おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

水元公園。花菖蒲。「芝木好子『葛飾の女』」碑。

2022-06-11 20:45:24 | じじばばがゆく

菖蒲の咲く頃の葛飾は美しい 田園は青葉に霞んで 雲雀が鳴く 堤の桜も花見のころは人が出盛ったが それも過ぎると 水に柳の眺めのよい季節になる 沼地の多い土地柄で 田の畦にも菖蒲が咲いた

                                        『葛飾の女』より 芝木好子

師である日本画家への思慕を絶つため、葛飾に嫁していった女弟子の懊悩を、水郷の景物を背景に描いた作品。

6月10日(金)。水元公園の花菖蒲を見に出かけました。

水元公園の「花菖蒲田圃」「みずもと桜堤」と「小合溜」の間に大きく広がっています。

    ○一帯。

           小合溜の対岸は、埼玉県三郷市。

          睡蓮。

                     1880年代のようす。

「小合溜井」(現在の「水元公園」)への流れの一部が、現在の「大場川」となっている。

                     2010年代のようす。

かつての流れが現在も市区の境になっている(足立区、葛飾区、八潮市、三郷市)。

けっこうな人出。 

1年目のものから3,4年目のものまで。若い菖蒲から最盛期の菖蒲、そして熟し切った菖蒲と、田圃ごとに区分けされ、それぞれが精一杯、見事な花を楽しませてくれます。 

             

            

        1年生から3,4年生。それぞれの生育ぶりがよく分かります。

所々に四阿があって、花菖蒲を眺めながら、ユックリとくつろげます。

        

土日には屋台なども出て、華やいだ雰囲気に。3年ぶりのお祭りです。

コロナ禍で外出もままならなかった年寄り、足の不自由な人など、梅雨の晴れ間、つかの間の散策を楽しんでいるようです。

向こうにステージや屋台が。

               

          花菖蒲の咲く田圃には、木橋が架けられ、身近に観察できます。

ガクアジサイと花菖蒲。

                       アジサイも最盛期です。

キンシバイも存在感あり。

                    

中国原産で、和名は中国名の「金糸梅」に由来し、これは5枚の花弁を梅に、長く突き出た雄蕊を金の糸に喩えたもの。

             

田圃が点在し、それぞれ楽しみながら散策できます。「堀切菖蒲園」や「小岩菖蒲園」とはまた違った味わい。

            (「講談社文庫」HPより)


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