百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島 焚き火セレナーゼ

2012年11月28日 | 百伝。
今夜は、満月。

月明かりの夜、静かな海にカヤックを漕ぎ出すのは、とても魅力的だと聞きます。

冬の期間は、砂辺で焚き火・・いいなぁ。

これって・・。

百島での「焚き火セレナーデ」あるいは、「焚き火ランデブー」として立ち上げると、面白いかもしれません。

昨今、日本で焚き火が出来る場所なんて、限られています。

煙害で、少々な田舎でも禁じられています。

現状の百島では、焚き火は、可能な場所がたくさんあります。

燃やす材料も無尽蔵にあります。

山や畑に行き、草木を刈り、それを貯蔵乾燥させて、燃やしやすいように新聞紙に包んでおくのです。

焚き火セットとして、売れるかもしれません。

以前、俳優の渡哲也さんは、「趣味は、焚き火です」と答えていたのが、大変印象に残っています。

焚き火は、心燃やす未来の灯(ともしび)です。

百島 十文字山と石山(軍殿山)

2012年11月28日 | 百伝。
キャプテン(百島診療所 漆原事務長)のブログを覗いてみると、十文字山登山道清掃時の写真がアップされていました。

源助橋からの登山ルートだと思いますが、このルートは、幅も広く、美しい登山道なので驚きました。

キャプテンには、海岸沿いの清掃も含めて、わざわざ参加していただき本当に有難いことです。

キャプテンの地域活動が、次なる百島ピクニック活動計画案を含めて、晴れた日、雨の日さまざまなプランを呼び起こしては浮かんできます。

今日は、日本感動大賞事務局へ、二作品の原稿を送付しました。

タイトル名は、「地球診療所(百島診療所物語)」と「安全旗を振る男」です。

困ったこともあります。

双方一緒に大賞授与、もしくは同時に落選して欲しいという気持ちになっています。

片方だけ取り上げられるのは・・ちょっとツラクなるかなぁ。

次回からは、このようなことにならないように、気をつけます。

しかし、賽は、既に投げられたのです。

どう転ぶかはわかりません・・朗報が、届きますように。

この日本感動大賞・・はじまりは、今年の春、東北大震災の被災地である福島県在住のネット知人の方から、感動実話を応募するものがあると教えられたのです。

僕は、一生懸命に生きる人を応援したくなります。

さて、滋賀県嘉田知事の新党「日本の未来」の旗揚げによって、次の衆議院選挙は、反原発派と続原発派への国民投票のような様相を帯びてきました。

今日の気分を譬えると、十文字山と石山のどちらかに一票を投じるべきか迷う登山道の岐路に立っています。

勇み足、焦ると、ろくなことがありません。

感謝感動です。

法要 引き出物

2012年11月26日 | 千伝。
福井地方、昨日は初霜、今日は、雨模様です。

週末は、我が家の法事があり、その準備と片付けやらで、やっと終了。

今、ほっとしています。

福井には、道元禅師が開祖となる曹洞宗大本山 永平寺があります。

それと、福井には、吉崎御坊という場所があります。

本願寺の中興の祖となる蓮如上人が、吉崎後坊へ居を移して、日本最大の宗教団体 浄土真宗を確立した布教拠点となった場所です。

そのせいか、北陸は、浄土真宗の門徒が多く、朝から、食事の際も「南無阿弥陀仏」と唱えるお年寄りもいます。

蓮如上人の考え(教え)です。

「人生は、どこでどうなるかわからない。幸いに見えたことが災いとなったり、災いに見えたことが幸いに転じる場合もある。今の状況に一喜一憂してはならない」とあります。

つまりは、嫌な事も、「どうなるかわからない」という楽しい気持ちでよいと解釈しています。

法事で、言葉の引き出しも、学ぶ年齢になりました。

感謝 合掌

百鬼園

2012年11月23日 | 百伝。
次いでに、猫で思い出したこと・・。

夏目漱石「吾輩は猫である」の猫は、水甕に落ちましたが、その続きを書いた作家がいます。

内田百・・漱石の門下弟子でもあり、芥川龍之介に敬愛され、猫を愛した作家でした。、

「贋作吾輩は猫である」・・水甕に落ちた漱石の猫が、現われたという場面から始まります。

