百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ひとかき、ひとかきの八。

2018年01月29日 | 千伝。
無事に退院。

早速、昨日のこと。

二十八日のお不動さん詣。





昼食時、ちょっと約束事の用事あり。

駅周辺まで出かけて、久し振りのカフェに行き、玉葱パンを頂きました。



昼食後、願掛けて、近所の神社へ参拝。









帰宅後、テレビ東京系の「「ニッポンの優れた技術を世界へ!職人ワゴン!」の観ていました。

北陸では、1か月遅れの放映みたいですが、ギリシャでの公園等々の修理を行う日本人の職人技・・感心しました。

こういう汗まみれになりながらの仕事をして、多くの人達から喜ばれる・・とても好い番組でした。

ただ、この番組のCMスポンサーが、仮想通貨ビットコインの企業だったのが、余計に考えさせられました。

・・汗流さずに稼ぐという応援なのかな?

夕食時・・外出。

横断歩道で、信号待ちの間、スコップを見ることがあります。

ひとかきの雪かき運動です。



昔、富山県が「草刈り十字軍」の募集を呼び掛けたことがありますが、同じ頃だったかな?

東北各県が「雪下ろしツアー」を企画募集したこともあります。

あれから・・どうなったのかな?

夕食中、今年の大雪の中、地元では、80代の高齢者宅の雪下ろしに、70代のシルバー人材が活躍という話題になりました。

まもなく、高齢者となる我が身・・考えさせられます。

さて、病院食とは、何か違う・・美味しい。



末広がりの「八」に絡んで、大丈夫にしましょう。



ひとかき、ひとかきと・・身体も心も丈夫にして、大丈夫にしないとね。

愛国者。

2018年01月28日 | 千伝。
昨日は、国際ホロコースト記念日。
(アウシュビッツ強制収容所が解放された日。ホロコーストを警告することを目的とした国連の議決したもの。ドイツ・ナチスにより、600万人以上のユダヤ人、身体及び精神障害者、同性愛者が迫害され大量に殺害された。)

昔、ナチス側の看護師として働いて、ドイツ敗戦、終戦後、難民として英国に渡ってきたグルジア出身のニーナさんが家主のシェアフラット(下宿屋)に暮らしていた頃、よく聞いたのは、何故ソ連軍よりも、ドイツナチス軍側で働いたのか?

因みに、グルジア(ジョージア)は、スターリンの出身地。

大相撲初場所、初優勝の栃ノ心の祖国がグルジア(ジョージア)。

「当時は、ソ連兵の軍服や持ち物は、みすぼらしくて、それに比べて、ナチス・ドイツ兵の身なりは小綺麗で、持ち物も金ピカでね・・十代そこらの小娘だったら、どっちで働きたいと思う?」

・・もう30年以上昔の思い出話です。

その頃、今夜のNHKスペシャル放映されていましたが「未解決事件 赤報隊」が、反日行為の処刑というテロで日本社会を揺るがしていました。

殺害された広島県出身の朝日新聞記者、そのご家族の無念さを思うと、非常に悲しい気持ちになります。

イデオロギーとか勇ましさとか、それらが、戦争とか衝突とか回避させるのが、政治の理想ではないのか?

英国に「エルサレム」という讃美歌があります。

イングランドの愛国歌とも呼ばれています。
https://www.youtube.com/watch?v=H1XFCH1-WHo

https://www.youtube.com/watch?v=XmPG-qx-yRw
(BBC The Proms 2017 - Royal Albert Hall)


しあわせな時間。

2018年01月24日 | 百伝。
入院中。

この病院での今までのトータル療養時間は、自分の人生の半年間分ぐらいになるのかな⁉

入院生活は、非日常世界に違いないのですが、何か特別な時間にも思います。

今が「しあわせな時間」なのかどうか分かりませんが、以前退院したあと、職場に復帰した時に、ふと感じた事。

「入院生活は、しあわせな時間だったのかな?」

職場には、自然がないからね❗

花鳥風月の話題が乏しい人間関係の中では、イジメやらモラハラ、パワハラが多いのは事実です。

音楽家の小室哲哉さんの不倫騒動。

奥さんが小学四年生レベルとなり、介護うつ状態となり、相手の看護師さんとの時間が自分の精神的支えになったとのこと。

しあわせな時間だったのかな?

