百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百年後。

2014年10月31日 | 百伝。
さて、明日から11月。

秋になると、目が痛む、歯が痛い・・です。

身体は、老化まっしぐら・・今朝は、歯医者に参りました。

子供の頃、百島から尾道の市街地の歯医者に行くと、帰りの船便を気遣ってくれて、順番を飛ばしてまで、早く診てくれたのを思い出しました。

尾道本通りにあった篠原歯科だったかな・・感謝。

待っている間、「空飛ぶ車」があれば、いいなぁ・・と想像を膨らませていました。

ところが、今の時代・・「空飛ぶ車」が実用化されて、そろそろ売り出されるとか!

凄い時代になったものです。

世界で、さまざまな「空飛ぶ車」が実現可能に近づいているようです。


(写真提供:フォルクスワーゲン)

日本の自動車メーカーも、秘かに開発しているようです。

そうなると・・地上の道路というイメージが、完全に払拭されて、空に道路を創らないとなりませんね?!

余り長生きしたくはないですが、近い未来に「空飛ぶ車」が日常的に使われていたならば・・

また、百年後、百島で生まれて「この世の世界」を観たいものです。

しあわせ百島

2014年10月27日 | 百伝。
丼のようなテンコ盛りです。

今の日本において、社会全体の国際化、情報化、分権化、民営化、少子・高齢化、高福祉化、地域消滅、所得格差等々という名のもとで、「地方創生」という有り様を考えてしまうのです。



日本は、丼であっても、丼勘定であってはならないのです。

昨日は、「原子力の日」50周年。

グローバルやらエネルギーという名のもとで、国際競争を煽る国家政策。

グローバルよりもローカルを担う人材が、地域社会の土台を強固にして、国家社会全体が豊かになるのです。



青い空に、白い雲、羽根があれば・・飛んで行きたい離島の聖地・百島へ。

「未来のしあわせ百島」が、日本の幸福度のエネルギー源となりますように!

百色吐息。

2014年10月26日 | 百伝。

(Photo Service: Special for you )

上記写真・・こんな杉木立の道は、福井にも沢山あります。

でも、わざわざ訪ねて散策する人は、皆無です。

最近、飛騨高山へ行くと、非常に驚くことがあります。

京都や金沢以上に外国人観光客が密集して散策しているのです。

しかも、欧米からの観光客が目立ちます。

少し溜息・・驚きの観光戦略です。

最近、友人やら身内の者、甥っ子も姪っ子も・・続々と直島見学へ。

彼らは・・直島をアートの島と呼びます。

海外でも有名になったうさぎの大久野島。

大きく深呼吸・・百島は、離島の聖地にふさわしい。

百色吐息です。

Voice-秋の声

2014年10月24日 | 千伝。
秋めいて、秋日和。

今朝、近所の河原を久しぶりに散策しました。



今日は、いつも座るベンチが、とても大きく見えて・・。



・・目の錯覚かとも思いました。

そう言えば、昨日の朝、中央公園で、大きな扉が立っていました。



あの扉の向こう側の世界から届いたような大きなベンチがありました。



ちょっと座っていると、向こうから「幸せかい?」という声が聞こえてきました。



また・・来た道を戻りました。



もっこりとしたオブジェに向かいます。

・・高さ5メートルぐらいかな?



間伐材でつくられたものです。

内側にも入れました。



名前は、VOICE・・ 作:松見知明とあります。

秋めいて、秋日和、秋の声。

天晴れ!・・ありがとう。

背負った苗字

2014年10月24日 | 百伝。
百島に暮らしていると「旗手」という苗字を持った友人、知人を誇りにしたい記憶も、思い出も沢山あります。

昨日、旗手のおじさんのブログを読んで、「背負った苗字」という心持ちを考えさせられるものがありました。

下記の通り、シェアさせていただきます。

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一昨日、夕食時のテレビニュースを観ていた時、驚きのあまり思わず私の箸がピタッと止まってしまった。

