人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

エコフェスタ岡山2006

2006-10-31 06:31:44 | Weblog
 エコフェスタなるものが各地で行われている。ここ岡山県でも先日の
10月29日にエコフェスタ岡山2006なる催しがコンベックス岡山で
開催された。
 屋内外の広いイベント広場では舞台が設置され、色んなブースが設置
されて大勢の見学者で賑わった。見学者の中には親子連れも多かった。

 私は岡山県環境保全事業団が主催するブースの一つに球温暖化防止推進員
の一人として参加した。ブースは六区画に分かれていたが、担当ブースは
順番で言えば最後のブースだった。缶バッチ、ピーターラビット、手作り
のフォトスタンドを準備して訪れる人達を待った。
 既に、この日は朝から人が多かった。それだけ事前の宣伝が行き届いて
いたと言うことだろうか。それとも環境問題に関する関心が高いのだろうか。
それに、お天気が良かったことも幸いしたに違いない。

 舞台では児童達の作文や絵画、一般から募集した「もったいない」川柳
などの表彰が行われ、リサイクルに関するトークショーや忍たま乱太郎
ショーなどが行われていた。
 私達のブースも一時は大勢の人が集まって、てんてこ舞いの状態だった
が、何とか無事終了した。この日、フォトスタンドの制作指導に家内も
同行した。私達はフォトスタンドの制作を私達夫婦とK君の三人で担当
した。竹を利用したK君のアイディアのよろしきを得て、皆さん足を止めて
感心をしながら見ていたようだ。

 それにしても環境問題をアピールすると言いながら、夥しい紙の量
(パンフレット等)と景品として配られた品物の量であった。いずれ
これらは捨てられて廃棄物になることを考えると素直には喜べなかった。
 いったい、今日来てくれた人達の何割くらいが真剣に環境問題を考えて
くれただろう。
 また、企業の出展が少なく貧弱だった。出展した会社は数えるほどしか
なく、これほどまでに企業の感心は少ないのだろうか。このような催し
には向かないのか、それともこの程度の取り組みでしかないのだろうか。
 私の企業では、このような工夫をしてこれ位のCO2の排出削減を
行っていますとか、こんな工夫をしてゼロエミッションに挑戦しています
と言った展示ブースが一つくらいあっても良かったのではないだろうか。
 水島コンビナートでは、どの企業も大なり小なり環境問題に対しては
企業イメージアップからも環境問題に関しては真剣に取り組んでいる。
そうした展示は、必ずや見学に来た人達に対し、自分たち自身も真剣に
取り組まなければならないことを喚起出来るに違いない。

 私達の目指すべき方向は、ゴミと言われるものを少なくし、環境に負担
をかけないことだ。また、石油など化石燃料を使ったら、必ず環境負荷と
なってしまうのだから、使わない工夫が必要ではないだろうか。
 また、使ったら燃やしてしまうのではなく、必ず回収するシステムを
作ることが必要だ。

 最近、「ロハス」なる言葉を盛んに耳にするようになった。一時はスロー
ライフが流行語だったが今はロハスの時代だ。ロハスなる言葉はLifestyle
of health and sustainabilityという英語の頭文字を使った略だとか。
簡単に言えば「健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイル」と言った
意味らしい。
 「ロハス」なライフスタイルとは、「安ければいい」「効率がよければ
いい」という従来型の選択基準とは異なり、「それは自分や他人のカラダ
に悪い影響を与えないものか?」「それは地球環境にとってマイナスに
ならないものか?」をまず考え、それによって消費や行動を選択していく
という考えに基づいたものだ。
 「健康」と「地球環境」は本来切り離せないものだ。地球がボロボロで
自分だけが健康なんて、あり得ない。今や瀕死の状態にある地球、その
地球に依存して生きている私達も、その他の生き物も近年の著しい環境の
変化によって滅亡の危機にある事は間違いない。

 また、「ロハス」な生き方は仏教思想そのものである。自然と人間が
相対するべきものではなく、ともに生死を同じくするものであること。
自然は私達によって克服されるべきものではなく、私達自身もその中で
生かされていること。そんな運命共同体的なものの考え方、もっと言えば
人もまた自然の一部であること再認識すべき時に来ているのではない
だろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする