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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

呆けて爺になる?    鳥野

2008年03月18日 | Weblog
「今年も山菜のてんぷらを食べに行こうよ」と誘いの電話。
大好物なんです。とりわけ蕗の薹。
栽培のタラの芽、輸入のワラビなどが出回っていますが、ここだけは本物と信じて里山の宿へ出かけています。

蕗の薹はフキが地上に芽を出したばかりの花茎。冬眠から醒めた熊が最初に口にすると聞きました。やっぱり春の使者。

歳時記には、蕗の薹の例句も数多く出ていますが、教えられたのは、「蕗のしゅうとめ」という呼び名。
「蕗のじじい」とも呼ぶそうです。

花茎が伸びきり呆けて、食べごろを過ぎた様子を表していて、成る程と感心しました。

  ・ 日陰にて蕗のしゅうとめ姿よき  香燿子

  ・ 路地裏の蕗のしゅうとめ立ち話  光晴




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じじいもある! (遅足)
2008-03-18 10:11:54
蕗のしゅうとめと、じじいがあるとは!
確かに、そういわれれば、そのように・・・
オトメであの香ですから、
じじいは、どんな香なんでしょうか?
案外、灰汁が抜けて、好好爺かも。

 昼下り蕗のじじいの見る夢を  遅
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