百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

山ありて

2008年01月31日 | 千伝。
今日は、父歿後二十一日。
帰れなかったが、毎週の法要も今日あったと思う。

理想が高すぎると、高い壁と同様で、一生乗り越えられずに終ってしまうかもしれません。
バーを低くして、乗り越えられそうなものから乗り越えていきます。

結婚でも、理想が高すぎて、結婚しない人も増えてきました。
仕事でも、理想をかかげすぎると、不満の毎日となります。
少しの結果でも喜ぶことから、笑顔を増やすことが、幸福を招くのかもしれません。

山に譬えたら、エベレストは、常人では登れません。
プロでも命がけの苦痛の山です。

頂上に到達した一瞬が、すべてであります。

オリンピックを目指すスポーツマンも、日々苦痛のトレーニングでしょう。

人生、まずは、身近な山を親しむことで良いような気がします。

福となる山道を踏んでください。

手をつなぐ

2008年01月31日 | 千伝。
中村中さんの「友達の詩♪」を聴いています。

笑われて、馬鹿にされて、それでも憎めないなんて・・♪
・・
手をつなぐぐらいでいい♪
並んで歩くぐらいがいい♪
・・
それすら危ういから♪
大切な人は友達ぐらいでいい♪

この唄を聴いたとき、随分と不倫の切なさ、哀しさを読んでいるのかなと思っていましたが、中村さんが、心の性と体の性が反対である性同一性障害の方だと知って、勇気のある唄だと思いますが、何故か、今ひとつ物足りないようなものがあります。

性同一性障害者は、同性愛者ではないですが、振り返ると、そういうタイプの人が確かにいました。それも案外、多いのです。

小生が、20歳前後の若かった頃の話ですが、例えば、見知らぬ過激な方・・暗い満員の映画館で一番うしろで立って観ていると、近寄ってきます。
自分のお尻に何か接触する部分があって、振り返ると男の異物が丸出しになって、それを押し付けてきた輩もいました。

気持ちが悪かったのは、渋谷駅の山の手線から井の頭線の乗り換える途中にあるトイレの中ででした。
アルバイト帰りに、いつものように用を足していたら、隣に立つ男が、そういえば昨日も一昨日も同じように立って用を足している男に気がつきました。
目をあわせると、小生のほうに、手のひらをみせます。
その中に数万円の現金がありました。
要は、「アンタを買いたい」という買春合図です。
無視して、その場を去ると小生を追いかけてきました。
まことに丁寧にナンパしてくる中年男でした。
勿論、小生・・自分を安売りしてはいません。
「同性愛者ですか?ホモには興味ありません」と強い口調で言うと、そのまま肩を落とすように去っていたのが印象的でした。
・・30年~20年昔の話です。
小生、若い頃、案外・・痴漢、痴女にも出遭っています。
満員の通勤電車の中が多い・・東京が、嫌になった理由の一つです。

手をつなぐぐらいでいい♪・・これって、嘘です。
もっと純心ならば、「見つめるぐらいでいい」・・のではと思います。

さて、与党の「つなぎ法案」・・これって、つなぎ年金のパクリです。
60歳定年で、65歳からの年金支払いでは、5年間の空白ができるから、5年間は、個人年金に加入して、つなぎましょうという、せこい勧誘のパクリです。

与野党・・手をつないで「つなぎ法案」を取り下げになったとの事由。

大河の一滴

2008年01月30日 | 千伝。
中学生の頃、日本のマスコミ世論から、我々の世代は、無気力、無関心、無感動(または無責任)・・この三無主義世代だと揶揄されて呼ばれていました。

「欧米人は一日8時間以上働くのは変だと感じて、アジア人は一日8時間以下働くのは変だと感じる」

・・こういった異なる感覚を研ぎ澄ましたように感じ取った日本で初めて認識した世代が、我々の三無主義の世代かもしれません。

実際、中学生の頃「小さな恋のメロディ」という英国映画がヒットしました。
こういう感覚の影響は、大きいはずです。

ともあれ、団塊世代に続く三無主義世代は、1970年代に盛んに風潮喧伝されていました。
あれから30年以上が過ぎて、世代を一塊にした呼び名がいかにいい加減なものかと思います。

血液型の人格判断も、生年月日、星座での占いも、さらには県民性判断とか・・同じようなものです。
はっきり言うと、「幸せになれない判断ミス システム」です。

小生、仕事も生活のうえでも、非常におっちょこいで、あわてんぼうで・・自分の人生も、同じようなもので、どこかで、ケアレスミスばかりをしています。
理由は、物事に対する集中力が全く欠けているからでしょう。

