百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ちえなみき通り。

2024年04月19日 | 福伝。

最近、全国各地から老若男女が、滋賀県の琵琶湖湖畔の街、大津市に集うようです。

その理由が、成瀬という元気な少女と友達になりたいという日常の願望だとの事。

今年の本屋大賞受賞作品「成瀬は天下を取りに行く」、その影響が大きいようです。

10年程昔、これまた同じく琵琶湖湖畔の彦根を舞台にした話題作の映画にもなった「君の膵臓を食べたい」という書籍を思い出しました。

まさしく「涙は心の汗だ」の青春ドラマでした。

成瀬のような架空な人物が現実にも登場して、いつかは日本の首相となり、世界平和を導くリーダーとなって欲しいものです。

昨日、琵琶湖にも直ぐ近い敦賀の街に出掛けて参りました。

入院している身内の病院お見舞い・・。

敦賀の観光戦略、北陸のハワイ(水島)に近く気比神宮の対岸にある、ちょっと遠くにある常宮神社の存在をもっとアピールすれば、いいのにね❗

境内に滝が流れている神社は、全国にそんなにないはず。

さて、帰りがけ、前々から行って見たかった敦賀駅前にある新しいカタチの書店さん「ちえなみき」に立ち寄って見ました。

書籍分類がユニークな書店です。

自ら読みたい本を探しに行くと言うよりも、本の方から知的探索の道しるべを行うという書棚伸ばし配列です。

カフェも併設あり、興味深い本と出会えば、その場でずっと手にして読む事も出来ます。

僕個人としては、朝から晩まで過ごせる空間でした。

福井から敦賀まで、新幹線で約17分。

知恵並木通りまで散策したような一日でした。

 


AN  EARTH SHOCK

2024年04月18日 | 空木宝剣

葉桜や  揺する地震に  黄砂かな

令和6年早々、能登大地震。

年度変わりの4月早々、宮崎、鹿児島始め、台湾大地震。

そして、4月17日23時14分頃。

四国佐田岬から佐賀の関にかけての大分県や広島県に、震度4から6の大地震。

すわ、南海トラフ地震かと想わすほどの揺れだったが、プレート内地震という事で、能登や台湾のような大被害はなく、幸いだった。

只、今日は何処にいっても、深夜の寝込みを襲った地震話で持ち切りだった。

それに、車の屋根が黄色くなる程の黄砂で、広島の山や空は、春霞ならぬ、黄砂霞み。

ラジオ深夜便も、地震報道でお仕舞いと思いきや、団塊と同世代、和田アッコの「あの鐘を鳴らすのはあなた」で目が覚める。

そして、AM4時からは、宇宙飛行士、毛利 衛さん76歳の話。

1986年1月28日。

あのスペースシャトル チャレンジャー号の爆発事故の日が、毛利さんの母の命日であり、毛利さん38歳の誕生日だったという因縁を感じるお話。

まさに、雲の上の天上人が、地球を俯瞰してのお話だったが、誠に謙虚。

宇宙に浮かぶ、無数の星の、生命体としての地球。

宇宙船の無重力内の、作られた酸素や、電気分解の逆で出来たH2Oは味気なく、地球に帰還した時、最初に口にする水こそ、命の水と言った話だった。

地球を壊して、科学の力で、無機質な他の惑星に引っ越すより、人類は地球を壊さぬよう、人間以外の生命とも共存する事が、すなわち人類生き残りの条件の一つかも知れないとの事。

そういえば、最近、季節の変わり目に、大空を、Vの字の編隊を組んで飛ぶ、渡り鳥を見かけなくなった。

人間しか住めない地球は、やがて人間も住めない地球に様変わりって事か。

さまざまな天変地異は、生命体としての地球から、人間への警鐘かも知れない。

地震専門家は、活動期に入ったかも知れないと言うが、ガス抜けこそ平安。

日々、平穏なラジオ深夜便が流れるよう祈るばかりである。


高齢者になって分かる事。

2024年04月15日 | 百伝。

今日は夏日、暑かった❗

半袖のTシャツ一枚の格好で自転車に乗って、電気店巡り。

およそ20キロぐらい走破、身体を鍛えています。

「虚弱」「老衰」を意味するフレイルという言葉を、最近よく目にします。

介護を必要とする高齢者の心身活力低下を意味します。

フレイル発症の高齢者は、75歳以上になると、いっきに増加します。

80歳になると約3人に1人が要介護者という統計が出ています。

そうなると、施設への入居探しという人生の終活が始まります。

加えて、入居するにはお金が必要となります。

(参考資料として、内閣府、厚労省の統計上の情報)