それは「 旗手 」という姓を背負う私にとっては、とんでもない不名誉なニュースであった。

「 自宅で大麻1.7キロなど所持容疑、男を逮捕 広島三原署によると「 旗手○○容疑者 」は自宅近くの山林で大麻草を栽培したとして  現行犯逮捕された」であった。

私は常々「 旗手 」と言う姓は、日本全国に1,000人弱しか存在しないから下手な生き方は出来ない・・と自分に言い聞かせてきた。

私の住む三原にも数人の旗手さんが存在しているとうわさでは聞いていたのであるが、このような不名誉な形で自分の苗字がニュースになるとは、そのショックを拭い去ることは出来ない。 

今朝の出掛けに、家内が言うには「 私は今日一日が憂鬱・友達には何を言われるか・・それにしても旗手と言う名字はこんな時には、困ったものだ」と。

勿論、犯人は赤の他人には違いないが、多くの人は同じ苗字が少ないほどに当然親戚だと思うに違いない様である。

古い文献による旗手性の由来を調べてみると・・
広島県尾道市百島には「 平家の落人 」が一部逃げ延びて集落を形成した。
壇ノ浦の戦い後、敗走した平家一族が、落ち延びた島と言われている。
ここに落ち延びた平家は持ち帰った旗を埋めて”旗”、
平家の“平“と言う文字に似ている”手”を加え、
”旗手”と言う姓を名乗るようになったと言われている。
戦国時代は、毛利水軍(村上水軍)に属して活躍した。
と記されている。

今、生存している誰もが、そもそも一人で勝手に生まれて生きてきたわけではなくて多くの先祖の営みに導かれて、今日の自分が生きているわけである。

この世に生まれて生存して行くことは、何百年もの先祖の血を繫でいる深い家系を敬わなければならない。

その苗字を引き継いで生きることは、そこに罪づくりの不名誉なことが起きれば先祖代々までの名誉を末代傷つけることではないだろうか。

「 先祖が子孫を見守る 」ということは、過疎化の続く現代には実感として感じにくくなっているのも事実である。

そこで生まれ、生活し、そして死んでいく時代ではなくなったが、引き継いだ苗字は代々のものである以上、その命を愚かな生き方で汚すようなことがあってはならない。

それは先祖代々を侮辱する汚点となる。

人間は己一人の命で生きているのではない。

多くの先祖との絆で、苗字という大きな責任を背負っている。

先祖や自らの子孫を辱める生き方は、決してあってはならない。

それが苗字を背負う約束の道である。

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・・以前にも、尾道の千光寺で「大麻栽培」?

旗手の苗字を持つ同級生から、以前、そんな話を聞かされて、珍しい希少な苗字は、有り難くもあり、そうでない時もあると・・言っていたのを思い出します。

旗手姓・・ほんとうに良い苗、善い名字なのです。

旨福祭

2014年10月18日 | 百伝。
今週末も日本全国、各地で秋のイベントが多くあったようです。

「東京おもちゃ祭り」もしくは、離島の聖地「アートベース百島」に出かけてみたかったかなぁ!

でも、地元優先です。

福井県内だけでも、盛り沢山のイベント、催しが、県内各地でありました。

ぼくも、今年から始まる地元の「旨福祭」のイベントに参りました。



地域興しのためには、ちょっとは「お金」を落とさないと地域発展にはなりません。

福丼県の幟も立っていました。



とても、いい匂いが漂っていました。



美味しかった!

