーダーとも言える人であり、『だれが日本の「森」を殺すのか』始め、多くの拙著に登場していただいている。この人に、混んだ新幹線の隣席になるとはたいした偶然だ。
なんでも、朝から４つの会議に出席して、ようやく三重に帰るところだそうだ。さすがに膨大な役職を持つだけある。環境省と林野庁、民間ほか、いくつも掛け持ち。
それからいろいろ林業界の動きについて意見と情報の交換。新たな動きや、様々の裏話を聞かせていただいた。帰り道まで林業の話題に浸るとは、私もなかなか有意義な東京行だったかもしれない。
速水林業の速水亨さんには林業界のリーダーになっていただきたいですね。
講演会、速水林業の山林見学などさせていただき、自然環境と林業の融合性の大切さを教わりました。
環境ばかりの林業ではやっていけません。
補助金ばかりの林業でもやっていけません。
業としてやっていける、世間からも認められる林業の明日を導いてほしいと思います。
ここだけの話（笑）、松岡・現農水大臣にグリーン調達法による違法伐採の追放を進言したのも彼だし、アラスカの違法伐採に反対する現地ＮＰＯを支援して、日本に違法な米材を入りにくくして、その結果日本の木材の需要を増やすという大業・裏技を仕掛けたのも彼です。
彼は、林業に関する大きなヴィジョンがあります。
さすが速水さん、いたるところに現れる方なんですね。
林業の世界も行動力ですね。
内容は聞いていませんが、「林業のイメージを一新する」ようなことらしいですよ。期待しましょう。
アフリカも行ったと言っていたし、政府からＮＰＯまで幅広く対応しているようです。