グループホーム(認知症が対応型生活介護)相場は初期費用が0~100万円程度と幅があり、月額費用は15万円程度。

特別養護老人ホーム(特養) 公的な介護施設にあたり、原則要介護度3以上の方を対象とする。初期費用は0円。月額費用は多床室で約10.42万円、ユニット型個室で約14.14万円。

有料老人ホーム 民間企業が運営するホーム。3つのタイプがある。介護度の要件は幅広い。初期費用の相場は500万~1,000万円で、月額費用は20万~40万円程度。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 民間企業が運営。バリアフリー住宅。認知症患者への対応は幅がある。初期費用の相場は10万円程度、月額費用は15万~30万円程度。

このサ高住の多くは黒字経営、都市部にあり訪問介護の分類されている。その為、田舎の住宅個別訪問介護事業者の運営が危機に瀕している。個人的には全く納得できないサ高住です。

年金受給金額の低い日本の高齢者の多くは、間違いなく介護難民、貧困社会の入り口に立たされています。

高齢者になって分かる事。

お金は大事、それよりも大切な事は健康である事。

人との付き合いでは本音を言わない、真実と事実は異なる。

一人で生きていけない、周りの人に生かされている。

人は人、人と較べてもろくな事がない。

愛情にはいろいろな感情がある。

親の偉大さを知らされる、あっという間の人生。

80歳、90歳でも、バイクに乗るスーパー高齢者。

人生の答えは一つではない、正解がない。


クーベルタン(1863~1937)

2024年04月06日 | 空木宝剣

NHK今日は何の日によれば、1894年4月6日。近代オリンピック提唱の日との事。

団塊が小学生の頃、クーベルタン男爵は、シュバイツァー博士、キューリー夫人、ナイチンゲール、野口英世などに並び称される偉人だった。

「勝つ事より、参加する事に意義あり」のオリンピック精神は、恒久的平和を願っての事に違いないが、20世紀の二つの大戦後も、戦争や紛争は絶えない。

それでも、人類が存続しているのは、独裁政権に対峙して、先述の偉人賢人の存在があったからだろう。

相違を争えば戦争、共通項を温めれば平和。

歴史は、城壁の中の味方の平和を守る為に、壁の外の敵との戦争を決行する。
所謂、平和のために戦争する矛盾。

戦争と平和はセットでやってくる。

混迷の時代に、救世主の如く現れる先導者が、やがて独裁者に変貌するパターン。

映像の世紀で明らかだが、静岡の川勝知事ならずとも、人が人を評価する場合、その人の切り取られた一部分を見て、判断する事が多い。

政治家や有名人を、どれ程知って、我々は評価しているだろうか、一部を切り取って善し悪しを判断しているに過ぎない。

今年は、クーベルタンの母国、フランスはパリでのオリンピック。

太陽王ルイ14世の専制君主時代やナポレオン、パリコミューン時代からヒットラ-に蹂躙された時代まで。

歴史の一部を切り取って見るフランスで、金銀銅メダルだけで評価されるオリンピック。

NHKのど自慢は、合格の三つの鐘と、場を盛り上げた人への特賞がある。

ゴルフでも、ハンデーやブービー賞がある。

「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」ではなく、「木を見て森を見て、森を見て木をみる」

パリ五輪を見て、世界をみる。

世界を見てパリ五輪を見る。

今年は、昆虫の複眼を模して、時の移り変わりを眺めるとしよう。


チャップリンの遺言。

2024年04月04日 | 百伝。

Remember:

Charlie Chaplin died aged 88.
He left us 4 statements:

(1) Nothing is eternal in this world, not even our problems.

(2) I like to walk in the rain, because no one can see my tears.

(3) The most wasted day in life is the day we don't laugh.

