百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

一票の権利。

2021年10月31日 | 空木宝剣

衆議院議員総選挙。

最高裁判所裁判官国民審査。

金木犀 薫りにのせて 選挙の日

10月最後の日曜日。

近所の小学校の体育館で、投票。

一票の権利を行使。国民の普遍的権利である一票は、大河の一滴に似ている。

たかが一滴、されど一滴の蔦監督。

1日は、24時間。

24時間は、1440分。

1440分は、86400秒。

よって、1年は、3153万6000秒となる。

一分一秒の積み重ねが、1日1月1年をなすように、1票1票の積み重ねが民意を形成する。

アナログの選挙だが、候補者の履歴考課表。

当選者が、任期中に、何をやって、どんな成果があったか?

此をデジタルで公表すれば、具体性が発揮され、公正明大となる。

丹桂や 南京カボチャ 金平糖


この人を見よ❗

2021年10月28日 | 百伝。

ノーモア ヒロシマ。

ノーモア ナガサキ。

ノーモア ヒバクシャ。

ノーモア ウォー❗ と、叫び続けた被爆の生き証人が、このコロナ禍に、この世を去った。

「人間は、敵をつくらねば、頑張れないのか? 国家は、敵国をつくらねば、自国をまとめられないのか?」

そのレベルの国際関係は、そろそろお仕舞いにしようと、坪井先生は、宣われた。  

拝礼合掌

坪井 直さん(1925年5月5日~2021年10月24日)。

大正14年生まれと言えば、あの三島由紀夫と同年代。

エノラゲイが、原爆を投下した昭和20年8月6日。

広島富士見町で被爆。

坪井先生が在籍していた広島平和会館。

(広島平和公園)

(原爆投下からの日数時計)

元安川(平和大橋から原爆ドームを望む)

(平和大通りの花壇)

九死に一生を得て、戦後教員となり、ピカドン先生と慕われたが、定年後は、被爆者運動に関わり1994年、県被団協の事務局長となった。(中国新聞より)

「日本を強調せず、人類に関わる問題にしないといけん」

「原爆の戦争はいかんが、他の戦争はよいという事では、人類の知恵とはいえん」

黙祷


わが百島は緑なりき。

2021年10月28日 | 百伝。

一昨日、NHK BS で観た映画「わが谷は緑なりき」。

80年前の1941年製作の映画、現在今尚も心に残る名画です。

舞台は、ウェールズの小さな谷にある炭鉱町。

主人公は、過去を振り返る(50年昔は少年だった頃の)自分。

ストーリーは、その少年の目を通して、当時の炭鉱町と家族の思い出が甦るのです。

貧しいながらも愛情溢れる家族の思い出、5人の兄たち、姉1人の大家族ゆえに次々と降りかかる難題。

炭鉱へ仕事を求めて人余り、賃金が下がる、炭鉱の仕事が無くなる解雇される労働者達。

嫁を貰ったのに崩落事故で亡くなる一番上の兄。

貧しさ故に、アメリカやニュージーランドへ移民して行く兄達。

末っ子の主人公である少年は勉強して町の学校に進むが、貧しい谷の炭鉱の子として蔑まれイジメられて殴られて帰宅。

炭鉱の村の大人は、主人公である少年に「人生にはケンカも必要だ」とボクシングを教える。

 1人の姉に対しても村中で不埒な噂が飛び交う。

最後には、父親も落盤事故で亡くすという悲劇。

しかし、この映画は悲しい結末で終わりません。

善き過去の思い出が、何10年経とうが、50年経ても、心に鮮やかに生きている事、その証を伝えてくれる素晴らしい映画でした❗

故郷の百島での思い出と、とても重なる名画です。

ウェールズへは、車でぐるりと旅した事もあります。

個人的にも、不思議な忘れられない思い出があります。

炭鉱町のような小さな町を通り抜けて、ガードレールの無い崖の山道をくねくね曲がり続けて登り、崖の下に落ちたら怖いと思いながら運転したこと。

殆ど先が見えない真っ白な霧の中を走ったこと。

田舎道を走っていると、お花一面で飾った非常に美しい外観のパブ。

山の中で、竜宮城と出会ったような思い出が、ウェールズにはあります。

ウェールズは、スコットランド、アイルランドとは異なる雰囲気があります。

イングランドに対してもほとんど敵愾心もなく、殆ど同化しているような印象が残っています。

「わが谷は緑ありき」・・誉れ高い名画です❗

観終えたら、小室さん、眞子さんの結婚会見のニュースが流れていました。

王子様、お姫様のような語り口・・ニューヨークのマンハッタン島は、緑ありきかな?


