百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

いちばん幸せなこと

2008年12月26日 | 千伝。
今日の午後は、病院で一日遅れのクリスマス・パティー(慰老会)があり、サンタクロースの役をしました。

「人は、順番に死ぬのが、いちばんの幸せだ」という古(いにしえ)の教訓が身に沁みます。

今年初めに父が逝き、英国で大変お世話になった方が、一昨日のクリスマス・イブの日に、88歳で亡くなったという連絡が入りました。

思い出話を語れば、キリがありません。

ユーモアとペーソス感覚を滲ませた数少ない英国貴族の末裔でした。

あの世で喋る言葉の共通語は、何語か知っていますか?

出会えたことに感謝です。

ありがとうございました。

合掌。

天皇誕生日

2008年12月23日 | 千伝。
トヨタが1500億の赤字予想。

連結決算と、株価の時価評価計上という、グローバル会計の洗礼パンチを受けてのダウンなのでしょう。

サーモスタット効果のない怖さがあります。

「孫子の代」まで財政赤字を残さぬ消費税の筈が、竹下登さんの孫ウイッシュの時代がきても赤字では、消費税も役立つはずがありません。

大口納税企業の転落・・大中小企業が「生産税」を払えることこそ豊穣の資本国家の生業(なりわい)ではないでしょうか。

それとも、天皇制国家に戻りますか?

それでも、日本は、世界一大好きな国です。

冥福を祈る

2008年12月22日 | 千伝。
1988年12月21日・・。

ロンドン発ニューヨーク行きのパンナム機が、スコットランドのロッカビー上空で爆発墜落。

乗員乗客全員259人と地元住民11人も巻き添えになって多くの犠牲者が出たテロ事件です。

リビアの情報組織が行ったテロ爆破事件でした。

もう、あれから20年の歳月が流れました。

ちょっとした偶然の運命の徒がなければ、あの飛行機に乗り合わせていた小生でした。

合掌。

コラム三昧

2008年12月18日 | 千伝。
今日の福井地方、雨が降っています。

以前、読んだ何かのコラム三昧から:

「北の国から」や今夜が最終回の「風のガーデン」などのドラマなどを手がけている脚本家の倉本聡さんは、自分の作品を辛口に批評されたら、茄子(なすび)のへたを取って、刃先の鋭い箸で、串刺しをしながら、嫌な批評家の名前を言うのだそうです。

それから、その茄子(なすび)をグツグツと沸騰する油の中に入れて、食べると、気分転換になるそうです。

さて、米国に追随して、日本もヨーロッパも、ゼロ金利になると、どうなるのだろう?

倉本聡さんではないが、世界も何か気分転換が必要なのかもしれません。

心の感じ

2008年12月13日 | 千伝。
今年の漢字は「変」でした。

オバマ新大統領のCHANGEの影響もあるのでしょう・・。

今、変えて欲しいこと・・まず、日本の政治家へ。

国会議員が多過ぎます。
国会議員の世襲制も何とかしてほしいものです。

国会議員の定数削減を求めます!

アメリカでは、CNNが放送した日本航空JALの社長西松遥社長さんの倹約ぶりが高く評価されているようです。
バスを利用しての出勤や彼の年収が自社JALのパイロットよりも低いということにも驚いたようです。
アメリカ国民にとっては、米の3大自動車メーカー(ビッグスリー)の首脳らが公的資金を要請するために自家用ジェット機を使ったのと大違いだったのでしょう。(笑)

派遣社員のリストラやら失業問題が、クローズアップされている年末です。
いつのまにか、未曾有の百年に一度の世界の経済・金融危機という言葉が跋扈しています。

今日読んだ・・どこかの新聞コラムに、世界中の貧困層の喘ぐ不満ややるせなさが待ち望むものは、「戦争でも起こって人生をリセット」してくれないかという期待だとも書いていました。

きっと・・人生を変えたいのでしょう。

家族を変えたいですか?
女房・亭主・子供を変えたいですか?
家を、暮す場所を変えたいですか?
仕事を変えたいですか?

あの時の運命を変えたいですか?