(4) The six best doctors in the world...
1. Sunshine,
2. Rest,
3. Exercise,
4. Diet,
5. Self-esteem
6. Friends.

Keep them in all stages of your life and enjoy healthy life...
If you see the moon you will see the beauty of God.....
If you see the sun you will see the power of god..
If you look in the mirror, you will see God's best creation.
Believe it then.
We are all tourists, God is our travel agent who already made our itineraries, bookings and destinations...
Trust him and enjoy LIFE.
Life is just a journey!
Live today!!!!


オッペンハイマー

2024年04月02日 | 百伝。

四月になりました。

過労抑止の働き方改革も始まりました。

福井駅周辺も先月のような人混みが消えて、いつものように落ち着いた雰囲気に戻りました。

今日は、今年のアカデミー賞7冠受賞した「オッペンハイマー」を観て参りました。

上映時間3時間・・・見応え十二分、あっという間の時間でした。

神々から「火」を盗んだプロメテウスは、その「火」を人類に与えます。

全霊の神ゼウスから、その罪を問われたプロメテウスは、罰として山に鎖で繋がられて、3万年間毎日、鷲に肝を食われます。

人類は盗んだ罪の業火という苦しみを味わいます。

そのような映画でした。

主人公は「原爆の父」と呼ばれた天才科学者オッペンハイマーの苦悩と栄光と挫折を通して、核の時代、現代に生きる我々に、この世界の在り方を、これでもか、これでもか、問い詰めてくる映画でした。

抑止力?

善人も悪人も関係無く大量殺人兵器となる核分裂の原爆、それを遥かに凌ぐ核融合の水爆の開発を巡るおぞましい人間関係、男女の不平等、男の嫉妬心、権力争い、闘争、人間に生まれてきた事、人類に属している事が恥ずかしくなります。

ヒロシマ、ナガサキに原爆投下、拍手、足踏み、熱狂的な歓喜が渦巻くシーンには、被爆者二世として、人として、悔しさ、情けなさ、自然と涙が零れてしまいました。

身分制度、社会的格差、差別の撤廃、人類平等を理想としたコミュニストという共産主義、ナチス、ファシスト、赤狩り、国家への忠誠心も考えさせられた映画でもありました。

それでも、現代社会に多く問題提起をしている、一度は観るべき価値ある映画だと思いました。

ストーリー内容は、ここまで。

単純なストーリーではなくて、もう一度観たいかなぁ❗

余談になりますが、9時から17時まで労働時間を世界で初めて設定したのは、1917年ロシア革命を成し遂げたソ連共産党です。

映画観賞を見終わったあと、駅構内にあるパン屋さんへ。

福井あんパンを食べながら、オッペンハイマーという映画感想の記憶整理、感想まとめです。

映画の台詞の中に、「人間は原爆も水爆も手に入れて、次はマーメイド(不老不死の人魚)かなぁ」という会話がありました。

福井あんパンを食べた、このベーカリー屋さん、福井初進出のリトルマーメイドと言います。

はて、広島のアンゼルセン、タカギベーカリー系列のお店、福井へ進出したようです。

毎日毎日、パンを売る仕事、大事です。

来る日も来る日もトイレ掃除を仕事にする主人公を描いた映画「パーフェクト・デイズ Perfect Days」、残念ながら今年のアカデミー賞を逃しましたが、あの監督は、淡々と過ごす穏やかな日々を映し描いたのでしょう。

オッペンハイマーの生き様を考えると、そう思うようになります。

役所広司さん演じた主人公の言葉、影と影が重なると、その重なった影は濃くなるんですかね?

重なる影は、濃くなります。

核分裂の原爆、核融合の水爆・・第3次世界大戦が起こったとしても。

我々日本人が乗る日本丸が沈まないように、我々人類が乗る地球船が吹き飛ばされないように。

アインシュタインの言葉です。

「誰かのために生きることだけが、価値ある人生といえる」

インタビュアーが質問しました。

「第3次世界大戦が起こると、どうなるのでしょう?」

アインシュタインが答えた言葉です。

「第3次世界大戦の事は分からないが、第4次世界大戦では、人類は、こん棒と石を使って戦っているはずだよ。」