それが自覚できたのは、マスコミ企業から海外遊学を経て外資の企業に勤め始めた頃に出会った同年代で同僚の先輩女子社員のNさんでした。
彼女は、当時テレックス・・つまりタイプライターの全国競技大会で日本一のホルダーにもなっています。
ブラインドタッチで英文の資料、書類をあっという間に正確にほとんど100%全くのミスもなく作成できる集中力抜群の職人気質のような技量を持っていました。
ぼくが書く英文原稿を、彼女に渡してチェックから作成までしてもらいます。
かならず、彼女から単語のスペルミス、二重羅列、文法のミス、文章のミス・・厳しいチェック、そして注意を受けました。

それが、毎日毎日・・半年ぐらい続きました。
同じ隣席同士で座っていた頃の苦痛は、何と言って表現したらいいのか・・しまいには、毎日ミスばかりしてと・・白い目で見られました。
今となれば、思い出すと苦笑してしまいます。

何故、彼女がそれぐらいのことを多く指摘できるかと言うと・・ほとんどの役員の重要な海外取引英文のやり取りを・・その英文表現、使用頻繁度の多い単語をほとんど記憶しているからです。

その後、彼女とは、ほんとうに楽しい仕事仲間になりました。
理由は、ぼくが、彼女のミスを時々知ることができるようになったからです。

とは言うものの、彼女は、今まで知り合ったなかでも、今でも一番有能な業務遂行できる人材には間違いなく、今でもおそらく小生の遂行能力は、彼女の足元にも及びません。
大いに助けられました。
彼女がいてこそ、何とかやっと仕事が捗っていたと痛感する小生です。
思い出すと感謝ばかりです。

ミスに関しての姿勢が対極をなす関係だったうえに、彼女から多くのことを学びました。
学んだ教訓です。

ミスのない人間は、ミスをすることが非常に怖いという心境になるようです。
ミスばかりする人間は、ミスをしないことが非常に大事だという心境になります。

・・人間、楽しく生きていくには、その心境を越えないといけません。

地球が丸いという実体、そこに山があって、川が流れて、海があることを知っているのは、運命や占いではなく、生きている人間本人です。

時計が、一分一秒をこつこつと刻んで、歴史をなすように、小さな水滴が集まって、大河になるように、「少し」をないがしろにせず、感謝し、涙することが、エネルギーに変わり、増幅するようです。

人間の心から沁み出す涙こそが、大河の一滴なのでしょう。

天からのプレゼント・・

2008年01月29日 | 千伝。
小さな四角いプレゼント・・ありがとうございます。

大事に使わせていただきます。

あなたとのこと・・。
ぼくは、ここにいます。

何か困ったことがあれば、何なりとご連絡ください。
必ず、助けに参ります。

あなたに伝えて届けたいこと・・。

あなたが自分を考えている以上に・・
あなたは、奥ゆかしく魅力的な人です。
すべてが美しいです。

昨日は、ヒストリだとか・・。
明日は、ミステリだとか・・。

だから、
現在は、天からのプレゼントだとか・・。

福となれ♪

白川郷

2008年01月27日 | 千伝。
一ヶ月ぶりでした。

今朝早く、息子とふたりで奥飛騨の白川郷まで、また行って参りました。
前回よりも、より積雪も高くなっておりピンとした冷たさが心地良かったです。
台湾からの観光客が多くて、雪が珍しいのか・・大勢ではしゃいでいました。

雪の白川郷

昔、台湾や韓国や東南アジアからの海外の顧客を、休日になると観光案内していた当時の思い出を、シーンとした光景が鮮明にさせてくれました。

白川郷

帰路、樹氷のトンネルを走りぬけていると、美しさに気を取られて、アイスバーン状になっていた曲がり道で、車が1回スピン・・危機一髪、事故に遭うところでした。
無事、福井に戻れて良かったです。

白川街道、御母衣湖ダムの堤に立ち寄りましたが、富士山の頂上に居るぐらいの寒さでした。
小生、通常、室内では、Tシャツ1枚の姿ですが、さすがに冷え冷えとしました。

御母衣湖ダムの堤からの眺めです。

御母衣湖ダム

車中で、大阪女子マラソンをテレビとラジオで観聴きしていました。
福士選手・・次回、がんばってほしいなぁ。

何故か・・白川郷で仰いだ心が洗われた雪の積もる古柿です。

古柿

百度参り

2008年01月27日 | 千伝。
目の前に山積みとなっている書類の塊、コピーの塊、整理できていない未処理のメモの山・・。
見るのも嫌な気分になり、自分の至らなさを思うこの頃の毎日です。

小生、いつも楽観的な人間ですが、弱音を吐けば、疲れ果てているというのが最近の心境です。
ここ数ヶ月間、目一杯背筋を伸ばしていますが、息切れがして眩暈が起こりそうです。