・・これからの地域興し合戦。

いろいろと多くのイベントを企画しているみたいだけど、正直、どこまでを自分のテリトリー、許容活動範囲にしようかと考えてしまいます。



お昼前にNHKのドキュメント番組「かばん1つで東京に・・貯金2万円で」を観ていました。

高知県の若者(女性)が、仕事を求めて「かばん一つ」で上京して自立してゆく姿を追っています。

高知には、自分のやりたい仕事がないということ・・日本の地方は、似たり寄ったりです。

シェア・ハウスからの生活をスタートさせて、パチンコ屋、居酒屋で働きながら「自分の夢」を東京で追いかける若者群像です。

・・「かばん一つ」でのシェア・ハウスは、いいですよ。

仕事がない若者、お金のない若者・・昔も同じく当たり前でしたが、「明るい未来」がありました。

子供や若者に、「明るい未来」を照らすのが、われわれ中年以上の世代や日本の政治家の使命ではないでしょうか。

旨福祭・・要するに「幸せ探し」です。

お国自慢。

2014年10月13日 | 千伝。
昨日、ほんとうに、久しぶりに英語を喋りました。

巧く表現できず、たどたどしい英会話でした。

・・悔しいなぁ!

昔・・思い出した英会話トレーニング。

アメリカ人相手ならば、いつもこんな褒め言葉を用意していました。

いちばん発明を作り出す国は、アメリカでしょう?

発明王エジソンは、アメリカ人でしょう?

自動車王ヘンリー・フォードは、アメリカ人でしょう?

飛行機を飛ばしたライト兄弟は、アメリカ人でしょう?

電話を作ったベル氏は、アメリカ人でしょう?

セブン・イレブンというコンビニ店は、アメリカ発?

ウィンドウ95を生んだマイクロソフトは、アメリカ発?

アップルは、アメリカ発?

ヤフーは、アメリカ発?

グーグル、アメリカ発?

フェイスブックは、アメリカ発?

YOU TUBEは、アメリカ発?

平和も戦争も作り出せる国は、アメリカ?

原爆を落とした唯一の国は、アメリカ?

ところで・・日本は、素晴らしい国ですか?

答えは、すべてYes!

お国自慢です。

50年昔と50年先。

2014年10月11日 | 百伝。
昨日は、10月10日。

50年昔の1964年(昭和31年)10月10日・・東京オリンピック開催式。

はっきりと憶えています♪

百島の実家で、白黒テレビで観ていました。

小学校でも話題になって、小学校の先生が話していた選手たちは、みんな貧困から抜け出して栄光を勝ち取ったメダリストでした・・体操の遠藤選手、マラソンのアベベ選手、円谷選手、重量挙げの三宅選手等々。

そうそう、日本のチャフラスカと呼ばれた体操の池田敬子選手は、三原の佐木島出身とも言ってました。

あと、子供心に誇らしく思ったのは、金メダリストの東洋の魔女と呼ばれた日本女子バレーボール選手たち・・あの時ベンチに入っていた藤本選手の親類が百島にいる・・といった話題がありました。

昭和39年・・家庭にどんどん電化製品が入ってくる時代でした。

テレビ、洗濯機、冷蔵庫、掃除機等々・・豊かさが「幸せ」につながるような世相。

1ドルが、360円の時代。

日本は、高度経済成長により経済大国となって、豊かさを享受して、あの当時の子供たちは高齢者になり、めっきりと子供達が少なくなった現代の日本社会です。

これからの50年。

1ドルが、500円もしくは1000円程度の為替相場になるであろうという日本経済への警鐘・預言があります。

今の日本の若者、子供たちよ・・2020年の東京オリンピックに何を期待する。

パラリンピックでの速さ、力、技という記録が、オリンピックの記録を追い抜き上回るだろうという科学技術進歩のご時世です。

そう、いつの時代も、道具を巧く駆使する者が優位に立つのが歴史です。

今の日本の若者たちよ・・迷う勿れ。

楽しんで失敗した方が、退屈な成功よりも・・人生は、面白いのです。

離島の聖地・百島とノーベル賞

2014年10月09日 | 百伝。
今朝、思いついたフレーズ「離島の聖地は、百島!」

忘れないようにするために、スマホでFBに書き込みをしました。

一昨日から、ノーベル物理学賞を日本人3名が受賞というニュース。

その中の中村修二さん・・8年程前、この方のお話を聞いたことがあります。

このブログに、その時の記録を残していました。

・・とても、面白い内容でした!