新たな主人は、元ドイツ語教師・・教師時代に生徒の書いた答案に成績をつけません。

「花」やら「鳥」やら「月」やら風流な一字を成績として、与えていたという設定人物です。

赤穂浪士、忠臣蔵を嫌い、故郷の岡山をこよなく愛した内田百(別号 百鬼園)先生の作品を、久しぶりに読みたくなりました。


野生の呼び声

2012年11月22日 | 百伝。
昨日は、いい夫婦の日。

今日は、勤労感謝の日。

息子のアパートに行くと、出迎えてくれたのは、猫二匹と、インコ一羽と、ハムスター一匹。

ペットの住処化とした雑然とした部屋・・クサイ。

息子は、恋人や友人の所で寝泊りしているらしい。

親に養われている息子が、ペットを養なっているとは・・。

ペットも誰に養われるかで、幸せ、不幸に分かれます。

・・親心です。

餌を買ってやりました。

ペットを眺めながら・・思い出すのは、「野生の呼び声」という小説です。

アメリカの大きな屋敷で王様のように贅沢に暮らしていた犬が、屋敷内の小悪党に売り飛ばされて北極圏へ・・荷物を運ぶ犬として過酷な環境の中で、こき使われます。

さらに、犬同士の権力闘争が繰り返すうちに、野生に目覚めるというストーリーです。

決して、擬人化された世界ではありません。

犬としての世界を、まっすぐに描いています。

さらに思い出したのは、子供の頃、学校の教科書に載っている悲しい物語です。

百地三太夫・・? 彼は、伊賀流(百地流)忍者の創始者といわれる人物。

そうそう、思い出したのは、山椒大夫でした・・。

生き別れた親子と姉弟の「安寿と厨子王」の物語でした。

山椒大夫は、丹後の由良に暮らす大金持ちで、売り飛ばされてきた安寿と厨子王を、奴隷のようにこき使う主人でした。

結末は、ハッピーなのかどうか・・わかりません。

ともかく、ハムスターとインコが、猫に食べられませんように。

聞こえてくるのは、野生の呼び声か、神仏の呼び声か・・吾輩は猫ではありません。

感謝感動。

2012年11月21日 | 百伝。
今が、いちばん楽しいのかもしれません。

だから、今のうちに・・書き残しておきます。

本日、日本感動大賞事務局から連絡がありました。

今回、応募総数2546通。

一次審査通過作品が、125通。

さらに、二次審査通過作品が、46通。

その46通の中に、僕の作品(百島関連の感動実話2ストーリー)が残っているとのこと。

大賞となるのは、映像化を視野に入れての作品。

来年初めの最終審査のために、今月末まで、より詳細な内容を送付して欲しいという依頼でした。

さぁ・・どうしよう!?

最終結果は、どうあれ・・そう、どうあれです。

僕に感動を与えてくださった百島診療所物語と旗手のおじさんの安全物語に感謝です。

僕が想い抱く感動が、共有された事実に、自分ながらに感動しています。

感謝感動です。

百島株式会社

2012年11月20日 | 百伝。
水の都、イタリアのヴェネツィア(ベニス)の島々に行けば解ります。

世界経済の基点となるマンハッタン島(ニューヨーク)に行けば解ります。

若い頃、百島を、尾道の田園調布と呼んでいた時期がありました。

その理由として、仕事を考えるからです。

仕事とは、人を幸せにすることです。

百島ピクニック、草刈り十字軍、墓掃除等々・・百島美化運動。

資金が足りないのならば・・

資本金1000万円を集めるのに、一口一万円、百人で100万円。

一年とすれば、1200万円。

1000人となれば、一億二千万円になったりします。

百島出身者、在住者に、百島株式会社の自社株を発行して、株主になっていただく・・。

このプラン・・どなたか、起業案として立ち上げてくださるなら楽しいです。

中国・四国地方のほぼど真ん中に位置する百島。

外から眺めて、いがみ合っているようなカフェの中には入りたくないものです。

やはり、楽しそうで嬉しくなりそうなカフェの中に入りたくなるものです。

百島を楽園に変身させる為の切符集めを考えたりしている一日です。

人が感動することで、ビジネスにならないものはないと考えます。

ビジネス事業とは、人を幸せにする想像力とそれを実現する努力です。

仕事とは、人を幸せにする楽園作りです。

ふるさと希望指数(L H I )

