百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

2nd V-day。

2018年02月28日 | 千伝。
先日、静岡県まで出かけて参りました。

この時季、残雪多い北陸から春日和のような気候の東海地方へ出向くと、外国旅行でもしているかのような錯覚をします。

浜松から沼津方面へ、正面に大きな富士山を眺めながら東名高速を走っていると、静岡県警のパトカーから停止命令。

楽しいドライブ時間から、ちっとも面白くもない静岡旅行となりました。

嫌な思い出は、太平洋に捨てて、日本海側へ戻りました。

伊吹山も、白山も・・富士山に劣らず美しい絶景です。

さて、やっと今日、我が家の前の雪かき(除雪作業)も終了です。

今日は28日は・・お不動さん詣。

特別何かを祈願するわけでもなく、今月もここに来れたことに。感謝、手を合わせ、頭を下げるだけです。



それにしても、今月の福井地方は、大雪で大変でした。

駅前に立つ恐竜の周りに今も雪が残っています。



高齢者生活にまっしぐらに進む過程で、「雪」に向かい合う事前準備、対象方法・・より多くのことを考えさせられました。

バレンタインデーどころではなかった大雪に振り回された2月中旬。

商工会議所が、除雪に奮闘した方々へ、お礼のチョコを贈ろうと・・今日は、二番目のバレンタインデーだと呼びかけていました。



2月28日の今日は、めでたい一日。

明日から弥生三月・・そだね♬

三月のライオンが来る。

幸福のカギは。健康と健忘です。

2分 53秒 89

2018年02月22日 | 空木宝剣
高木美帆 金銀銅の 揃い組

女子チームパシュートで、日本金メダル。
メンバーは、高木菜那・美帆 姉妹と佐藤綾乃の3人、それに菊池。
メダリストで固めたオランダチームも、気を合わせひとつに纏まった日本チームの前には、オランダか。
金も百歳・銀も百歳以来の、ゴールド高木姉妹。
これほど、めでてゃーことは、ねーだがね。

金子兜太(1919~2018)

2018年02月21日 | 空木宝剣
兜脱ぎ 秩父に芽吹く 白梅香

昨日 兜太さん逝く 九十八才
「元日や 餅で押し出す 去年糞」が金子兜太さんの父、俳号 伊昔紅の句だったとは。
米が異なれば、糞となる。
口伝の時代より、俳句とは、一度聞くと忘れない程の、インパクトが必須だったかも知れない。
医者の家に生まれ、医学部ではなく、東大経済学部に行き、戦争で南方に、戦後は日銀バンカーとして定年まで。
大正・昭和・平成と生きぬいて、あと一年と少しで、次の時代に足がかかったものを・・・人生ヒッチ俳句。
紆余曲折があっても無くても、そこに言葉がある。
武甲山(1304)・甲武信岳(2475)・両神山(1723)と、秩父の里は、懐かしい。

弘法大師の視力

2018年02月19日 | 空木宝剣
春今宵 四国山地は 空と海

空と海を分かつ稜線、四国山地。
四国が空海 (774~835)を生み、空海が、お四国さんを創ったのか?



当木島 魚島 百貫島 伊吹島と辿る、子供の頃からの視力検査。
その奥の四国山地が、うっすら見えると1.0。
はっきり見えれば、1.5。



1200年の後の世まで名を残す空海の視力は、果して千里眼だったのか?


島影や 船の波間に 揺れ動く

老眼になった己に問う。

FebruarY (2018. 2.18)

2018年02月18日 | 空木宝剣
勧進帳 二月初演の 十八番

冬季五輪も佳境に。
昨日のフィギャースケート男子は、圧巻だった。
女性的なスポーツのイメージが一変して、晴明の曲に乗り、まるで氷上の演武でも見るようだった。
結弦くんによれば、「すべてを捨てて、金ひとつを得た」との事。
結弦くんだけに、「フィギャーとは、ゆずることなり」と悟ったか?
66年ぶりの二大会連覇の金メダル、めでたしめでたし。
団塊が、結弦くんと同じ、23才の頃は、第一次石油危機だった。
トイレットペーパー騒ぎやらで、小さなものを奪い合い、大きなものを、失っていた時代かも知れない。
45年も昔のお話。
今日は、2018年 2月18日(2018.2.18)で、数字の並びがよい。
1950年生まれは、68才。
ロッパチと言えば、イッパチロッパチの明治元年より150年。
大正が1912年から、昭和は1926年から、平成は1988年から30年。
来年5月から始まる、新しい年号。
余ったものは、金であろうと物であろうと譲合い。
困った人には、助け合い。
グローバル村を、そんな村社会にするには、どないするかAIに聞くべし。
おめでとう!