音楽家引退表明・・奥さんへの介護に全力を尽くす決意なのかな⁉

ぼくが入院している病院で働いている看護師さんたち。

今日も、朝早く雪かきして遅刻もなく出勤。

雪が降る日は、深夜から救急車のサイレンが鳴り響きます。

頭が下がる想いです。

「皆さんが、地元の医療を支えているんですよ」

と、声掛けします。

個性やら才能やら能力やら、そんなモノよりもです。

相手の気持ちを思いやる自然な気持ちが大事です。

今日も一日、日が暮れてゆく。



さぁ、夕飯だよ🎵

病院食も美味です❗



単純に、しあわせな時間です。

名古屋 こころの小径。

2018年01月22日 | 千伝。
今から400年前の空間を復元する名古屋城本丸御殿が間もなく完成公開予定(2018年6月8日)。

その前に、今、本丸御殿障壁画の一部が公開されているので見学に参りました。

木曽の檜の香が漂う中・・豪華絢爛という言葉は、こういう空間、モノを指すのかな?

今年の名古屋城は、日本の大きな話題、注目に値するブームとなるかもしれません。













両目の手術のあと、視力がよくなったら、必ずまた名古屋城本丸御殿完成後の見学に参ります。







さて、名古屋城から熱田神宮まで。







こころの小径・・久しぶりに散策。









心の眼・・静まりました。




2030.1・17

2018年01月21日 | 空木宝剣
あれから 二十三年 神戸

当日の NHKスペシャル。
震災23年・遺児たちの今。
あの日さえなかったら、あの日神戸にいなかったら。
両親を奪われた12才の綾香ちゃんは、血の涙をながしていた。
あれから23年。
少女は大人になった。
この世から、悲しみや寂しさを無くすために社会はある。
ヨーロッパ、特にイタリアでは、親のない子供は尊敬される。
確か、ダヴィンチかミケルアンジェロも遺児だったと思う。
親はいないが、元気に生きる子を応援するのだ。
なぜなら、イエス・キリストも、そうであったから。
淡路阪神大震災の遺児たちは、神の子に違いない。
それにしても、地球の異変を予知する神業は、いつになれば、人の手に入るのだろうか?

百島の旗手。

2018年01月18日 | 百伝。
今日の午前中、入院手続きの待ち時間に日本経済新聞を読んでいると、書籍広告欄に旗手啓介さんという名前を見つけてしまいました。



不思議なことに、昨日も一昨日も、メディアのスポーツニュースから旗手さんの名字、苗字を見聞きしたのです。

「森保ジャパンU23が3連勝達成…FW旗手怜央が存在感を発揮!!」

旗手選手、現在は順天堂大学の学生さんですが、サッカー日本代表になってほしいものです。

・・応援したくなりますね🎵

ちなみに彼の父親は、かつてのPL学園の元甲子園球児・・記憶に残っています。

百島には図書館も書店も学習塾も無かったせいでしょうか、百島を離れた遠縁やら、友人の近い親類にも、よく耳にするのが、東大、京大、東北大等々に進学したという偏差値の高さなのです。

でもね、高学歴でも、スポーツ優秀でも、実は関係ないよ。

大卒の中途半端よりも、中卒であろうが、身の回りの日常生活を支える力がある者が、人生の勝者に映ります。

百島がルーツになるのであれば、全員が幸福な人生をゴールインして欲しいものです。

それにしても、昨日今日・・旗手姓の勢いに元気を頂きました。

合格の木。

2018年01月15日 | 空木宝剣
縁起よし やまこうばしの 枯葉かな


(広島天満宮境内にて)
試験日が豪雪で、滑って転んでは縁起が悪い。
確か、昭和47年も豪雪だった。
受験のため上京の弟を、寒い下宿に泊めて、風邪をひかせた事が、
この時期、昨日の事の如く思い出される。
菅原道真 (承和12年~延喜3年)没後1115年だか、受験生にとって、
今も生きる天神様か。