まだ長引くであろう夫婦間の問題、親子関係、対立、後始末の出来ていない仕事・・考えると数えあげればキリがないぐらい途方に暮れそうな面持ちにもなります。

弱音を吐いて、福来たる・・とにかく「生きている」という実感に近づきたいのです。

神頼みで百度参りでもして解決方法が見つかればよいのでしょうが、問題は、残りの人生を前向きに生きる方向に変化して、気持ちが飛び出したまま前後の領域間の埋め合わせが、このままだと埋もれないという心の現実です。

自分の芯の軸が、ブレ始めて揺れています。

例えば残りの生き方として、被爆者二世として平和をアピールしてゆこうかとも迷う日々でもあります。

(付け加えれば、先進国と当事国への戦争協力は、国際貢献であるはずがありません。)

(もう一つ付け加えれば、「子育て」と「介護」は、どんなに愛する人、大事な人であっても、世話をする側が疲れ果てた時には、崩壊します。)

ところで、話題の矛先を変えて、中国でのシェアが70%、中国最大検索サイト「百度(バイドゥ)」が、日本に上陸。
先日、1月23日から営業活動、サービスを始めています。
なかなかいいです。

同じ漢字文化圏ということで世界進出の一番手として日本市場を選択したようです。
日本市場は、巨大企業に化けたグーグルとヤフーの独断場で、そのシェアは、両者あわせて90%にのぼります・・その日本市場に挑戦するのですから、「百度」の勢いは立派です。

ヤフーという検索サイトと初めて出会って利用した時に非常に感心した記憶があります。
いつか、これに対抗できる検索サイトが日本でもできると面白いとも感じました。
あれから10年すぎて・・世界に名乗りをあげて挑戦するのが、日本ではなくて中国の「百度」です。

「百度」の企業HPをのぞくと、そのネーミングは、中国宋時代の古い漢詩の一節に由来しているようです。

「…人込みの中を幾度となく探し回った。ふと振り返ると、あの人はいた。消え入りそうな灯火のそばに」

兄の親友で、小生も子供の頃から大変影響を受けた現在高校の教師と版画家と二束草鞋を履かれているYさんが、三月にニューヨークで個展を開催されるという知らせを受けました。
Yさんの夢が、大きく膨らんでゆくようで嬉しいです。

明日さえも分からない未来への約束は確実ではないけれども、小生も少しづつ果たしてゆきたいものです。

弱音や切なさを吐きたい気持ちがあるからこそ、人間には、恋愛や友情、神様や仏様が必要なのだと思ったりもします。

早朝、息子と一緒に白川郷まで出かけて参ります。

息子に何を語りかければよいのか・・
弱い父親を見せるのもよいのかもしれないと考えている最中です。

笑顔と一緒に歩む希望がないと、それは味気のない大損な人生となるのでしょう。

いつも笑顔で朗らかで、いつか実りの朝へと続きますように!

序破急

2008年01月26日 | 千伝。
盲亀の浮木
饂飩木の花 

都会に拉致された若者。
親子の縁の薄い核家族。
田舎に管理された若者。

本当に鬼畜の国はあるのか・・。

スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」。

世界の大富豪、国際企業、国家権力のある政治家たち・・世界のエリートたちが集うフォーラムである。

人間教育をしないから、犯罪だらけの国家に成り下がる。
ズルをしなければ生きていけない盗賊国家が、白日のもとにさらけ出されている。

万民の豊かさを考える会議でなく、いかに美しい豊かな地球を演出するかのような智慧の出し合いの場所に転落してしまった。

社会問題の解決ではなく利益利潤を作り出すことを目指しているフォーラムにも映る。

一切の事に序破急のように動く。

トライアングル 天神講

2008年01月25日 | 千伝。
昨晩、福井を出発して東京までの日帰り往復の予定を取り止めましたが、それでも、今日は、早朝からフル回転の行動・・・何かを考えるユトリもなかったです。

やっと、今、帰宅して美味しい珈琲を飲んでいます♪

昨日は、東京の警視庁にネットゲームで3600万円相当の仮想通貨を詐取した疑いで逮捕された福井の高校2年生に関連したことなどを、深夜遅くまで中学生の息子にも現状の詳しいネットゲーム事情、裏技を聴いていました。

小生、ここ数年間ネットワーク・システムの構築に関して、少し踏み込んで勉強したにもかかわらず、もうパソコン馬鹿の息子のITの知識レベルについてゆけないのが不満です。

息子の半分は、ご先祖となる代々の警察官の血筋が流れています。
残り半分、いや八分の一は、極道者の血筋も流れています。
とにかく警察のお世話にはなるような事はするな・・と強く牽制しておきました。