燕(つばめ)返しの優勝。

2021年10月27日 | 百伝。

ヤクルト優勝❗

去年の最下位からの優勝、監督2年目の高津臣吾、おめでとうございます❗

広島工業から亜細亜大学へ、高校も大学も2番手投手、亜大同期にはドラフトで8球団から1位指名された小池秀郎がいました。

地元広島カープに入団希望をしながら、見染められず、ヤクルトから4位指名で入団。

その後の高津臣吾は、凄かった❗

ヤクルトで文句なしのストッパーとして大活躍。

渡米し大リーグに挑戦、同時期の大リーグにはイチロー、松井秀喜が大活躍していた陰で、高津臣吾は苦闘の連続・・日本に帰国後、ヤクルトに復帰。

しかし、またもや大リーグに再挑戦。

既に名球会入りを果たしているのにもかかわらず、40歳過ぎても高津臣吾は、現役投手として踏ん張る。

自分が活躍出来る場所を求めて台湾リーグに渡る、更には、韓国リーグにも渡る。

現役投手として最後に選んだ場所は、日本の独立リーグの新潟。

おそらく、これほど多彩なリーグ、様々なチームに所属した選手は、高津臣吾が一番なのでは?

燕という地名もある新潟では、選手兼監督として活躍が認められて、背番号22は永久欠番、そしてヤクルト・スワローズに奇跡的に復帰。

高津の亜大3年先輩でもあり、今年退任する与田剛監督率いる中日が最終戦で2位阪神に勝ち、最下位から5位確定、そしてヤクルトが優勝❗

広島の高津家の皆様も、とても大きな喜びだと思います。

おめでとうございます❗


もうイノシシ病。

2021年10月24日 | 百伝。

昨日、県外の友人から「ヤフーニュースを見ていたら、尾道の離島、百島で猪が暴れ回っている」という記事を見つけたという連絡がありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a529ee252eac36e9ac2a05cacd74691bc5e0bbe

早速、記事を読んでいると、中国新聞のローカル記事がヤフーニュースの全国版に転載されていたもので、イノシシの侵入被害に遇い取材されている家族は「ストレスで、もうイノシシ病となる」とコメントするのは、同級生の家族。

イノシシ被害・・困ったものです❗

記事の内容にも驚きましたが、ヤフーニュースに載ると、全国からイノシシに関するコメントが数百件にも上がるという事・・・・学ぶ事が多くて驚きました❗

コメントの一部を引用。

(帰ってくれウルトラマンさんの御意見)

野生動物は餌に対する執着が強い。一度でも人里の旨味を経験すれば、そこは自分の餌場であり、そこにある作物や草木、残飯などは全て自分の餌と認識する。人間に対しては自分の餌を奪いに来る敵と見なし攻撃的になる。狭い国土の日本では生け捕りにして遠くへ逃がす事は、他の人里へ逃がす事と同じ事だ。そうなれば他の人里が被害に遭う可能性が高くなる。仮に生け捕りにして遠くへ逃がしたとしても、また人里に出没するだろう。絶対に人的被害を出してはならない!その為には捕殺もやむ無しだ!猟友会!直ちに出動だぁ!

