森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

マレーシア映画の女

2010-02-26 02:09:24 | ドーデモ体験談

私は、マレーシア好きの人々の集まるNPO「マンディ」の運営をしている。

かつては毎月例会を開き、マレーシアに関わった人を講師に招いていたのだが、数年前に力尽き、ほとんど休眠状態だった。

それを、私の誕生日に復活させた。

というのは、講師にぴったりの女性が現れたからである。

彼女は、青年海外協力隊などで約4年、マレーシアに暮らしたことがあり、マライ語に英語、さらに北京語や広東語まで少しかじっているという語学の達人。そしてマレーシア映画の大ファンなのだ。

しかし、マレーシア映画と言っても、相当マイナーなのは否めない。それを日本にも広めたいと語っていたのだが、このほど「大阪アジアン映画祭2010」に誘致することに成功したというのである。

私は、それを聞いて,すぐにマンディの講師をお願いした。

なんたって、見知らぬ映画監督にメールを送って応募出展をうながし、それに先方が応じるや、映画祭事務局を動かして、とうとう招待を決めたのである。しかも彼女が映画の字幕づくりや宣伝まで行っている。

上映が決まった作品は「パパドム~パパの味」。昨年10月にマレーシアで公開されたばかりの作品で、海外初上映。しかもマレーシアの映画賞を総なめした優秀作品だ。ほかに昨年急逝したヤスミン・アハマド監督の4作品も追悼上映される。

映画について、そしてマンディの例会の様子については拙HP「生駒通信」に譲るとして、私は彼女のその思いと馬力にほれた(笑)。

いつの世も、そしてどんな分野でも、こうした熱意と努力を持つ人がいないと動かない。彼女がいなければ、日本で紹介されるのは随分先、いやなかったかもしれない。

私も、彼女の話を聞いて、これは絶対に見てみたい! と思うようになった。上映日は、3月11日と12日だ。なんとか時間を作ろう。