百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ふみつきへ

2008年06月30日 | 千伝。
明日から、もう七月です。

今年一年も半分の折り返しです。

今年の大晦日・・
どんな一年を過ごしたのかと思うだけでも楽しみです。

あなたの折り返しの復路が、福となる道となりますように♪

繰り返す ポリリズム♪

2008年06月29日 | 千伝。
最近、広島出身の Perfume という女性3人組のユニットが人気を集めています。

「花の命は 短くて 苦しきことのみ 多かりき」(林芙美子)

昨日は、これまた広島の尾道に所縁深い「放浪記」の林芙美子の命日でした。

「熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」 (万葉集)

高校生の頃、父の貨物船に乗船したことがあります。

静岡県御前崎沖で時化にあって、船の舳先が波に突っ込んで、スクリュウが空回りするような大波のときも、「うろたえたらいかん。このくらいの波でビックリしたら船乗りは勤まらん」と笑っていたのを想い出します。

微速前進・・父が、よく言っていた言葉です。

全力疾走・・大人たちから、よく聞かされた言葉です。

花の香と潮の香・・繰り返すメッセージがあります。

随分違うものだという感覚です。 

さて、仕事です♪

福と徳

2008年06月28日 | 千伝。
今日の福井地方・・蒸し暑い一日でした。

今日は、福井地震から丸60年にあたる日でもありました。
市内各地で、一斉にサイレンが鳴り響きました。

午前・・ジョギング走10KM。
夕方、お通夜に参列・・。

・・合掌。

昨日のニュースで、全国の小六のテストの結果、もっとも全国で一番認知度が低い県が、福井県と徳島県でした。

認知度、存在感を示すことが出来なくても・・元気が一番です♪

もっと、福と徳を活かせる日本の社会であってほしいものです。(笑)


蟹の横歩き

2008年06月27日 | 千伝。
80年昔、小林多喜二の書いた小説「蟹工船」が、最近よく売れている(読まれている)というニュースがあります。

「どっちみち金満家が喰らう蟹缶だから、石でも詰めておけ」という書き方で、小林多喜二は不敬罪になりました。

現在は、労働者ではなく、経営者が率先して、腐りかけの肉を混ぜて食わす業者もあります。

100年昔、「働けど働けど暮しは楽にならず、磯の小島に泣きぬれて蟹とたわむる」
・・ 啄木の時代に逆戻りかもしれません。

今日、とある病院の介護正職員の1ヶ月分の給与明細書を見ることができました。
月1回の夜勤手当を含めて、手取り13万円前後でした。

介護されている豊かな寝ったきり老人の年金受領金額の半分にも満たない可能性もあります。

働かざる者、食うべからず・・は遠い昔のようです。

ブルジョワジーなニートも増え、プロレタリアなワーキングプアも増え、ノンポリな寝たきり老人も増える・・どうも何か変な不可解な日本社会です。

近い将来の日本は、蟹さえ喰えない貧困層が、社会を左方向に大きく変えるかもしれません。

生き抜く

2008年06月26日 | 千伝。
厚労省 市区町村別生命表から抜粋した日本人の平均寿命の統計です。
全国平均の寿命は、男性 78.8歳、女性は、85.8歳だそうです。
【平均寿命ベスト10】
<男>      :    <女>
(1)横浜市青葉区81.7   : 沖縄県北中城村89.3
(2)川崎市麻生区81.7   : 兵庫県猪名川町88.7
(3)東京都三鷹市81.4   : 長野県高森町88.5
(4)東京都国分寺市81.4  : 沖縄県豊見城市88.5
(5)東京都練馬区81.2   : 沖縄県南城市88.3
(6)長野県箕輪町81.1   : 長野県宮田村88.2
(7)長野県小布施町81.0  : 横浜市青葉区88.0
(8)東京都小金井市81.0  : 北海道壮瞥町88.0
(9)熊本県益城町80.9   : 沖縄県北谷町87.8
(10)東京都目黒区80.9  : 神奈川県開成町87.8
【ワースト5】
(1)大阪市西成区73.1   : 東京都奥多摩町82.8
(2)青森県板柳町75.2   : 青森県大鰐町83.1
(3)青森県鯵ケ沢町75.2  : 東京都日の出町83.3
(4)青森県五所川原市75.5 :  大阪市西成区83.3
(5)福岡県大任町75.5   : 北海道浦河町83.5

このデータを見る限り、男性は、都会に暮らした方が長生きをして、女性は、田舎で暮らした方が長生きをするのかもしれません。

但し、一般的な考え(小生の場合)では、男性は田舎暮らしを理想として、女性は都会暮らしを理想としているような性質があるのではないかと思うのですが・・。

ただ、田舎でのお百姓さん仕事は、足腰が丈夫なので元気な方が多いのも事実です。
都市部の場合は、長い期間老後をそのまま病院のベッドの中で動けぬまま生涯を終える方が多いのも事実です。