カカーリング

2018年02月16日 | 空木宝剣
カーリング 糟糠の石 辷らせて

カーリング女子。
アメリカ デンマーク 韓国に三連勝。
漬物石のようなストーンを、ホームという的を狙って、氷上を滑らせるという競技。
低姿勢から放たれたストーンは、意志を持ったように、動く。
スイーパーは、攻めと守りの位置までストーンを導くため、懸命にブラシを動かし、糟氷や糠氷を掃き清める。
漬物石に大掃除。
この姿は正に、今では死語となりつつある「糟糠の妻」になる為の、現代版の修行ではないか?
そうこうしている内に、カーリングは、きっと日本のお家芸になるに違いない。

雪からの贈物。

2018年02月14日 | 百伝。
記録的な大雪と暮らした長い一週間でした。

食料が無い、油が無い、人手が足り無い・・毎朝、毎夕、雪かきの毎日でした。

10年後の未来の生活を予行演習しているのだと思い巡らしての生活でした。

兎にも角も、福井地方、やっと今日、雪も降り止み、明日から春の足音が近づきます。

「雪」から学ぶものが、多かったです。

スーパーやコンビニで、パンやら食糧が消えたのを初めて見ました。

ガソリンスタンドも閉まっています。

灯油がないと、どういうふうに厳寒生活を過ごせばよいのか?

物流が止まるということは、こういうことなのかということも。

人手が足りないということも。

さらに、現実的に停電になった場合のことも。

生活というものは、地域社会が支え合うものだと痛感した一週間でした。



そして、独り暮らしの高齢者宅では除雪もされていない、まったく外出もできない状況に陥ってしまいます。

重労働と心労が続いたのでしょう・・除雪車の中で亡くなった高齢者の作業員のご冥福を祈ります。

合掌。



雪かきをしている最中、昔、オイルショック時に、都会ではトイレットペーパーが全く無くなった頃に、百島に戻ると沢山のトイレットペーパーが売られていたので驚いたという思い出話を浮かびました。

そんなことを想い出しながら、家の中に入って、テレビを点けると、ナント・・タレントの出川哲朗さんと小峠さんが、原付の電動バイクに乗って、鞆の浦から浦崎(戸崎)から向島(歌)に向けて走っていました。



・・百島とフェリー百風が見えた!

・・海は、便利な物流となる道でもあり、食糧庫なんだ!



この番組、去年放映されたものですが、北陸地方では遅れて昨日放映されていました。

不思議な世界を見るような感覚で、雪の無い瀬戸内海を眺めていました。



さて、雪かき三昧の三種の道具に感謝です。



担当医から、雪かき作業は止められていますが、そんなこと守れないギリギリの仕事、生活の安全防衛でした。

通勤不可、遅刻者も続出、拍車をかけての人手不足なので歩いて職場へも。

足腰、腕と肩、身体中あちらこちらと痛いですが、かなり若返ったような気もします。



月が浮かぶ青空が見えました。

・・見えますか?

今日はバレンタインデーだとか、冬季オリンピックのことも忘れていました。

晴れた日の雪景色の美しさは、別世界です。

怪傑ゾロ目

2018年02月13日 | 空木宝剣
瑞牆の 岩を数える 春の風

天風録によると、新聞には紙齢があって、中国新聞は、2018年2月20日に、第44444号を数えるという。
その前の、第33333号と第22222号は昭和で、第11111号は大正時代。
創刊は、明治24年(1892年)5月5日に遡る。
126年の歴史の中で、原子爆弾による広島の壊滅。
114人もの従業員の犠牲、社屋の喪失で、紙齢が途絶えようとした事が、一番の危機だったという。
記憶が正しければ、昭和30年代、校医であった赤松先生の叙勲表彰の診察風景で、お腹に聴診器をあてられた小生の写真を掲載したのが中国新聞だったと思う。
あの日の紙齢は、第何号だったのだろう。
第44444号まで、あと一週間。
新聞紙だけに、44444のぞろ目は、幸せの数字だという。
新聞は、紙合わせを紡ぐ紙の声を届けたい。
早速、今朝の第44437号、高木が銀、高梨 銅が届く。

オリンポスの果実

2018年02月13日 | 空木宝剣
戌年に 乾坤一擲 冬五輪

子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の干支巡り。
戌亥を乾と言い、未申を坤と呼び、天の利、地の理に従って、命運をかける乾坤一擲。
白虎 朱雀 青龍 玄武。西 南 東 北の守り。
オリンピック選手になるには、好むと好まざるに関わらず、拷問にも耐えうる精神力と、「今日の自分は、昨日の自分に勝つ」ための鍛錬と、それなりの環境と素養がなければ実にならない。
その上に、花を咲かせるのがメダリスト。
全てのスポーツは、無駄を削ぎ、最短距離を選び、速さを競い、美しい舞いに到達する。
午後8時からの平昌五輪開会式は、まさに光の祭典だった。
高梨、葛西がんばれ、小平、高木がんばれ、羽生、宇野がんばれ、
皆さんがんばれ。
再来年2020年子年は、東京五輪。
前畑がんばれ?


