575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「青女」なんて素敵な季語       愚足

2005年11月11日 | Weblog
 歳時記をみていたら「霜」の項に「青女」とありました。
 中国の漢時代の詩から由来するそうですが、雪・霜を降らせる女神の事で転じて霜を表す季語となったようです。
 詩によると、青女は寒夜、空閨の女のうつ砧の上に霜を置き、深山の隠士の鬢に霜を降らせるとの事。切なくも生を感じさせます。 そこで剽窃句を一つ。

    目の見えぬ夢見て泣きし青女かな

    目の見えぬ夢見て泣けり霜の中      照 敏

                             
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 花  静々と靖国の花散りに... | トップ | 挙句  霞の中の女系一族 ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
女神は怖い? (遅足)
2005-11-11 17:24:07
日本では雪女はありますが、霜女はありませんね。

雪女は恐ろしいイメージです。

人を殺すこともある雪の恐ろしさを

象徴しているからでしょうか?

雪を楽しもうという昨今、

雪女のイメージも変わってきそうですね。

そういえば、我が家の冷蔵庫のなかに

霜女ならぬ青女がいますよ。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事