実は、この時、「中村修二さん」・・百島人のような親しみさと、いつかノーベル賞を取るような予感がありました。

百島からノーベル賞受賞者が現れるのは、おそらく百島二世、三世以降の人材かもしれません。

百島をルーツにする逸材の人物が、多く現れると、いつか、ノーベル賞の聖地・百島になるかもしれません。

今は、「離島の聖地・百島」を呼びかけます。

さて、中村修二さん・・ノーベル物理学賞、受賞おめでとうございます!

・・当時の書き残していた備忘録を再掲載させていただきます。

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先日は、ユビキタス社会における小さな会社のための実践的な戦略戦術セミナーを聴講。

・・面白かったです。

今の日本には、大企業に挑戦する零細企業の元気な人間が、もっと必要かもしれません。

内容は、しかし・・・・忘れてしまいました。(笑)

今日は、記念講演会「未知への挑戦」を聴講。

備忘録として、その内容と感想を早速書き残しておきます。

講演者は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授 中村修二さん。

青色発光ダイオード発見の特許対価200億円訴訟で一躍有名になった方です。

主に、自分の人生体験でしたが、面白い話でした。

話しの途中途中に「ねぇ!」という言葉を何度か入れます。

それにしてもパワフルな方です。

愛媛県の佐田岬の突端近くに生まれて、愛媛県の高校を卒業する頃、徳島大学に入学できるくらいのレベルだったそうです。

それで数学と物理が好きで、物理に似たイメージのある徳島大学電子工学学科に入学。

修士課程修了。

当時から理系の憧れの就職先は、松下、ソニー、東芝、日立、三洋などの大手メーカー。

それが技術者としての日本のエリートコース。

本人は、松下が不合格。

当時は、今ひとつだった京セラには合格。

ただ、家庭を持って暮らすには四国のような田舎がいいなぁと思って、地元徳島の日亜化学工業に入社。

当時社員180人ほどの全国的には無名の中小企業だったとのこと。

入社後、5年間毎日、宇宙服のようなものを着用して溶接作業ばかり。

その後、会社命令で開発したのは大損、もう嫌になっていたそうです。(笑)

会社を辞めようかと思って、辞める前にやりたいことを直接、社長に直訴した。(この方の強さだと思います)

1.青色発光ダイオードの開発。 

社長が簡単に了解。

さらに続けざまに・・

2.資金が5億円程必要。 

3.アメリカへ1年間留学させてほしい。

この3点をお願いしたら、数分間で、当時の社長が了解したそうです。

中村さん曰く、当時の社長は、ボケ老人だったと思ったそうです。(笑)

1988年(昭和63年)、アメリカのフロリダ大学へ客員研究員として、留学。

はじめての海外へ。

これで、この方の運命が変わりました。

そこで中村さんが実感したのは、向こうで何か論文を書いているのか?と聞かれて、論文も何も書いていない。

修士課程(マイスター)だと言うと、手の平を返したように扱い(態度)が変わったそうです。

米国は、格差社会というよりも差別社会を実感したとのこと。

博士課程(ドクター)を修了して論文を書いていないと科学者(サイエンティスト)として認められないとのこと。

修士(マイスター)の扱いは、テクニシャン(裏方、影の助け者)としての扱い・・その「怒り」「見返したい気持ち」が強かったようです。

帰国後、青色発光に関する論文や特許を会社の上司には内緒で提出。

会社は、企業秘密の開示を禁止していた・・。

それが、外部の大手メーカーからの問い合わせで発覚。

おそらく結果オーライということで、1999年頃には、平社員から課長クラスに昇進して年収も1000万円ぐらいになったとのこと。

この頃、世界中のあちらこちらのセミナー等の催しに招待されたらしい。

そこで奇蹟と言われた「青色発光ダイオードの発明家の年収」を聞かれて「1000万円」と答えると、スレイブ中村と言われた。(会社の奴隷)