大変ですね。

来年の感じは、大変ではない一年でありたいものです。
心の感じ方が問われています。

ヨーロッパ 2

2008年12月10日 | 千伝。
誤解を怖れず、千年後の歴史観を予測するとします。

太平洋戦争の発端となった日本の真珠湾攻撃は、白人というヨーロッパ文明が世界を覇権しようとした直前・・その警鐘だったという認識もあります。

南米、北米、オセアニア・・考えてみれば、ヨーロッパからの移住と侵略です。
アジア、アフリカの植民地が独立した契機を第二次世界大戦に置き換えてもよいはずです。

白人と黒人と黄色人のすき間に、新しい人種が増えているのも事実です。
そんな新しい世界を創り出しているのが、この地球上の人類です。

日本人であるとか・・英国人であるとか・・そのようなナショナリティが、アメリカとか、ヨーロッパとか、アジアとか・・混血雑種になりつつも、それでも尚、国家という垣根や壁が高くなります。

その一方で、ゲルマンか・・ラテンか・・その見境もなくなりつつあるヨーロッパで、とりもなおさず、個人意識が、国家や組織よりも優先して、公共物の破損、公共道路が汚かろうが、関知しない危機管理です。

Over here と Over there の2つの世界観が、ヨーロッパにはあります。

彼らは、全体の危機に相対しない限りは、個人の権利を優先します。
個人に及ぶ全体に関わるような危機以外は、微動もしない姿勢を取ります。

日本の自宅の庭が表に面しているのに、ヨーロッパの自宅の庭は裏に配しているのと同様です。

「見せようとする世界」と「見せまいとする心理」の違いが、ヨーロッパでは巧く矛盾作用しているのでしょう。

昔も今も・・ヨーロッパは、おそらく矛盾を抱えてつつも夢を見ているのに違いありません。

言い換えれば、迷える先進的な宗教世界です。

ヨーロッパに居ると、この世には、ほんとうに神が存在するのではないかというインスピレーションが湧いてきます。

It all depends on how you look at it.

戻れぬ青春と訪れる青春・・そのような青春とか運命とかというものは、一生の間でゆっくりと使い尽くすものか、あるいは手に掴むものかどうか・・わかりません。

ただ、幸運という喜びに出会ったとします。
その運命に対して感謝をするとします。

一体誰に感謝すべきか・・神さましかいません。

ところで・・世界史というものは、人類史でなければと思います。

例えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ならば・・日本人の誰でも知っている人物ですが、世界史においては、無名の人物です。

かように、各国、各民族史を学ぶだけで一生涯かかるというのに・・
ヨーロッパというタイトルは、大きくてミスだと反省しています。(謝)

昨日書こうとしたこと ヨーロッパ 1

2008年12月09日 | 千伝。
1945年12月8日は、真珠湾攻撃の日・・太平洋戦争が勃発した日でもありました。

海外、とりわけヨーロッパに居ると、悔しいけど大きな壁にぶつかります。

日本人であること、黄色人であるという認識です。

働くことに関して、ヨーロッパ人は決して怠け者ではありません。

いざという時の実行力、行動力は、日本人、黄色人種よりも、ものすごい底力(パワー)を持っているような気がします。

ただ、ヨーロッパ人は、無理しても働かなくてもいい余裕を備えているのです。

物質的には、日本の方が豊かなのは事実なのに、それなのに我々の方が貧しいと感じるのは小生一人だけではないと思います。

それを、「心の余裕」とでも言うのでしょうか?

まるで、我々アジア人が働き蜂でヨーロッパという女王蜂に捧げる図式が浮かんできます。

そして悲しいことに、まだまだヨーロッパ人のほとんどが、アジアがどれくらい物資製品が世界を席捲しているか目で見ても肌で感じていないのです。

全体的に、彼らはまだまだ追い越されている事実を考えてもいないはずです。

何しろメイド・イン香港、韓国だろうが、同じようなものだと考えるいるふしがあります。

我々だって、メイド・イン・ベルギーやルクセンブルグだろうが、余り気になりません。

まだまだアメリカ人の世界がアメリカならば、ヨーロッパ人の世界はヨーロッパなのです。
我々のように極東の断崖の果てに位置するような異質な島国だからこそ、世界を安易に把握できます。

・・つづく。


お天気お元気 気分も交換

2008年12月08日 | 千伝。
今日の福井地方、気持ちいいぐらい快晴です。

12月8日って・・いろんな出来事やら歴史的事件があったようで、その気にかかるひとつを書き留めて置こうと思いましたが、あまりに気持ちが好いお天気なので散策してまいります。

また、冬用へとタイヤ交換の好日和でもあります。

ライフ・ワークが、ひとつだけだと・・心身がアンバランスになります。

車のドライブも同じです。

雪のない地域の車は、同じタイヤばかり装着しているので磨耗具合も同じ方向、同じ部分ばかりが、スリ減ります。

その不具合のムダ・ムラが危険ドライブの要因のひとつになります。

気分転換・・うまく捗っていますか?