やまこうばし 枯れても落ちぬ 葉っぱ虫

君の答は。

2018年01月14日 | 千伝。

今年も、まもなく24分の1が過ぎようとしています。

福井地方、雪が積もっています。



主幹道路は、除雪が行き届いていますが、裏道に入ると大変です。



雪かき作業に精を出さないと、車の出し入れもままならない状況です。

・・ちょっと、コンビニまで。



車の中でコーヒーを飲みながら、テレビを点けると、「君の名は」が地上波で流れていました。



・・いいね。

「君たちは、どう生きるか」の漫画版の方が、100万部を売り上げたとのこと。

息子に一冊プレゼントをしたのを思い出しました。

リンゴが落ちるのをみて、万有引力を発見したニュートン。

次に、星や月は、何故落ちて来ないと考えたニュートン。



息子に、読後感想を質すと、「読んだけど、俺には、難しかった」との答え。

空から雪が降り落ちるのを観ながら、今年も笑い飛ばすしかないのかなぁ。

君の答は、正しいです。

御弓 百手神事。

2018年01月10日 | 百伝。
例年 百島御弓神事は、1月11日でしたが、昨年より1月の第3日曜日に変更したとのこと。

百島には、薮やら竹藪が案外多くありまして、室町時代から竹藪のある家は、弓矢射る射手の家門でした。

戦国時代以前の飛び道具というと、男竹(雄竹)女竹(雌竹)を創意工夫しての武器・弓矢作りでした。

西日本各地で、厄払いやら大漁・豊作、海上安全など祈願して行われるのを「百手祭 御弓神事」と呼ぶのに・・?

百島の先人たちは、何故「御弓神事」を「百手祭」と呼ばなかったのかな?

源氏八幡宮で行うから?

平家再興の百手儀式とは関わりのないこと?

そして、長く1.11 の日に、「御弓神事」例祭を行っていたこと。

・・何か、深い意味があったのでしょう。

「魔弾の射手」の時代に変わろうとも・・。

弓と矢を持つ射手の心は、さまざまな願いを的に射抜く・・。

流鏑馬も含めて間断無き日本の御弓神事です。

尾道今昔物語。

2018年01月07日 | 百伝。
千光寺から眺める風景。

今は、尾道水道に架かる橋も、二本に。



尾道二本橋は、お江戸の日本橋に続くのでしょう。

かつては、尾道大橋一本だけでした。


(画: 藤本重男 )

さらに、タイムスリップして、橋が架かっていない頃の記憶、思い出も残っています。

・・橋渡し。

時代が変わろうとも、「思い遣り」が大事です。

「思い遣り」が無ければ、自分ファーストの人間ばかりの社会になってしいまいます。

イジメ、パワハラ、モラハラ、セクハラ、果ては、アメリカ社会のように訴訟ばかりの社会になってしまいます。





昔、千光寺の鐘の音は、二里先の百島まで響いたのだろうか?