(一人言さんの御意見)

共存共栄のためなら昔のように狩りをして頭数制限をしないとダメだ。今じゃれっきとした害獣になってしまっているし、わけのわからない人は「可愛いと餌付けをする始末で人間の教育も大切じゃないのかな。」カラスやハトを餌付けするし、抗議すれば逆切れされるこの頃って少し何かがおかしいんじゃないのかな。猟期に入っても両氏の数が少なくしかも高齢で事故も絶えない。昔のようにマタギを生業に出来る国に戻らないと根本解決にはならないと思いますよ。イノシシやアライグマが可愛いと言う人は、牛や豚や鶏を食べる矛盾に気が付けばよい。

(AMZ さんの御意見)

イノシシの寿命 約10年、繁殖 春か秋に年1回、平均繁殖数 4,5頭、繁殖増加率 163%。 繁殖から繁殖までに7割減らないと増え続けます。
イノブタになると繁殖が半年に1度かそれ以上と言われています。
豚熱で減った地域もあるみたいですが、基本 増加率が高すぎるので増やさないことが駆除を最小にする方法と言うことになります。
可哀想という感情論で解決できる問題ではないです。
住民の生活や産業被害、生態系の問題もあります。

(Tak ・・・さんの御意見)

鳥獣保護法はいい加減に変えてほしい。
善意の猟師さんにおんぶに抱っこでミスすれば訴えられる。
酷いなんてもんじゃない。
市役所で雇って継続的に狩るか、鳥獣保護法改正して罠の設置とかの簡易化しないと農家いなくなるよ。
熊だって人間を恐れなくなってきてるから街中に出てくるようになったら困るよ。

(Z さんの御意見)

過去にイノシシを絶えさせた離島はイノシシ猟の経験のある猟師が居なくなるから海から侵入して来た時にどうにもならなくなる。
そして、イノシシは海流が強い海も新天地を求めて渡ってくる。環境が良ければすぐに繁殖します。食い意地が張ってるので中途半端な対策だと意味が無く畑を荒らしていくき庭の花も食い荒らされます。ミミズを探して色々な場所に穴を掘りなんでも食べます。
人間より強いです牙による攻撃力、力強い突進力、直角に曲がる起動力、分厚い毛皮と硬い筋肉による防御力、一般の人が思っているよりタチが悪いです。
本土か近くの大きな島から猟師さんの協力を得てイノシシ用の箱罠を設置してもらうしか無いですかね。狩猟の免許の有る島民の方いれば良いですが。
人に被害が出ない事を願います。

以上、取り急ぎ一部コメントを引用させて頂きましたが、まだまだ貴重な御意見、コメントが投稿されていました。

猪駆除に関して、動物愛護家のような方との意見衝突があるとか聞いています。

第一は、生活にストレス、人間に被害が無い事を願います。


これからの普通。

2021年10月22日 | 百伝。

昨日、今日と開催された今年32回目となる北陸技術交流テクノフェアに見学に参りました。

このテクノフェア、ほぼ毎年見学に参りますが、開催された30年前に較べて段々小規模化、グローバルからローカル化されているかな?

それでも、大阪EXPO 2025の宣伝隊や東京の中小企業が団体で技術力をアピールしていました。

 