メディア・バイアスとリテラシー

2008年12月07日 | 千伝。
子供の頃、我が家が購読していた新聞は、朝日新聞でした。
だから、子供の頃、新聞と言えば「朝日新聞」しか思い浮かばなかったこともあります。
しかも、「天声人語」の言うことは疑問の余地を挟むこともなく正論として受け止めてもいました。(笑)

産経新聞に興味を持ち始めたのは、大学生の頃でした。
当時は、赤旗から創価新聞まで幅広く読んでいた時期もありましたが、昭和53年の頃、日本海側で突然アベックが蒸発するというスクープを報道したのは、当時の日本のマスコミでは、産経新聞だけでした。
さらに、当時、頻繁に起こっていた国電(現JR)の架線切断による足止め事件やら成田闘争で火炎瓶を投げに行かないかというアルバイト募集というようなものもあったはずです。
これら一連の事件が、北の共産圏から支援されているという報道していたのも産経新聞だったような記憶もあります。

今年、朝日新聞が赤字経営に転落したというニュースがありました。

30年ほど昔、友人の一人が新聞記者として朝日新聞に入社した際、残業含む手取りの月給が新卒で30万円ぐらいだと教えられたときから、小生の中で、朝日新聞の価値が暴落したのを思い出します。(笑)

当時、大手マスコミでの大卒の初任給の平均は、15万円前後でしたから・・よく働いても20万円ぐらいだったはず・・。

最近、朝日、毎日、産経、読売、日経・・大手各紙のコラムを読んでいて、個人的には、いちばん冴えていると思うのが、読売新聞の「よみうり寸評」と「編集手帳」です。

加えて、読売新聞サイトの「発言小町」は、非常に興味深いものがあります。

今日、廃刊となる週刊誌「読売ウィークリー これが最終号」を買い求めて読んでいました。

別に、読売巨人ファンでもないし、読売新聞にそれほどの恩もあるわけではありませんが、活字メディア(文字媒体)が、これから、ひとつひとつ消えてゆくのだろうという時代世相の流れを実感します。

ただ、経済週刊誌の「東洋経済」や「ダイヤモンド」は、10万部ほどで経営が成り立っているとのこと・・。

つまり、メディアサイドの書き手や送り手が生き残るのには、ネットで得られる以上の分かり易い情報の取捨選択がより先鋭化して分析認識力のあるジャーナリストの育成が必要だと考えます。

福井は、今朝から雪が降っていました。

夕方、街中を歩いていると何かヒントを貰ったような気持ちになりました。

それにしても、今夜は冷え冷えとする寒さです。

雪ストリート

風邪など・・くれぐれも召しになりませぬように。

壁 工房

2008年12月06日 | 千伝。
日本を代表する企業ですら、車もカメラも売れぬから人減らし。

その企業が語った・・製品を作って「人を育てる」理念は何処へやら。

ベルリンの壁は崩れましたが、人の心には、小さな壁が林立しているようです。

人間の一番は「人柄」であって、これが悪いと「ガラ」が悪くなります。

小林多喜二の「蟹工船」のあとには、阿部公房の「箱男」や「飢餓同盟」では笑われます。

景気の蛇口

2008年12月05日 | 千伝。
さて、年末に向けて、今年の忘年会の小生のテーマを列挙提示しました。

気軽さがいちばん!    近所の「焼き鳥屋」がいい。
家族的がいちばん!    ファミリーレストランがいい。
大食がメイン・ディシュ! バイキング方式がいい。
美食がメイン・ディシュ! 洋レストランまたは和料理店がいい。
会話がメイン・ディシュ! 喫茶またはパブがいい。
感動がいちばん!     日帰り神戸ルミナリエの見学がいい。
元気がいちばん!     ボーリング大会でもしますか? 