そうこうするうちに、海外の数多の大学からの教授へのオファーが沢山きた。

そして、2000年(平成12年)退職。

日亜化学を退職する時、会社側から秘密保持のサインを求められた。

その内容を英文で米国の弁護士まで送れと頼んだが、送ってこなかった。

喧嘩別れです。

結局、日亜化学が、中村氏相手に「企業秘密露呈」として米国で訴訟を起こす。

逆に、中村氏が怒って、日本で日亜化学に対して、あの特許対価の200億円訴訟を起こす。

米国では被告。

日本では原告という形で、訴訟問題が処理しなければならなかったこと。

中村さん曰く、日本の教育システムは全く良くないとのこと。

日本もアメリカも、小学生ぐらいまでは感覚が同じだが、日本の場合、中学生ぐらいから五教科ウルトラクイズが始まる。

明けても暮れてもウルトラクイズの勝ち抜き戦で、だんだんとプレッシャーもあってストレスもたまり、おとなしい養殖の鮎のような人間になってゆく。

そして大企業への就職がエリートコースと勘違いしているとの見解。

かつての大学の同級生が大企業メーカーに勤めた例を引き出していたが・・

年収1000万円ならサラリーマンエリート?

年収2000万円ならサラリーマン人生の大成功?

・・ロボットのような養殖のアユ(鮎)です。

そんな永遠のサラリーマン人生って面白いですか?

戦後の日本はそれでよかったかもしれない。

経済大国になった日本社会のシステムはおかしいとの事。

養殖ではない天然のアユが、これからの日本にはもっと必要だとの事。

米国では、小学生の感覚がそのまま大人まで続く。

自宅の車庫(ガレージ)で夢見て、そこから自分の人生や起業を起こすのが人生のイメージ(夢)を作る。

だからチャレンジ精神旺盛な天然アユのような人間が、アメリカには多い。

最後の応答質疑で、ある大手メーカーに勤める技術者が、どういう風にすれば日本は変わると思いますか?の質問には・・

中村氏曰く、「日本人の大部分が生活を維持するために働いているだけではないですか?4~5年ごとに会社を辞めることです。会社を学校だと思えばいい。辞めるという転職現象があたりまえの社会になれば、日本の経営者や企業は、もっと従業員、社員の待遇を一番に考える」との事。

自分のエネルギーは「見返したい怒り」だったとのこと。

競争社会で勝ち残った中村さんの講演会でした。

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う~ん、大きな視点観点から見ると、今こそ日本という国の度量そのものが試されている時代かもしれません。

そして、養殖されたアユのような日本人の個性も抜けて、もっと生き生きと活き活きした天然のアユが生まれる日本の土壌?が必要なのでしょう。

ぼくの見解です。

アメリカの90歳以上の方に「人生を振り返って何を後悔していますか?」というアンケートがあります。

その90%以上の方が「人生、もっと冒険しておけばよかった」との事。

人生二度なし。

以上、2006年10月20日記載・備忘録。

老後と災害

2014年10月06日 | 百伝。
子供の頃は、台風が来ると、ワクワクしたものでした。

午前中、台風18号関連のニュースを観ていると、次々とニュース速報が流れていました。

「○○市が、○○世帯、約〇〇人の避難勧告を発表しました」・・という発令情報。

勿論、学校も休みになったでしょう。

何か被害・災害が起こり、「○○自治体は避難勧告も出していない」と批判を被る担当責任者も「早目早目の安全の呼びかけ」が大事なのでしょう。

百島も・・この頃、台風が近づくと、備後商船は、即、配船を欠航するとのことです。

不便ですが、安全第一の判断なのでしょう。

生きることの重要素となると、命という健康、お金、安全、冒険、挑戦・・かな?