今回、初めて名刺も持参せず無職という立場で見学させて頂きました。

逆に、今までになく熱意ある優しい説明をするブースが多くて、その発展途上性を含んだ意外な出会いに感謝です。

首都圏から地方経由でのグローバル化、経営戦略としても当たり前の時代になったのでしょう。

さて、北陸地方の様々な大学までが出展、更に、かなり興味を惹いのが、地元福井のベンチャー企業でした。

田んぼの水、井戸水をキレイにする技術力、かまど(竈)を使ったエネルギー源・・成る程と感心しました。

それから、日本一のドローン運転養成スクールに選ばれた福井のベンチャー企業がありました。

身近にいろんな事に挑戦する人がいるのだと思うと、励みとなり、非常に刺激的な時間を過ごす事が出来ました。

このテクノ交流フェアの今回のテーマは、テクノロジーが創るこれからの「普通」。

普通ではないような気もしますが、感謝。


十月の五月。

2021年10月21日 | 空木宝剣

珍しや さつき一輪 くるい咲き

十月も下旬にかかり、コロナも小康状態と一息つく間もなく、今度は原油相場の高騰、その上円安傾向が輸入物の値上がりに拍車をかける、泣きっ面に蜂状態。

おまけに、阿蘇山の噴火と、災害列島日本を考えると、一刻も油断できない。

「歴史は遡上し俎上する」

この世は、まな板の舞台。

生から動を得て静に還るまでの時間割。

備えあれば憂いなし(左氏伝)の代名詞が、ヘッジという保険つなぎ。

エネルギーを地中に頼るのでなく、地上の物は、地上で解決。

団塊が子供の頃の、五右衛門風呂。

風呂焚きのエネルギーは、たばこの枯れた茎やら、枯れた木の枝。

軒下には、薪割りした木が積み重ねられ、これは煮炊きする竈(くど)のエネルギー。

自然の手入れや、手間をかけた生活が、戦後昭和の20年代にはあった。

火力水力風力水素力。

そもそも、過分なエネルギーがなければ、戦闘機も戦車もミサイルも動かない。

為替の安い国を求めて、エネルギーは動いて行く。

1ドル360円時代。海外旅行は夢。舶来品は憧れだった。

あれから半世紀以上、為替は1ドル100円台の円高時代。

夢や憧れは消えて、現となった。

焚き火をして暖をとった夢多き頃がなつかしい。


百島富士。

2021年10月19日 | 百伝。

一昨日、百島まで日帰りトリップして参りました。

行きは、雨の中とても寒かったです。

午前3時半、真夜中の吉備SA ・・・マスクをしていない男女の若者達を気にしながら、サービスステーションで見つけたパンフ「関西の富士登山」という特集でした。

そう言えば、身近にあるある地元富士・・写真の近江富士、若狭富士(青葉山)、越前富士(日野山)等々。

午前5時、福山のハローズに行くと商品を陳列するために、朝早くから大勢の人が働いていました❗

常石の桟橋には、一番乗り。

百島上陸後は、実家に直帰。

到着後は、午前7時から午後4まで、ジャングルのような木々を伐採。

帰りは、疲れて果てて、常石ではなくて、尾道大橋を渡れば、直ぐにバイパス、山陽高速道に乗れる向島の歌港経由で福井に戻りました。

フェリー百風から眺めた月が浮かんだ風景。

昭和の終戦後に創立大きくなった常石造船、それに比べて、明治に創立されて今はなき百島造船所跡、あの山の裾野の丸い木のオブジェは、何だろう?

百島の別荘地・・宅地が増えたのかな?

その対岸には、exile のヒロさんと女優の上戸彩さんの大きな別荘。

あの遠くの大きな島影は、百貫島。

志賀直哉が、「暗夜行路」の中で描いた百貫島の灯台が、今も尚も光ります。

また来ます。

百島富士(茶臼山、十文字山、叡列山)へ。


百島ジャングル。

2021年10月18日 | 百伝。

母が亡くなって、200日。

百島の実家に戻って供養ではないですが、実家の周りを草刈、伐採を行って参りました。

いろいろ、アレコレと浮かんできます。

兄は、般若心経を唱えながら行うと、心身がよく動くと言います。

心は深いトンネルのようなものかな?

それにしても、伐採した枝木やら樹木・・・・・何かの使い途、何かのエネルギー源に成らないかな?

アイデア?

いいアイデア出て来ないかな?

もう10年ほど昔、福井の我が家で雪が降り積もる夜に入浴中に、ふと思い浮かんだ事。

この風呂湯とシャワー湯の使用後の不純物を濾過して、屋根から流せば、電熱によるオイルの融雪装置よりも、エコなのでは?と何気なく考えたアイデアで、とある所から祝儀を頂いた事がありました。

百島での生活、実際上、離島内でお金を稼ぐのは、至難の技です。

造船業、舟大工、石屋の石工、木材の大工も、漁業者もいなくなった百島の産業。

その後は、瀬戸いちご農園の設立、現代アートの島に。

この頃は、百島にも宿泊施設がラッシュで増えているとか。

それは、それで善い事。

心のジャングルは、都会にも、田舎にも、離島にも、あります。

ジャングルから、大平原、大海原に抜け出せるのは、いつかな?

ジャングルから抜け出すアイデアは、何だ?

それとも、ジャングル生活を楽しもうか?