2012年11月20日 | 千伝。
ふるさと希望指数(Local Hope Index)とは・・

福井県がリーダーとなり、青森県、山形県、石川県、山梨県、長野県、奈良県、鳥取県、島根県、高知県、熊本県とともに協力して作り上げた希望指数です。

希望につながる5つの分野(仕事、家族、健康、教育、地域、交流)ごとに、人々の希望が、どのような要素から生まれてくるのかを促進する検証値です。

希望とは、将来の実現を願うこと。

幸福とは、現在の満足のこと。

東京大学社会科学研究所を中心とする「希望学」という学際研究は、希望を行動によって何かを実現しようとする願望であると定義しています。

単なる理念としての「希望」を具体的な政策課題にしてこそ、「ふるさと」に対する自信と誇りにつながっていくとのこと。

現在の満足度を示す「幸福」を超えて、将来、次の世代が、よりよい社会となるための「希望社会」を育むこそが、大事。

グローバルよりも、ローカルが、大事。

物よりも、物語が、大事だと考えます。

ブータン ミュージアム

2012年11月20日 | 千伝。
ブータンという王国は、ほんの30年ほど前までは、鎖国政策を実施していたはず。

海外の王室、宰相で、東北大震災の被災地に直接お見舞いに来られたのは、ブータンのワンチュク国王夫妻だけです。

先週末の17日土曜日、福井市にブータンミュージアムが、オープンしました。

福井県内で、ブータンが好きで好きでたまらない人が、こんなに多くいるとは知らなかったです。

そんなメンバーが集い、福井県民から県外の方々に対して、ブータン王国の文化伝統を紹介して、あわせて福井とブータンの対比研究等・・幸せを実感できる明るい地域社会の創造発展、国際交流の促進を寄与することを目的としています。

因みに、日本ブータン友好協会の初代会長は、桑原武夫氏(1904~1988。仏文学者、京都大学山岳会隊長、福井県出身)でした。



ちょっと見学に参りました。









自治体からの援助は、まったく無いとのことでした。

ブータンと福井の風景の対比です。

左側がブータン、右側が福井の風景です。







ヒマラヤ山脈と福井県敦賀湾に浮かぶ水島です。

心の豊かさは、何だろう・・そんな想いに捉われました。

おそらく、心に浮かぶ心象風景が豊かなほどに、心が豊かなのかもしれません。

福井に、またひとつ、誇れるような名所が出来上がりました。

八州大根

2012年11月18日 | 千伝。
北陸地方で暮らす方ならば、ほとんどの方が知る・・8番ラーメンというチェーン店(本店金沢)があります。

北陸地方を走る国道8号線沿いにお店を開いたのが、店名の由来です。

昨日、そのお店で、唐麺を食べてきました。

他にお客はいませんでしたが、美味でした。



今、福井県は、ブータンから幸福を学ぶための、さまざまな交流を始めています。

昨日、福井市にブータン・ミュージアムがオープンしました。

日本のブータンと呼ばれるように努力をするのだろうか・・?



大根おろし蕎麦も、美味幸福の材料となる・・創意工夫のひとつです。

金曜日雑感。

2012年11月16日 | 千伝。
「心に龍がいる」

「森にあるものは、どんな小さいものにも価値がある」

・・こんな言葉を発したのは、国民総幸福量を提唱するブータンのワンチュク国王です。

中国の新しい指導部発足・・共産党しかない国内政治体制が、長く続くわけがないです。

ヨーロッパのEU圏の債務危機。

財政の断崖と呼ばれるアメリカ経済の不安定。

「放浪記」と「時間ですよ」の森光子さん逝く。

日本再生・・。

今日、衆議院解散予定。

民主党内の混乱ぶりは、ともかくとして、党首討論での野田さんの子供の頃の通知表発言と解散決断。

野田さん・・馬鹿がつくぐらい評価を上げました。

自民党内、そして安倍さん、嫌いではないけど世襲制議員が多くて、美しい日本のシナリオばかりです。

かといって、第三極の「太陽の党」の登場・・石原氏の出世作「太陽の季節」の頃の高度経済成長時期は既に終焉しています。

日本の大企業の経営者もしかりです。

金作りばかりでは、日本社会は、幸福になりません。

能書きばかりでは、日本は、幸福になりません。

家族を扶養する気概がありますか?

家族が幸福になる目標はありますか?