どれくらい参加できるか・・もう、お腹いっぱいのようです。(笑)

一掬の水

2008年12月05日 | 千伝。
中国の猩々も日本の養老も、孝行息子は、酒を求めて富貴となり多喜となります。

雄略天皇の御代に、白頭の父親のため、本巣郡の多度山から薬の水を汲んでの帰りがけ。
一匹の大蛇に出くわし、世の中で一番嫌いなものを問われ、「小判」と答えた。

大蛇は、その口から山のような小判を口から吐き出したそうな。
親孝行の若者は、萬歳の道を帰ったという。

水の出口を蛇口という所以である。

行く年の年忘れの宴も、景気の蛇口を捻る儀式でした。

あ・たかい心

2008年12月05日 | 千伝。
「あんな悪い人が、何故お金持ちになるのか?」

「あんな嫌われ者が、何故いい目にあうのか?」

逆に、「あんなに優しくて、親切な人が、どうして貧乏しているのだろうか?」

これらは、短い期間で見るから、そう見えてしまう。

善き思いと・・善き行いが・・運命を変える。

でも、即座に結果がでない。

因果応報の法則、運命の波と重ねあうので、結果が出るのが遅い。

10年、または20年、さらに30年というスパンで見ると、

辻褄が合わないケースはないはず。

人生の目的は、魂を磨くこと。

善いことを思い、善いことをする。

心を高めること。

君の輝く笑顔が、いちばんです。

商売の表話 押し際

2008年12月04日 | 千伝。
モノを売る個人事業主である商売人は、いつも考えていることがあります。

どんなものが売れるのか?

どんな店に入っても売れ筋の品物をチェックします。

誰が、どういうルートで拡販しているのか? 

先日、金沢へ行く途中に北陸道・徳光パーキングエリア(PA)に立ち寄りました。

そこの土産物屋で、饅頭や菓子類の箱を引っくり返しては、その販売先の会社名や住所名を、自分のノートに堂々と書き写している男女がいました。

お店の人が、その男女に何か小言を言うのではないかと思いながら眺めていると・・何も言いません。(笑)

その男女の方々と目があって話す機会がありました。

九州の長崎にある菓子メーカーの大阪営業所に勤めているそうです。

北陸地方にも営業展開したいそうで、北陸の菓子メーカーに頼んで、自分ところで作りたいとの事でした。

つまり、下請けになるための営業です。

「どうして御社名と御社の菓子名で営業して売らないんですか?」 と聞くと、

「長崎カステラを北陸に置いても売れないですから・・代わりに、北陸の菓子をウチがそのままの形で作って九州で売り卸したい。これからは地方の菓子業者同士で協力した方が商売がラクで安全なのです」と言ってました。

皆な、いろいろとアイデアを出して営業展開しています。

そういう方法もあるのか・・と考えました。

それならばと、福井の菓子業者を紹介しておきました。

アイデアひとつです。

以前、とある中小企業の酒造会社からウチの日本酒を世界で売るルートを確保してほしいという相談を持ちかけられましたが、海外のワイン会社との営業ルートの双方協力が面白いのかもしれません。

小生・・輸出業からもそろそろ撤退です。
そう思うと、だんだんと気が楽になります。

因みに、雑貨等ならば輸出輸入品ともに、いちばん売れる相手先と場所は、巨大宗教団体です。
ただし、上層部の信者との強力なコネも必要です。

その宗教団体が、もっとも売り置きたい宣伝広告の場所が大学生協です。

そう、一般の我々も新書を5%ディスカントで買えるのは、大学生協の書店売り場です。
(笑)

商売の裏話 引き際

2008年12月04日 | 千伝。
最近、円高で輸入品を扱えば儲かる時期なのですが、仕入れても営業に行くのが億劫になるこの頃です。

小生・・輸入業からも撤退を始めています。

先日、久しぶりに取引をしている香港の某社からメールが入っていました。

雨具(ポンチョ)を売れないか・・という問い合わせでした。

こういう場合ですが・・輸入業者の基本(輸出業者の基本ではないです)として、心に肝を銘じなければならないことがあります。

はじめに見積りをさせることとサンプルを貰うことです。
単価と最低数量と出荷条件、支払い条件・・等々です。

それから、自分のチャンネル(窓口)ルートを幾つか確保していることが重要です。

例えば、上記のポンチョならば、どこで需要が多いかという推測です。

小生ならば、山とか、遊園地、テーマパークが浮かんできます。

ただ、山ならば、一軒一軒の山小屋、お土産店に頼むのは物理的に無理でしょう。

どこかの仕入れルートを絞り込むしかないのです。

ドン・キホーテのような店に交渉すれば、売値を叩かれて競争相手も多いのも事実です。

そこで、直接某県の某テーマパークに確認すると、毎年30万枚から40万枚、ポンチョを仕入れているとのこと・・おそらく水をかぶる乗り物があるのでしょう。

ということで、香港には、その旨を連絡済み。
あとは、そちらで既存の仕入れ業者との競争をしてほしい・・と伝えました。

小生は、そろそろ、ひとつだけを残して輸入業から引退しようと考えています。