百島でジャングルと悪戦苦闘中に思い浮かんだ名著。

「森の生活」を著した思想家ソローならば、「退屈な時間は存在しない。ワクワクする時間しか残っていないのだ」と言うだろうなぁ。

心にも、梯子を架けないとね❗


追憶。

2021年10月16日 | 空木宝剣

コロナ禍の 味にもあきて 秋の風

コロナ禍の衆議院選挙。

人が変われば、世の中の流れも変わるかも知れない。

見慣れた顔は、安心するが、見飽きた顔は、ご免である。

聞きなれた演説には、安堵感があるが、聞き飽きたアジテーションには、辟易する。

土台、「皆さんの為に」という広くあまねく不特定多数から、票を集めようとすれば、演説は抽象的にならざるをえない。

追憶すると、アメリカの一番良かった時代は、1950年代だったと、レッドフォードは、回顧する。

戦争に勝った国と負けた国。

勝った国は、戦争という呪縛にさいなまわれる。

かつて、日本もそうだった。

権力は、暴力武力軍事力につながっている。

よって、権力の集中は、暴君や独裁者の温床というのは、歴史をひもとけば自明の理であり、現在に於いても、国を私物化する為政者が数多存在する。

民主主義に於いて、国は、みんなのものである。

「みんな」は、こういった場合に使うと語弊がない。

団塊が懐古するに、敗戦後、日本の良かった時代は、昭和50年代のような気がする。

第一次石油危機を克服して、一億総中流と云われた時代だった。

エコノミックアニマルと、揶揄されたこともあったが、他国から羨望の目で見られる面もあった。

アメリカ社会の良いとこ取り。

つまり付かず離れずの映画映像の世界を踏襲した結果、ジャパン アズ ナンバーワンとなった。

やがてバブル経済崩壊。

アメリカユナイテッド51州目に成り下がり、大店舗自由化。

派遣法、自己責任、大都市と地方の人口格差。

所得格差。銀行を始め、金融機関は、合併合併の巨大化で小回りのきかない合併症。

企業も個人も、将来に不安があるから、内部留保や貯蓄に励むしかない。

政治は何を施すべきか?

世の中から、不安のトゲを抜く作業だと思う。

老後2000万円以上必要というキャッチフレーズで、心配性の人ほど、貯めこんで、何千万という老後資金を、オレオレ詐欺に奪われるニュースがあとを経たない。

奪われるのも悲しいが、詐欺するほうも罪である。

終わり良ければ、全てよし。

老後まで生きれない人は別として、「ゆりかごから成人まで、中を抜いて、定年から墓場まで」を国がフォローすれば、人生の入口と出口は、社会主義のパンに、その中の美味しい具は、資本主義のサンドイッチとする、新資本主義。

ビーバリッチ(1879~1963)の「揺り籠から墓場まで」をパクったような、新資本主義を、同じ英国のサンドイッチ伯爵は、果たして美味しいと評価してくれるだろうか?。


環境 百花壇。

2021年10月15日 | 百伝。

昨日、衆議院解散。

広島選出の岸田首相、「あらゆる事を考えて対応可能な順番が大事だ」と何事にも同じフレーズで意味が分かりません。

福井県独自のコロナ拡大警報(県外往来慎重判断)も、昨日、解除となりました。

・・・・・百島へ行きたいなぁ🎵

昨日の個人的な定期検査での大動脈血管の太さも現状維持の結果でした。

諸先輩に因ると、都市生活に拠る一般生活者の殆どが75歳を過ぎると体力、気力、自信が急激に低下するとの由。

昨日、興味を惹いた環境ビジネスのローカル記事と、環境債を発行している世界の動き。

環境債の発行・・世界中で、エコ生活、クリーン行動、グリーン運動へのビジネス傾向は、盛んになるばかりで、個人的にはなかなか難しい問題です。

けれど、少しづつ楽しまないとね🎵

この頃、よくホームセンターに出掛けます。

砂利、ブロック、レンガ、木材の値段の品定め、目に付くのが、アウトドア用品、キャンプテント類の品々(虫殺し用の夜間ライト、薪、火起こし器等々)を見ているだけで楽しくなります。

