
蝶といえば春の季語。
初蝶は、3月入って初めてみかける蝶のことで、
モンシロチョウや黄蝶など小型なものが多い。
初蝶来(く)何色と問ふ黄と答ふ 虚子
誰に答えたのでしょうね。
書いてないから自由に想像できます。
夏になれば、やや大型で鮮やかな柄の蝶が増えます、「夏の蝶」
秋は「秋の蝶」、そして「冬の蝶」、寒さにじっとしている様子は「凍蝶」
俳人は一年中、蝶から目を離すことなく、楽しんでいるようです。
日本には230種類ほどの蝶が生息しており、
台風などで迷子になって日本にやってくる蝶もいるとか。
アサギマダラという蝶は秋に海を渡って東南アジアまで旅をします。
(写真はアサギマダラ・八ヶ岳山麓です)
やはり春を告げるように現れる初蝶には心ひかれるものがあります。
初蝶や連れは寡黙な夫がよし 国見敏子
先日、庭の一隅からモンシロチョウが飛び立ちました。
初蝶です!
しかし、目の前で、あっという間に、ヒヨドリに食べられてしまいました。
白い羽が一枚、静かに散っていきました。
胡蝶の故事を思い出しました。
ある男、胡蝶になった夢を見ました。
夢で胡蝶になっていたのか、胡蝶が夢を見ていたのか?
というもの。
初蝶のなお飛んでいる夢の中 遅足
初蝶は、3月入って初めてみかける蝶のことで、
モンシロチョウや黄蝶など小型なものが多い。
初蝶来(く)何色と問ふ黄と答ふ 虚子
誰に答えたのでしょうね。
書いてないから自由に想像できます。
夏になれば、やや大型で鮮やかな柄の蝶が増えます、「夏の蝶」
秋は「秋の蝶」、そして「冬の蝶」、寒さにじっとしている様子は「凍蝶」
俳人は一年中、蝶から目を離すことなく、楽しんでいるようです。
日本には230種類ほどの蝶が生息しており、
台風などで迷子になって日本にやってくる蝶もいるとか。
アサギマダラという蝶は秋に海を渡って東南アジアまで旅をします。
(写真はアサギマダラ・八ヶ岳山麓です)
やはり春を告げるように現れる初蝶には心ひかれるものがあります。
初蝶や連れは寡黙な夫がよし 国見敏子
先日、庭の一隅からモンシロチョウが飛び立ちました。
初蝶です!
しかし、目の前で、あっという間に、ヒヨドリに食べられてしまいました。
白い羽が一枚、静かに散っていきました。
胡蝶の故事を思い出しました。
ある男、胡蝶になった夢を見ました。
夢で胡蝶になっていたのか、胡蝶が夢を見ていたのか?
というもの。
初蝶のなお飛んでいる夢の中 遅足
原句献燈の揺れる間を縫い夏の蝶 (寿 一 )
この字面の通りに読みますと、蝋燭の揺れる間とは炎があっちこっち揺れるそんな狭い間を通ると言う事は不可能です。そこで
献灯の間を縫いて夏の蝶
こう書く事で献灯が沢山並んでいる事が分かります。しかしこれではそれがどうなのと言う事になりますので、蝋燭の炎が目立つ様になるのは夕方ですので、そんな処に蝶がいる異様な感じを表現する必要があります。
軒下に揺れる献燈黒揚羽
「軒下に揺れる献灯」として並んでいるのか一つかははっきりしませんが、そこに黒揚羽が舞っている。「夏の蝶」と言わずにはっきり蝶の名前を書きます。これで不気味な様な嬉しい様な夕方によくある光景が分かる様になりました。
◎軒下の献燈を縫い黒揚羽
「献灯を縫い」で献灯が沢山並んでいる事が分かります。そして神社の怖い様な雰囲気が強調されそして何となく嬉しい様な、じっと見ているとそれなりの美しさに得した気分までが感じられます。
※成る程と思いました。
まったく無視されました。
悔しいなあ。
でも、これがとても良いのです。
独りよがりだったと、分かったわけですから・・・
ここから推敲を始めなくては!