百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

愛国心

2008年06月01日 | 千伝。
ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ・・敗戦を体験した日本人は、感情で平和を訴えます。

若い頃、被爆者二世として、東京都被爆者団体協議会の活動に参加したこともありました。

何かの総会時に、若気の至りで、左寄りの政治活動を批判めいたことを述べると、被爆者教師達から、痛烈な逆襲批判を受けたことがあります。

「平和を憂う」ということは、今の日本は、平和国家であるという意味合いを持つかもしれません。

平和解決は、論理的志向よりも、力のある感情を含む論理的思考が、より効果的なのではないかと思います。

ただ、日本のお歳を召した方に、「もし有事の際には、どうするか?」と聞くと、大抵の方が「戦争は二度と嫌だ」と答えてくれます。

英国のお歳を召した方に同じ質問をすると、大抵の方が「国のために戦う」と答えます。

そのどちらも平和という愛国心だと思います。

平和や宗教は、もともと人道上の心の安静を求めているはずなのに、互いの人道を無視し合い、争いの要因になっていることが、原罪かもしれません。

時代が移り変わり・・

いつの日か、この地球上の一人でも多くの人間が、共に心が通う「平和通り」を自由に歩けるような平和な国に暮せるように願います。


P & P ♪

2008年06月01日 | 千伝。
折角、実のなる植物を育てても、それをもぎ取ることをしなければ成果はないものです。

ピンチとは、もぎ取る力を養う原動力で、ハングリーが果実を口に運びます。
 
じっと動かぬように見える樹木も、太陽に向かって感謝の枝を伸ばし、地中では、養分を求めて縦横無尽に根をめぐらしています。

動物である人間は、日々の糧に手を合わせて感謝し、その足は一筆書きのネットの軌跡を駆使するように創られているのでしょう。

Push&Pull ♪