人間が考える事は、使える物を考えるほどに進化して、使える物が増えて、その領域も広がります。

風鈴のような音量領域の響きの不思議さです。

選挙カーのスピーカーから聞こえる「未来の日本を、我々政党に託してください」の大音響の空々しさ。

国民総て平等に幸福の成長と分配が、政治信条第一。

「お金に賞味期限を❗」

人間は、生活環境への創意を活かし大切に工夫すれば、ひと花も、百花も咲かす事が出来ます。


津々浦々の先に。

2021年10月08日 | 百伝。

百島の殿山から十文字山に登る道は、車が1台通るぐらい幅広い登山道でした。

あの場所は、子供の頃から凧を上げたり、十文字山まで駆け上がって、一気に段々畑の殿山まで飛んで降りて行けるようなトレジャーアイランドでした。

薄雪が積もれば、最高に楽しい場所でした。

昔の先人は、あの場所で松茸を取り、西日本最高峰の石鎚山を眺めていたのかもしれません。

ただ、明治以前の江戸時代の日本人の殆どが富士山を仰ぎ見た事もなければ、西日本最高峰の山が、四国山脈の石鎚山だとは知らなかったはずです。

「全国、津々浦々」という言葉があります。

津々浦々の崎が、百島の向かいにある「浦崎」です。

尾道市浦崎町道越にある厳島神社の赤い鳥居。

(写真提供 : 尾道観光協会)

この鳥居の先に見える百島。

全国、津々浦々の先が、百島です。

江戸時代、松尾芭蕉が歩いた奥の細道。

芭蕉が憧れた500年前の先人、西行や木曽義仲が歩いた道を、百代の過客と表した奥の津々浦々。

時は流れて、いつの世も格差社会。

岸田首相になって株価が下がる。

経済再生、分配強化の新資本主義を掲げる岸田内閣にとって、よいことなのでは?

格差是正の一助になるのでは?

多くの国民、貧困層にいる生活者は、株の保有者にもなれません。

いつの世も、格差社会が拡がれば、階級闘争となります。

されど、レーニンやら毛沢東が、身分階級制度を打破し、大地主、富裕層ブルジョアを粉砕して、人民に解放した社会主義、平等を掲げたコミュニストが、否定されるのは何故か?