人は、自分で歩いて、自分で食べるという喜びを忘れています。

お金を使えば、世の中の経済は潤い、好循環します。

平凡に安全に・・無事に生活できる安心感。

あとは、人生への冒険、挑戦かな?

・・でも、何か違うな?

「運」かな!

先日の御嶽山噴火・・当日、僕の知人の友人である目の不自由な方と高齢者の方計8人のパーティで御嶽山頂上を目指していました。

頂上で昼食を食べる予定でしたが、のらりくらり登っていると1時間程遅れてしまったとか・・頂上まで、あと1キロ。

そこで、噴火爆発が起こり、近く山小屋に逃げ込み、難を逃れたとのことです。

「運がよかった!」としか言いようがありません。

この頃、浮かんできたフレーズです。

「老後と災害は、必ずやってくる!!」

百笑の家

2014年10月05日 | 百伝。
加賀百万石の石川県加賀市に「百笑の郷(ひゃくしょうのさと)」というコミュニティがあります。

笑い声の絶えない「百笑」をテーマにした地域興しです。

今や、全国各地での「地域興し」も盛んで、地域間競争も激しくなりつつあります。

日本中が、空き家だらけの状況です。

思い切って、東京一極集中打破のために、皇室にも、日本で一番大きな空き家・京都御所に御戻りになることを嘆願しましょうか?

さもなければ、日本の新たな地域興しの「戦国時代」のような様相になるかもしれませんね。

何処も彼処も負ければ消えゆく限界集落から地域/自治体の消滅という不安感に苛まれているようです。

わが故郷の「百島」というコミュニティも、いづれは消滅して、無人島になる可能性大です。

百島には、畦道、山道、海岸道があります。

その道を、美味しい野菜、美味しい果樹、美味しい魚類、美味しい猪肉・・と繋ぎ、何軒かの空き家を「小さな寄り道美術館(ケアホーム)」として、百笑の島にしたいプランもあります。

身近に、東京おもちゃ美術館やアートベース百島、有能な百島人というコラボ協力・監修・アドバイスをお願いできる「お手本」があるのに「おしい百島」です。

元気で長生きできる保障があれば・・やってみせるけどね?!

何だか、シンドイ毎日です。

とりあえず、我が家を「百笑の家」にします。

百島海岸清掃十字軍(クロス隊)

2014年10月02日 | 百伝。
今週10月5日(日曜日)・・百島で興味深いイベント開催があります。

小生の体重も5キロ減となり、是非とも参加したいのですが、残念乍、今、目に鈍痛、歯に鋭痛を伴い走るような状態です。

ただ、今週末には、台風17号が、日本列島に近づいてきているので、開催実行が危ぶまれる不安もありますが・・。

こんな面白い興味深い企画、イベントは、ちょっと無いと思いますので、アートベース百島(Art Base Momoshima)さんからの情報をシェア、記録に残して置きたいものです。

~下記抜粋~

初めに【レクチャー】があります。

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日時:10月5日(日)10:00~11:00

集合場所:ART BASE 百島

講師:環境省中国環境パートナーズシップオフィス(EPOちゅうごく)
   チーフコーディネーター 青山範子さん

参加費:無料

【海岸清掃イベントのご案内】

今週10月5日の日曜日に、午後1時から1時間程度と短めですが・・百島の海岸清掃のイベントがあります。

アートベース百島の展示する作品鑑賞と一緒に秋の百島を堪能いただけるのではないでしょうか。

海岸清掃に参加して頂ける方には・・

なんと!

本土から百島までの船賃が出ます!

尾道からだと往復1540円と高めな船賃が、この清掃に参加するとなんと無料に!!

(常石からの往復500円ももちろん支給対象です。)

こんな機会は滅多にありませんので、ぜひ百島まで足をお運びください!