地方の第一次産業の農業、林業、漁業の復興、そして福祉を充実しないと・・。

この国は、金魚のような国、それとも、ドジョウのような国に向かうのではありません。

金魚もドジョウも一緒に棲む国になって欲しいものです。

明日は、土曜日。

明後日は、日曜日。

似て非なるアート

2012年11月14日 | 百伝。
先日、アップ記載した百島アートの展示会場の旧赤松医院の大きな樹に関して、兄から指摘がありました。



この樹は、フェニックスでもなく、ソテツでもなく、ヤシ科の棕櫚(シュロ)だとのこと。

百島に生まれ育ったのに、草木、植物、野菜、果物、花、昆虫、鳥、魚の名前に関して、疎いものがあります。

今日の福井地方・・霙(みぞれ)から霰(あられ)に変わり、さらに雹(ひょう)まで降ってきました。

駅前のビル跡地に展示されている現代アートです。




希望の尊敬

2012年11月12日 | 千伝。
昨日、11月11日は、介護の日でした。

現場からの報告では、昭和ヒトケタ生まれの男性の要介護者が急激に増加しているとのことです。

日本のお年寄りの体も、どんどん大きくなります。

現場で、介護をするのには大きな負担になります。

あと10年後には、日本の団塊世代の方々の多くが、続々と要介護者の仲間入りをする時代になります。

その時になって、介護難民という問題が、社会としての深刻な国家としての存続問題となるかもしれません。

受け入れる施設がどんどん作られても、全く足りないというのが現実なのです。

しかも、介護のお世話をする人間も全く足りないという近未来の日本社会の状況が見え隠れするのです。

とりわけ、大都市圏では、深刻な問題です。

ならば、家庭での身内介護となれば・・地獄図絵のような状況が想像できます。

一日24時間・・3度の食事介助、5回のオムツ交換を、誰がするのか?・・という現実問題です。

国家の根幹となるのが、社会福祉です。

この社会福祉が欠陥システムとなると、市場経済も国家行政も巧く働きません。

自分でトイレにも行けない、自分で食事も出来ない・・その方々が入る施設も無い。

ピンコロリと逝くのも難しいのです。

我々世代も、近いうちに、いづれは要介護の仲間入りになります。

長生きという寝たきり人生の終末期を、幸福とは言えません。

見送る側が、つらいのですが、人に惜しまれる頃に逝くのが、いちばん素敵な死に方だと感じるようになりました。

その見送る人間が、極端に少なくなっていくのが、日本の超高齢少子化社会なのです。

老いるということに、都会も、地方も、都市も、田舎も・・関係ありません。

どれぐらい人を喜ばせたのか? 笑わせたのか? 影響を与えたのか?・・人生の尺度です。

かつての老人は、尊敬されていたのです。

日本人ひとりひとりが、向き合う人生の終焉で「ありがとう」と言える人が、ひとりでも多く言える尊敬社会・・。

・・そんな福祉国家になることを希望します。

大童心 「え~れっさん」

2012年11月11日 | 百伝。
百島から戻って、はや一週間。

今週末は、東京へ行く予定でしたが、踏んだり蹴ったりの週末でした。

「弱り目に祟り目」の右目状態です。

階段を上がる時、アレルギー性結膜(強膜)炎の右目がぼやけて転倒・・しかも、その右目を打撲して腫れあがってしまいました。

不幸中の幸いの救いは、左目が、無事であること。

こんな小生にも、仕事と宿題があります。

12月には、毎週一度、京都の大学まで通学・・授業に出席しなければ。

年末年始に向けての勤務表作り、忘年会、論文課題提出、法事・・大童(おおわらわ)の状態になりつつあります。

それを乗り越えてこそ、「楽しむ」ということかもしれません。

さて、ちょっと思い出したこと。

百島の福田桟橋に降り立つと、左側正面に茶臼山が見えます。

あの山・・我々より先輩の年代は、「え~れっさん」と呼んでいます。

誰が、名付けたのでしょうか?

多分、エベレストの先鋒と似ているから?

そのネーミングになったのでしょうか?

昔、百島で単車を乗り回していたやんちゃな先輩方は、若い頃「え~れっさん」の頂上までバイクで登っていたとか・・。

これって、百島の観光資源になりそうでは?

大童なやんちゃな若者が、バイクで挑戦したとしても、危険行為となります。

中年の大童が、挑戦すれば、冒険スポーツとなります。

マスコミも、大童です。

ニュースに飢えているのです。

「え~れっさん」・・登ったことがありません。

立冬 北の庄界隈

2012年11月07日 | 百伝。
百島で、潮風に吹かれて、仲間と一緒に自転車を漕いでいる時には、すっかり右目の結膜炎の痛みが消えていたのですが、昨日、また再び、痛くなりました。

眼科に行くと、アレルギー性結膜炎ではなくて、アレルギー性強膜炎の可能性があるとか・・?

その際は、眼球に注射するとのこと・・嫌だなぁ。

また一週間、様子を見て、診断する事でした。

何とか、治さないと・・何のアレルギーなのかは、血液検査も必要だとか・・?

百島の潮風は、目によいかもしれません。

さて、今日は、オバマ米大統領が、再選されました。

福井県小浜市も歓喜一色でした。

夕方、我が家の近所の本屋さんまで散策すると、クリスマス・ツリーが、もう飾られていました。



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小生の右目に映った北の庄界隈のぼんやりとした立冬の夜です。



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光福の灯りのイルミネーションが、冴えています。



光福ものがたり・・「一寸先は、光」です。