人民の為、国民、国家の為と訴えながらも、終わりない権力という保身愛、限りない欲望の権現となるからです。

財産、資産、お金には、賞味期限を❗

世界の津々浦々の先は、第一人称のアイ(I )、アイランド、日本語では、あいうえおの「あい」。

「ん」から始まり、その頂点「あい」の極地に辿り着いた人間は、道元禅師か、良寛和尚か・・その境地は、未だ遠いです。

戦に敗れて都落ちした「瀬戸際の落ち武者達」が逃げた先は、瀬戸際の崎。

その先に見えた島は、桃が咲き誇る桃源郷に見えたかも知れません。

当時、数えられた憧れの文字は「百」が最高峰。

百島の名付け親は、津々浦々歩いた「あい」有り余る人物だったのでしょう。


親ガチャとソロ子。

2021年10月06日 | 百伝。

今朝のTV 朝日のモーニングショウは、興味深いテーマを議論していました。

「親ガチャ」・・子供は、親を選んで産まれて来ないという事。

例えば、親の所得が少ないと、子供の教育も豊かではないという事。。

開成高校、東大の進学者の親の年収所得は、殆どが1000万円前後以上になるとの事。

所詮、富裕層の高学歴の子弟卒業者が、国家官僚、政治家となれば、一般庶民の感情など理解できないのは当然だと、コメンテーターが嘆いていました。

ほんとうに役立つ情報は、ネットの世界には載せない、出てこないと言う。

岸田首相の開成高校卒業然り、いくら広島カープファン、お好み焼きが好物だと庶民派を自負してもね・・それから、地域格差による情報量の格差。

昨日、ノーベル物理学賞を受章した真鍋さん(90歳)、愛媛県の片田舎で育ったけれども、医者を家業とする教育環境で育った情報量が多かったのでしょう。

やはり、貧富の所得格差には、お金に賞味期限を❗

そして、再分配最大限可能な社会を目指しましょう。

さて、SNS のソロキャンプ愛好会に入会しました。

アウトドア用品、焚き火の出来るキャンプ地案内、様々な情報が簡単に手に入ります。

でも、百島泊の殿山のようなキャンプ一等地は、満天の夜空と静寂な瀬戸内海が一望となる余り教えたくない貴重な情報です。

殿山からは南一直線、冬の日には四国中央市の煙突がよく見えます。

その四国中央市、エリエールの大王製紙の発祥地であり、ノーベル賞受章の真鍋さんの故郷という事で盛り上がっています。

因みに、合併時発足の四国中央市は、いつか道州制になるならばと、四国の州都を目指しています。

高松市、松山市を差し置いても州都を目指すソロの心意気を感じます。

でも負けじと、中国四国の道州制となれば、尾道と福山は、ビンゴ(備後)市として州都を目指すべきでしょう。・・広島市、岡山市を差し置いてもね❗

話を戻すと、ソロは、バイクもキャンプも独り行動だけど、同じような想いを持ってソロ行動する人が多いので妙な仲間意識が生まれます。

2輪のソロ行動のバランス感覚は、認知症予防になります。

他人様の御機嫌を取るよりも、その前に自分の機嫌取りをするのが、ソロ行動。

60歳過ぎれば、心乱すよりも、見映えを気にかけるオシャレよりも、ダサくても気にしない心和らぐのがソロ行動。

ソロ行動の極意は、人生は無駄な事を沢山した方が楽しくて、元気な姿を示すのが親孝行。

「親ガチャ」が不運ならば、幸運とは、親もしくは天からの恵みの水滴。

幸運のある人とは大きな器となり、水滴を集めるとの由。

つまらない冗談でも笑いましょう。

話すときは、語尾を上げましょう。

上機嫌になります。

励ましてくれる人に、幸運と人は集まります。


パンドラ文書。

2021年10月05日 | 資本と社会の問題

国際調査報道ジャーナリスト連合(ICJJ)が、新たに入手した租税回避地取引(タックスヘイブン)の関連内部資料を公開しました・・・・内容データ量は、前回前々回の「パナマ文書」「パラダイス文書」を上回るとの事。

新資料は、パンドラ文書と名付けられました。

この資産隠し、世界的な有名なセレブ、スター、富豪の名前も含まれているのは勿論、世界中の現旧首脳35人、政治家、政府高官、91の国、地域で330人以上が関与しているとの事。

日本関連では、1000を超える企業、個人名が多数記載されており、例えば内閣官房東京五輪、パラ推進本部事務局長の平田氏、ソフトバンクの孫正義氏、ドンキホーテの安田隆夫氏等の名が登場しているとの事。

貧富格差の是正、汚職撲滅を掲げる世界各国の政治家、富豪、セレブが声高く叫んでも、その裏で巨額な資産隠し、税逃れの実態・・・・それが可能なのは富裕層。

脱税の合法としてペーパーカンパニー、財団を立ち上げて租税回避地(タックスヘイブン)を利用維持したいと考える世界中の有力者、富豪が存在する限り、社会の貧富格差は半永久に拡大します。

年間約47兆円にも及ぶ税金逃れの巨額を、社会保障の財源に使って欲しいと個人的には考えます。

「汚職撲滅、全公職者は資産を公開する必要がある」と主張していた国の大統領とその家族も資産隠しをしていた実態・・昨日今日のニュース記事は、世界の有力者、富裕層の金への執着、「底知れね沼」と表現していた。

そう❗

お金に賞味期限を❗

お金に使用期限を❗


三日月の朝。

2021年10月04日 | 百伝。

水は掴めないから、汲み取るものだと言う。

心も掴めないから、汲み取るものだと言う。

日常と非日常は、汲み取れる?

人生、生活も、汲み取れる?

言葉を、吸い込み、吐き出しましょう。

先人賢人は、よく比較方法を使います。

昔は、何も無かったが、何かが有ったと言う。

今は、何でも有るが、何かが無くなったと言う。

競争社会と多様性の同化社会。

戦争と平和。

戦争終結やら非常事態宣言解除。

エキサイト、我慢を強いられる時間が日常?

生きるのが日常?

死に逝くのが非日常?

波静かな穏やかな緩やかな時間が非日常?

自分が何者であるのか?

何に価値を置いて生きているのか?

掴み取りましょう。

汲み取りましょう。

今朝、日が上がる夜明け前、星々が流れて、三日月が冴えていました。