単に、各地域の平均寿命としてとらえる数値よりも、自立して動ける平均年齢数値をデータ化した方が、より判りやすい元気またはストレスの多い地域を数値化評価できると思うのですが・・。

さて、それほど親しいわけでもありませんが、知人(60歳ぐらい)の経営する企業(従業員約160人)が、78億円の負債を抱えて破産というニュースがありました。
腰の低い人物で挨拶を交わしても優しい人柄で、これからの彼の老後人生を考えると辛いものがあります。

生きていると、いろんな茨のような苦難の浮き沈み、道程があります。

午後、投資なのか融資なのか寄付なのか・・自分でもよく判りませんが、個人的な振込み。

夕方、身内の入院見舞い・・。
夜、友人の父親が亡くなったという知らせ・・。

あれこれと想い巡らせることが多かった今日一日です。

小生の自慢は、子供の頃から今までに小生と親しい自分の知人友人の間から、誰一人も蒸発不明者も自殺者もうつ病者も出ていないということです。

それだけ・・ズルイ仲間が多かったのかもしれません。(笑)

心の病は、気からです。

たとえ友人が一人もいなくても「独り生き抜く気構え」が大切・・心の病は気からです。

小生の大好きな人たちに、いつまでも福の風が届きますように♪

微速前進

2008年06月25日 | 千伝。
カヤックに乗って漕いでみたい気分です。

父が教えてくれたことがあります。

海で時化に遭ったときは、「微速前進が鉄則」で行き足が止まれば、波に遊ばれて木っ端微塵になることでした。

板子一枚下は地獄と言います。

千葉県銚子のはずれの犬吠崎の沖合いで、150トン級の漁船が転覆しました。

燃料節約でパラシュートアンカーに三角波としたら・・浮ばれない災難です。
合掌。

道楽左様

2008年06月24日 | 千伝。
先日の夏至の日、まだ夜が明けぬ早朝・・名神高速道を走っていると大型トラックが横転事故を起こして、滋賀県内の名神高速道上下線の竜王と栗東間が全面通行止めになりました。

竜王で降りて一般道へ、栗東までノロノロ渋滞で、コンビ二店に立ち寄ったり1~2時間ほどのロスタイムを強いられました。

こういう場合・・人生道と同様で道楽しく歩みたいものです。

さて、実家での草むしりは、草刈り作業になってしまい・・
庭にある庭木や植木の剪定作業は、チェーンソーを使っての伐採作業になりました。

御陰様で、五十肩(左側)の痛みと腰痛(左側)を伴ってしまいました。

おまけに、漆の木でかぶれたのか、虫に刺されたのか、木っ端が突き刺さったのか、左の内股が、浅黒く腫れてしまいました。

まぁ、そんなことは、どうでもよいことなのですが・・

父が残した遺産は、道楽ものばかりです。

携帯電話のない時代から、実家の中は、トイレを含めて、どの部屋にも固定電話を備え付けてあります。便利かと問われると・・便利かもしれません。
電話がかかると、いろんな電話器のベル音が、家中一斉に鳴り響きます。(笑)

また、趣味のひとつとして日本国中から集めた植木やら石を使って自らの庭園も作っています。

その植木が、二階の屋根よりも高くなっており、台風でも来て強風に煽られて倒木になると、母屋まで損害を被るぐらいに巨大になりました。

父親が愛でた草木や植木・・それを伐採する息子の姿。

自然に刃向かう重労働でした。

植物にも「心」があるのだと確信した週末でした。

心は、今日も元気ですか?

左馬

キャッチライン

2008年06月19日 | 千伝。
今朝の福井地方・・小雨模様です。

朝起きて気持ちはよいのに・・思いがけないことも起こるものです。

こんな場合には、大事な人や恋する人の顔や姿を思い浮かべます。

楽しい素直な片思いは、笑顔にしてくれます。

「みんな生きている・・大丈夫!」

そして、元気にさせてくれます。

楽しくなるようなフレーズ探し・・一生楽しい勉強です。

今日も笑顔で朗らかに・・元気で♪


デラシネ

2008年06月18日 | 千伝。
今日は、半年ぐらい前から考えていた二件のビジネスアイデアを草案という形でまとめました。

なかなかの発想・・ぐぅ~です。我ながら自画自賛です。

つい、欲が出てしまい・・目ぼしい企業に直接提案、あるいは自ら海外へ委託生産、特許・商標の申請等々・・道楽の営業活動も縮小傾向にして、ターゲットを絞り込んでゆこうと思案中です。