はしご

2018年02月07日 | 空木宝剣
うたたねの 枕がわりの 広辞苑

♪ 大きな空に~梯子をかけて~真っ赤な太陽 両手でつかもう
(青春とはなんだ)の夏木陽介氏も逝った。
人は、己が夢をつかむ為の梯子段を持っている。
梯子段と言えば、藤井五段。
ピンキラの今陽子と同じ瀬戸市の出身。
瀬戸と言えば、畿内で政変があった際に、西に落ちれば瀬戸内海。
東国に逃れれば、尾張瀬戸から木曽路の山の中。
鎌倉時代、道元禅師に随行して、宋より焼物の技術を習得。
瀬戸に、陶器釜を設けたのが、陶祖 加藤景正。
以来、土岐多治見、瀬戸界隈は、加藤一族でいっぱい。
加藤と言えば、神武以来の天才と呼ばれた、加藤ひふみん。
天才も忘れたころにやってくるか?
道元禅師といえば、永平寺は、福井県。
豪雪の為、八号線は1500台の車両が立往生。
これには、さぞや弁慶もびっくり。
瀬戸内海のしまなみ海道に、周防大島が含まれると、広辞苑の新刊が、遠回りの解釈をして校正される始末。
間違いと何とかは世の常なるが、言葉の梯子をしてしまった。
福井に住む弟一家のためにも、
「春風や 乃の字をかいて 野や山に」
冬から春へと梯子をかけて雪解けか。

雪も福もある生活。

2018年02月06日 | 千伝。
朝起きると、吹けば飛ぶような粉雪でしたが、大雪でした。

粉雪は、軽い粉のような雪で、車のタイヤも砂浜にのめりこむような状態で空回りすると、即、圧雪状態となり油断禁物です。



国道8号線も1500台以上の車の流れが、12時間以上今も止まったままの状態だとか・・大変です。

明朝には、少しでも立ち往生が解消してほしいものです。

「五六豪雪以来の記録的な大雪 福井」という見出しで、今日は全国ニュースでもトップ扱いでした。

こちら、毎朝の雪かきで大変ですが、助け合い、譲り合いの精神を教えられます。

今日は。片道1時間も2時間以上もかけて歩いての徒歩通勤の方も多かったです。



狭い雪道、行き交う通行人同士は、譲り合いなければ、前に進みません。

車も立ち往生すれば、みんなで押してやらないと、前に進みません。

気候、風土、地域性という特長は、そういう人柄を醸成するのかもしれません。

夕方、福井駅駅周辺の足羽山、足羽川界隈まで散策。



とても神々しい光景を拝ませて頂きました。

生活満足度・・なかなかの生活です。



以前、昭和の三八豪雪、五六豪雪をよく知る地元の高齢者の方に訊いたことがあります。

大雪は、雨の日と晴れの日では、どちらがはやく解けますか?

答えは、太陽の陽射し。



雪も福もある生活邁進中。

雪のベル。

2018年02月05日 | 千伝。
今朝は、除雪車が来なかったので、スコップを担いでの自宅前の雪かき作業でした。

除雪作業に関わる仕事も、深刻な人手不足なのでしょう。

午後から、やっと除雪車が到着。



明日の朝まで、約1メートルほどの積雪となる天気予報。



明日は、雪の道を踏みしみて歩かないとね。



あと1週間ぐらいで、さわやかな春の足音が聞こえてくるはずです。

雪国の一番美しい時季が今頃かなぁ・・と思うしかない。

月彩

2018年02月05日 | 空木宝剣
皆既蝕 一月巡り 如月に

2018年も、あっという間に、はや二月。
スーパーブルーブラッドムーンも、広島では春を告げる朧月だった。
脳脚腰肝臓腎臓肺膵臓腹大腸小腸と、肉月なくして成り立たぬ人の体。
中空に浮かぶ寒月を肴に、燗なら月桂冠、冷なら雨後の月。
それとも、カクテルブルームーン。
月のしずくを、細胞の隅々まで浸透させれば、思いは遥か、計算の届かぬマクロコスモス。

節分・立春。

2018年02月02日 | 千伝。
久し振りに、バスに乗車して通院しました。





バスに乗ると、不思議に他の乗客の服装やら持ち物に目が行きます。

そうそう、僕は、裸眼で視力1.2レベルに快復しました。

その分、老眼鏡が必要になったのが、かなり不便です。



まだ消えない窓から見える道路の残雪の山。

この除雪作業も深刻な人手不足で、高齢者の多くが(70歳近い方も含めて)が、真夜中の深夜に重機を使って懸命の除雪作業を行っているのです。

10年後・・雪国は、生活道路の確保もできない大変な生活環境となるかもしれません。

若い世代への生活環境の基盤となるインフラの基本の技術継承が難しい少子高齢化、人口減少時代です。

明日、明後日は・・節分、立春。

・・春も間近。

これからの日本社会・・空き家対策、貧困困窮生活、介護難民、除雪問題等々。



視力がよくなって見える、どんどんと冬の時代が長くなるような日本の風景です。

でも、春が来ると、単純に楽しいかなぁ。(笑)

人生百年の時代ならば、60歳過ぎた者も何か考えないとね。