人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

土砂降りの雨

2009-07-04 05:19:54 | Weblog
 岡山空港は土砂降りの雨であった。いよいよ本格的な梅雨に入った
ようである。帰りの高速道路は土砂降りの雨と大型トラックが巻き
上げていくしぶきで前が見えないような状況であった。

農 業をするものにとっては、例えそれが小さな畑であろうとも
恵みの雨である。つくづく雨の偉大さを感じる昨今である。

 実はいつもの事ながら長期旅行の際、一番気がかりなことは畑や
植木鉢のことである。植木鉢は試しに自動散水器をを付けてみた。
これがなかなか具合がいい。

 ところが畑の方は一台だけの散水器ではどうにもならない。そこで
何台かの散水設備を移動しながら使うことになる。従って、夏場の
長期旅行ともなれば空からの雨が頼みの綱となる。

 この雨だと畑も十分するほど潤っているであろう。帰って見ると
周辺の様相が何となく変わっていた。この季節の一週間の変化は
大きい。庭木の緑も濃さを増し、葉の茂りようがまるで異なるのだ。

 畑の方はトウモロコシがずいぶん大きくなっていた。家を出るとき
には雄花が盛んに花粉を散らせている時だった。あれから一週間過ぎ
ずいぶんと成長したものである。

 私達の留守中、キュウリやインゲン豆は何度か収穫をされたようだ。
それでもいっこうに枯れる様子もなく成長を続けている。やはりEM
効果であろうか。どうもそのようである。何かが例年とは異なっている。

 果樹畑に行ってみた。ここも果樹の勢いが違う。何ともうれしかった
ことは一週間も過ぎたのにスモモが残っていたことである。私達が
旅行していた間、カンカン照りの日もあり、雨の日もあったというのに
一部は腐りもせずに残っていた。早速、完熟したものを食べてみた。
甘い。早速、手近にあったバケツに収穫したものを入れて持ち帰った。

 ハッサクもあらかたは落果したようだ。自然落果である。生理的な
ものであろうか。受粉した実のすべてが大きくなるわけではない。
摘果しなくても粗方は落ちてくれる。粗方落ちてしまったところで
摘果を始めればよい。

 それにしても雑草というものの成長は早い。そして、そばの竹藪
から根を伸ばしてきた筍は、まるで周辺の景観を一変するような勢い
である。やれやれ、これだけは手で刈るしか方法がない。毎年のこと
だが一雨降ると、その翌日から筍が限りなく顔を出す。

 こうして休んでいた一週間分の農作業が始まった。その他の行事と
時間調整をしながらの日々が続くことになるであろう。

 その上、今月末から活弁のワークショップが始まる。どうやら演ずる
活弁は「月世界旅行」に決まりそうだ。早速、練習を始めた。

 ここでEM効果と思われるものについて記しておこう。まず土が
柔らかくなったこと。そのせいかオオバコが簡単に抜けてしまう。
(オオバコは最も抜けにくい雑草の一つである)

 また、EM発酵液そのものは酸性なのに酸性土壌を好むカタバミ類
が枯れやすくなっていること。特徴的なのはユキノシタが粗方枯れて
しまったこと。原因は良く分からない。EM発酵液を大量に撒いて
から始まった現象だ。

 大型のミミズが増え始めたこと。一方、テンマルムシが大量に発生
している。昨年まで必ず発生していたサルスベリのカイガラムシの
被害が今のところ全く見られない。また、ウドンコ病の発生がキュウリ
にもサルスベリにも見られない。

 トウモロコシのズイムシによる被害も皆無、土が変われば病害虫の
被害も変化するという証拠が見られる。やはり悪い土には悪い微生物
が繁殖し、目に見える病害虫の発生に連動するというのは事実のよう
である。

 良くないと思われる現象も生じている。アジサイの鉢植えにEM
発酵液を注入したせいかアジサイの元気がない。花も申し訳程度に
しか咲かなかった。

 しかし、相対的には良いことの方が多いようである。今後も使って
いく価値はありそうだ。

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