ただ、すべて自分の趣味の範囲ですから・・誰かが喜んで小生のアイデアを活用してアレンジしていただき、少しでも社会・地域おこしに貢献できる方向になれば、それで十二分満足すべきだと言い聞かせています。

ところで、岩手・宮城内陸地震で地域おこしのアドバイザーだった二人の北陸関係の方が亡くなられておりました。

駒の湯温泉で亡くなった麦屋弥生さん(48)は、金沢市在住の地域観光アドバイザー、岸由一郎さん(35)は、鉄道博物館(さいたま市)学芸員(福井県立藤島高校出身)でした。
お二人とも、各々の分野では、よく知られていた存在であり、ほんとうに惜しい人材を亡くして残念でなりません。合掌。

「地域おこし」そのものが、新しい国家興隆(国おこし)と繋がるはずなのに・・そろそろ、日本は、世界への上目遣いを止めて、地方からの目線で政治経済の動向を世界にアピールして欲しいものです。

我々の子供の頃の日本の義務教育の方針は、「踏まれて散る花よりも、踏まれても根を張る雑草の如く生きろ」ではなかったのではないでしょうか・・。

週末は、実家での「草むしり」に専念する予定です。

草むしりを怠ると、草かりのような状態となるのが、田舎の状況です。

デラシネ(根無し草)のような生き方(政策・地域おこし)の草花が咲き競いながら、いつまでも枯れるのを忘れているかのような少子高齢化社会・現在の日本です。

2009 東京マラソン

2008年06月16日 | 千伝。
去年、気がつくと、既に参加申し込み期間は終了していました。

来年3月22日の東京マラソンには、参加したいです。

参加申し込み期間:2008年(平成20年)7月22日(火)から9月22日(月)。

忘れないように書き込みです!

勿論、申し込み者が多くて、抽選ですが・・走れるといいなぁ。

来年に向けて、走りこみの練習を再開です。

デブ返上です♪

桜桃忌

2008年06月16日 | 千伝。
もうすぐ、桜桃忌である。

太宰治の作品は、高校時代に読んだあと、その後、読み返した記憶がない。
当時も、自虐的な鮮烈な文学作品に揺さぶれて自意識過剰な境地までに追い込まれる若い読者も多かった。

太宰治の作品は、自殺したくなるような魅力もあるが、人を殺したくなるような読後感はなかった。

太宰治と同じ青森県出身の秋葉原通り魔犯人の加藤という25歳の若者は、「人間失格」等々・・太宰の作品を読んだことがあるのだろうか?

東京・三鷹にある禅林寺には、太宰治と森林太郎(鴎外)の眠るお墓がある。
大学3年生の頃、今の時期に、禅林寺にお参りに行ったさい、お墓に水をかけていると、墓石が動いた・・死者30名近くを出した東北宮城県沖地震の揺れだった。

山体崩落・・今回の岩手宮城内陸地震の被災地の映像を眺めていると、この世の地球に人間として生まれてきた時代と命との表裏一体、運命の絆を強く感じます。


あなたに出会えてよかったと思える日々が多くありますように。

走れメロス♪


強く優しく

2008年06月15日 | 千伝。
日本の会社は、約200万社ほどがあり、そのうち国内上場されている企業が約4000社・・さらに、実際日々売買される銘柄は、その15%前後という統計があります。

多分、いい恋愛相手を見つけるよりも、いい企業を見つけて投資するほうが、確率的な成功は、遥かに高く、かつ低いのです。

う~ん・・見方を変えると、同じような確率的感覚なのかもしれません。(笑)

昨晩から始まったNHK土曜ドラマ「監査法人」・・大筋の内容は、あんなものでしょう。

ただ、あれほど熱血漢溢れる若い公認会計士も極めて稀です。
持ちつ持たれつつ、長いものに巻かれろが・・日本の風土、ビジネス慣習です。

数年前、カネボウの意図としない粉飾決算が発端で日本の四大監査法人の一つあった中央青山監査法人(みすず監査法人)が解散した事件がありました。
あるいは、ライブドアの意図的な不正経理事件もありました。

ドラマ通り、国際化に照らし合わせて厳格な監査による「承認せず。監査辞退」を行えば、日本経済は、麻痺状態に陥る可能性が大です。
それこそ、監査難民と言われる企業も続出し上場廃止となる緊迫した状態になります。

経済を、この世に譬えるならば、株式公開を目指すベンチャーや新興企業は、まだ子供であり、大人である上場企業への仲間入りという自体が、成長株という生き物としての経済発展に尽きることだと考えています。