今、千年先の光よりも、百年先の光が届いてほしいなぁ。



今年は、明治150年。

いよいよ、今日からNHK大河ドラマ「西郷どん」・・自分セカンドを貫いた人間ドラマを期待します。

尾道も、いつか大河ドラマの舞台となりますように。

百島サンセット。

2018年01月06日 | 百伝。
広島より帰宅。

自宅でNHKのローカル番組(中部地方)を観ていると、愛知県東海市にある通称「のんびり村」が特集されていました。

「のんびり村」のモットーは、「おたがいさまの精神」だとのこと。



「のんびり村」・・正式には、10年前に愛知県南医療生協が村を立ち上げたグループホームで、独り暮らしの高齢者でも安心して暮らすことができる住居や介護施設。



「のんびり村」で暮らす高齢者を地域のボランティアが支えて、農園も喫茶店もあります。

そこへ、近所の親子連れも遊びに来やすい環境作りもしています。



「コミュニケーションのつながり」の大切さを焦点に描いていました。

職員にも制服というものは無く、自然な「おたがいさまの精神」・・そんな生活を垣間見ることが出来ました。

入居費も月額費用もお手頃価格、何よりも孤独感を排除している「つながり感」が気持ち好いです。



この人生のサンセット高層街に辿り着くまで、「のんびり村」のような所に、住みたくなりました。

いいえ、働きたくなるような処です。



自分なりの「のんびり村」を探しています。

光耀広島。

2018年01月06日 | 百伝。
年の始まり正月。

やはり、気になるのは高齢となった母親です。

息子の車で、夜明け前に出発、広島まで。



大きな満月に導かれて吸い込まれていくような美しいドライブ風景でした。

車も動物もそうですが、「究極的な全力疾走」という本能的な行為は、獲物を襲う時、あるいは獲物から襲われて逃げる時です。

息子に「飛ばすな。追い抜くな。競い合うスピードというものは、マイペースではないよ」と言いながら、心地よく助手席で快適に過ごしていました。



昼過ぎに広島に到着。

新幹線で来た家内の方が、既に早く広島駅に到着、ホテルで合流、チェックイン。

窓から、護国神社へ拝礼。



母が、年末年始の1週間程度、広島に居るため、兄の家へと直行。

子供の言うことを聞かない、繰り返して昔話ばかりの母です。

さぞ、兄夫婦も大変だろうと思いながら、とりわけ義姉には感謝です。

そう思いながら、夜遅くまで、アレコレと身内談義。

ホテルに戻り、我が家族一同、いつのまにか爆睡。

目が醒めて、平和記念公園へ朝の散策。





朝早いのに、外国人観光客も多く歩いていました。



朝8時16分・・原爆投下時間に鐘(サイレン?)が鳴るのが聞こえてきます。



・・ヒロシマの記憶を知らしめる鐘の音に黙祷。

隣に居たシンガポール人に、このことを説明。

「毎日毎朝か?」の質問に、「多分」と答えるしか出来ない被爆者二世の知識不足。

宿泊先のリーガロイヤルホテルに戻ると、正面玄関ホールには、大きな日本画が飾られています。





「光耀厳島」・・越前和紙が使われているはずです。

「平山郁夫」画伯作・・広島県名誉県民、広島市名誉市民、鎌倉市名誉市民、東京芸大学長、ユネスコ親善大使、日中友好協会会長等々、そして被爆者。
その他肩書は150以上あったと言われる。

十数年前、ここに宿泊した折、この画をまじまじと見つめていたことを思い浮かべています。

不思議な事に、その数か月後、平山先生御本人と御家族一同様と直接お話をする機会を得ました。

生口島(尾道市瀬戸田)の平山家のルーツは柴田勝家公、つまり越前北の庄(福井市)にあるのです。



楽しいギャンブルならば、何時間でも出来る。

嫌なギャンブルならば、何時間でも出来ない。

楽しい勉強や練習や仕事ならば、何時間でも出来る。

嫌な勉強や練習や仕事ならば、何時間でも出来ない。

介護となると、どうなのかな?

何が・・違うのかな?



帰路の先、雪降る寒い地にある我が家だけど、帰宅するとホッと暖かくなる居心地良さ。

幸せになりたいのなら、今有るものを増やすのではなく、今有るもので十二分。

広島は、都会だなぁ・・つくづく実感。

謹賀新年 2018 年

2018年01月01日 | 空木宝剣
空木岳 (2864米) 宝剣岳 (2931米) 山は、木曽にあります。

宝剣酒は、仁方(呉市)鑢(ヤスリ)の産地にあります。

宝剣のしぼりたて呑めば、初夢は、山野を駆けめぐる。



南総里見八犬伝。

物語は、室町時代の嘉吉元年まで遡るとのこと。

犬年や 犬吠埼の 初日の出

このブログに集う皆さまが上機嫌な一年となりますように。