(写真提供:Art Base Momoshima)

10月5日(日)午後1時から百島の海岸清掃を実施します。

清掃区域は、海老呑地区から福田地区にかけての海岸沿いで、ビニールやペットボトル、発泡スチロール等多くのゴミが打ち上げられている箇所です。

また、同日10時から環境省中国環境パートナーズシップオフィス、チーフコーディネーターの青山範子さんがレクチャーを開催します。

どなたでも聴講していただけますので、ふるってご参加ください。

【海岸清掃】

日時:10月5日(日)13:00~14:00

清掃場所:百島福田地区から海老呑地区までの海岸沿い

持参物:タオル、海岸清掃に適した服装、帽子など

※ 当日は、お茶、ゴミ袋、軍手、ヒバサミをご用意いたします。
  また、本土からの船賃の補助があります。
  往路分は立て替えとなりますが、当日お帰りの際に往復分をお渡しいたします。

なお、福田港から集合場所までは徒歩で30分ほどかかります。

台数に限りがありますが、港にある無料レンタサイクルをご利用いただくことも可能です。

問い合わせ先:ART BASE 百島(担当:古堅、新澤)

TEL: 0848-73-5105  E-MAIL: info@artbasemomohima.jp

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美味なる福丼県

2014年10月02日 | 千伝。
午前中、私事で、福井県庁まで出かけて参りました。

来年三月、北陸新幹線が、金沢まで開通するということで、北陸地方は、様々なイベントを打ち出しています。

・・福井も然りです。

コシヒカリを生んだ福井県をアピールするために、現在「福井発コシヒカリ・キャラバン隊」が全国各所を走り廻っています。


(写真提供:福井発コシヒカリ・キャラバン隊)

それに伴ってかどうかは分かりませんが・・?!

丼(どんぶり)食の聖地として、福井県から福丼(ふくどん)県に進化していくようです。


(写真提供:全国丼連盟)

香川県の「うどん県」やら「おしい広島県」の二番煎じかとも思いましたが、トヨタ自動車を巻き込んでのなかなかの戦略と福丼県の地域興しです。

是非とも「美味なる福丼県」をアピールして欲しいものです。

神無月

2014年10月01日 | 百伝。
今日から神無月十月。

御嶽山噴火による被災者の方には、心からのお悔やみを申し上げます。

木曽の御嶽山は、年配者にとっては、日本で富士山に次ぐ有名な「木曽のお山」かもしれません。

でも、残念乍、国立公園、国定公園には指定されていません。

日本の屋根となるアルプスからやや離れた・・日本列島のど真ん中に鎮座する御嶽山。

開田高原から初めて眺めた時の御嶽山・・その大きさに日本百名山のひとつなれども日本の列島の「出臍(でべそ)」のような印象を持ちました。

ロープウェイもあり、登山というよりも、ハイキング気分で登れる大きな霊山・御嶽山。

・・どうしたのかな?

最近、とある地震学者が日本列島の地殻変動のデータを基に、来年初めまでに巨大地震の発生を注意喚起しています。

先日、麻生元首相が「亡くなられた方に激励申し上げます」と言ったとか?!

きっと・・無意識に残された方々に激励したかったのでしょう。

合掌。

さて、今日から10月。


(写真提供:英国イングランド湖水地方観光協会)

今日10月1日は、都民の日、日本郵船の創立記念日・・昔は、今日が大学4年生の就職活動解禁日でした。

心が、遠くまで揺られます。

百島の実家にオークニー・チェアと呼んでいる木製の椅子があります。

スコットランドのさらに北に位置する北海に浮かぶオークーニーという小さな島があります。

そこで作られたハンドメイドの椅子だと思い込んでいます。

あのオークニー・チェアに・・座りたいなぁ。

広島から「世羅の梨」をたくさん贈っていただきました。

感謝、美味しく頂いています。

そして、感謝です。

さて、神さまは、人間に「予知能力」があると考えているのかな?

・・と椅子にもたれながら、物思いに耽る神無月です。