監査法人と言えば、教育担当、あるいは経済コンサルタントを司るような公正厳格な存在であってほしいものですが・・理想論だけでは、巧くゆくはずがありません。

よく言われることですが、企業の決算書(財務諸表)は、学生時代の通知表、成績表のようなものです。

ただ、人生の決算書は、キャッシュフロー・損益計算書でも貸借対照表でもありません。

多分、憎悪、愛情、哀しみ、喜び・・等々の人間としての感情的な部分での結果重視が生き方として問われると思うのです。


昨日の岩手・宮城の大地震の惨事を見るにつれて、人間は、公正な厳格さも必要ですが、愉快な強い優しさが根本的になければ、人災、天災だらけの「感さ」な人生を飛び越すのが面倒になるかもしれません。

今回の地震に遭われた被災者の皆様には、心からお見舞い申し上げます。合掌。

笑わないエース

2008年06月13日 | 千伝。
ここ数年、練習や試合には、ほとんど参加していませんが・・とあるソフトバレーボールの中年チームに在籍していました。

バレーボールは、好きなスポーツのひとつです。

さて、今晩のNHKのスポーツ大陸は、日本女子バレーボール代表のエース、栗原恵さんを特集していました。

広島県能美島出身、まだ23歳・・日本を代表するエースアタッカーです。

昔、同じく広島県出身で、日本男子バレーボール代表、世界一の名セッターと言われた猫田 勝敏さん(1983年没 享年39歳)・・オリンピックで金、銀、銅メダルを獲得した伝説となるような人物がいました。

同じようにバレーボールひと筋にかける情熱が、怖いほど深く伝わってきます。

バレーボールの神様は、笑えるエースになってほしいと願っているのではないか・・と思います。

がんばれ・・ニッポン♪

向かい風

2008年06月12日 | 千伝。
演歌調のイメージが強いのでしょうか・・日本海に沈む夕日は、もの悲しいというイメージがあるようです。

ちょうど600年昔、この日本海を渡って献上された「象」が日本に初めて上陸した場所が、若狭の小浜でした。

こんな風に・・もっと元気で力強いメッセージがあれば、日本屈指の魅了される光景になるはずですが、もったいない観光広報、宣伝不足です。(笑)

日本海夕日


さて、あの人の夢をみました。

成り行きまかせでは、人間は、逆にシンドイ場合が、多々あります。

その時、誰もが方向を見失うのかもしれません。
そして、誰もが明日への不安を持つのかもしれません。

出来ることならば、福となる風になって希望を吹かせたいです。
・・小生、いつでも喜んで引き受けます。

今日の午後、福井市郊外にあるショッピングセンターへ買い物に行って参りました。
あの東京・秋葉原通り魔事件で使われた凶器のナイフを売ったミリタリショップは、店を閉めていました。

この世の悲惨も空虚さも、すべてが心の中で作り出されるものです。

例えば、ここに失業している人がいるとします。
これをチャンスとして楽観するか、悲観として捉えるかです。

悲観して落胆する感情は、疲れるだけです。

人生は、甘くもないし危険もいっぱいだけど・・
それでも、生きていること事態が不思議いっぱいの時間と空間に満ち溢れています。

雨よ降れと・・願えば、雨は降ります。

たとえ、つむじ風が吹こうが、心に強く描くものは、実現します。

長い石段を登るのも、楽しいと思えば、楽しくなるのです。
向かい風が、追い風になりますように♪

夢の階段

福の凪(なぎ)

2008年06月11日 | 千伝。
夜明け

昨日の福井地方・・どんよりとした雲天の空でした。

昨日のお昼は、病院の屋上で、独り・・寝そべって空を見上げていました。

何の為に、生まれてきたのだろうと考える事が、できるのが人間です。
何の為に、生きているのだろうかと考える事が、できるのも人間です。

「毎日が楽しい」と答えられる人は、幸せです。

人は、弱いものです。
予期せぬ困難や出来事に遭遇すると、戸惑い、迷い、悩みが生じます。

人は、感情にも左右されます。
心構えひとつで、異なる結果を導くことができます。

仕事で苦悩している人も、職を探す仕事のない人達から見れば、羨ましく映ります。
職もなく苦悩している人も、病院で病や老いと闘っている人達から見れば、羨ましく映ります。

人は、いろいろとミスをします。
昨日、屋上で昼寝をしていると、あまり気持ちがいいので寝過ごしてしまいました。

「あなたが、そばに居ると心が晴れ晴れします」と、タフマンを一本、そっと差し出しながら起こしてくれました。

最近、一緒に仕事をするようになった方ですが、いつも笑顔を絶やさぬ人です。

そう、自分で幸福の演出家になればよいのです。
最高の幸福は、希望と夢、夢と希望です。

笑顔のない力は、夢見る力もありません。
夢見る力のない人は、生き抜く力もありません。

笑顔は希望を生み、希望が笑顔を生みます。

完璧な人間なんて・・いません♪

空と海