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おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

続「歌舞伎鑑賞教室」。その4。「義経千本桜」のうち「渡海屋、大物浦の場」。片岡仁左衛門。中村勘九郎。市川左團次。歌舞伎座。

2021-05-27 20:16:36 | じじばばがゆく

 九州へ逃れるため、義経一行は大物浦の渡海屋で出船を待っています。しかし、渡海屋の主人銀平は、実は壇ノ浦の合戦で死んだはずの平知盛。女房のお柳は典侍の局、娘お安は安徳帝で、義経を待ち伏せていたのです。知盛は船出した義経一行を襲いますが、返り討ちに。帝の身を守護するという義経の言葉に安堵した典侍の局は自害、知盛も帝を義経に託すと、瀕死の体に碇綱を巻きつけ、海中へと身を投げるのでした

(「」より)

「渡海屋内の場」。

   中村勘九郎(当時)

魚の名などを入れ込んだ掛け合いが面白い。

義経(中村福助)一行の出立。

すると銀平(実は知盛の亡霊=こういう設定が歌舞伎らしい)が装束をただして

片岡仁左衛門。

       「大物浦の場」。

             幕が揺れ、荒海に。

左は弁慶(左團次)。

碇綱とともに海中に身を投げる。

     

壮絶かつ豪快な場面。歌舞伎らしい迫力満点。この場面は何度か他の役者でも観たことがありますが、鬼気迫る演技に圧倒されてしまいます。


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