朝一番、冷えるなか、去年の新米(玄米)一俵を田圃の近くにある精米所で上白米に精米。
心身ともにシャッキとするような冷え込みでした。
全面、雪に覆われた田圃です。

雪の田圃

それから、福井県国際交流センター、県立図書館、市立図書館へと調べもののはしごでした。
こういう場合、福井は、非常にコンパクトで便利です。

写真は、福井県国際交流センターのロビーにある巨大な地球儀です(直径1.8メートル)。
寄贈者は、地元福井県鯖江市出身の国際政治学者 若泉敬氏。
晩年は、故郷の鯖江市に戻り暮らしました。
「若い人に見てもらいたい」と寄贈したものです。

地球儀

情報の準備用意は、福井。プレゼンは、東京。現物の調達用意は、広島。
こういったトライアングルの三地点生活が、理想ですが・・なかなか難しいものがあります。

今日は、菅原道真の命日にあたる天神講です。
福井は、変わった風習があって、床の間の天神様の掛け軸の前に焼きカレイを供えます。
夕食時には、子供の成長を祈り、その焼きガレイの魚を食べるという風習があります。

我が家は、もう数年前に、そんな風習を止めました。
だから、ゲーム馬鹿のような息子ができあがったのかもしれません。

その息子は、明後日の日曜日に、また世界遺産に登録されている奥飛騨の白川郷へ連れて行ってほしいとの要望・・嫌だけど・・親馬鹿です。

今日からは、悩む暇があれば、動く。
仕事をする。
そして、人生から悩みを追い出す。
・・これで、きっと何もかもが解決するはずです。(笑)

明日土曜日は、早朝6時から一日中、肉体労働です。
心を入れ替えて、明日から必ずデブ返上です。(笑)

明後日、日曜日は、多分、親子二人で白川郷まで出かけてゆくのでしょう。

食事も、天国の父が飢饉にならぬように、自分の食事を半分に減らして、父に届くよう供養します。

余分な体重を父に捧げます。
 
子供の成長を祈る天神講の日に「デブ返上」・・。
英国と豪国へコラム送付済み・・。

・・亡き父に誓います。
合掌。

引き合い

2008年01月25日 | 千伝。
さざなみ


貿易(輸出輸入業務)の基本の流れと語彙を下記に適当に並べました。

引き合いをする段階 : inquiry 
見積りをする段階 :offer
見積書 :  quotation
その見積りが、注文になることを : order
その注文書が、order confirmation, firm order
契約同意書 : agreement
<その契約内容>
出荷条件  : delivery term
支払い条件 : payment term

<昨日の夕方の社会面のニュースから>
名古屋の30歳の女性が、携帯電話の出会い系で知り合った広島の無職男32歳に、交際期間5年間で、勤務先から1億5千万円を盗んでは貢いで送金していて、勤務先が二人を共犯として告訴した。
しかし、交際期間、ナント二人は一度も会ったこともなく、広島の男は、別人のジャニーズ系の顔写真を送っていたと言う。
名古屋の女は、「嫌われたくない一心」だったとか・・。


これに似たような摩訶不思議な話が、ほとんどメールや電話でやりとりをする海外取引の「引き合い」にもあります。

人は、次の道筋(分岐点)に向かう時に、何かを「引き合い」に出します。
例えば、何か売れるようなもの、または、自分自身です。
そうすることで、ビジネスまたは自分自身の方向性(希望)を確かめます。


その「引き合い」に対して、誰かが、見積り請求や注文を出すことになれば、その取引は、半ば成立します。
互いの自分自身の引き合いを確認にした場合には、ここで恋愛成就です。

注文・納品前後に、送金受領の確認があれば、取引成功となります。
互いに自分自身の注文を確認した場合には、ここで結婚成就です。

但し、納品後に契約違反、粗悪品、クレームの多発が起こった場合、最悪の場合は、訴訟問題です。
人間の場合、離婚騒動、離婚となります。

名古屋の女は、広島の男に「嫌われたくない一心で」何を求めたのでしょう。
広島の男は、名古屋の女に「金」を求めたのは明白です。

社会の三面記事を賑わせそうなニュースですが・・人間の儚さを感じさせてくれるような「引き合い」でした。

日本も世界から「嫌われたくない一心で」、インド洋上で燃料油を提供したり、世界貢献という名目で多大な貢献(資金提供)をしたりします。

そのあたりの日本の弱みを狡猾にかぎつけているのが、海外の投資家、投資機関です。

福井地方、少し雪が積もっています。

手を振ったあとに瞳を閉じると雪が舞う・・さざ波(漣)の心・・そんな一日でした。

「引き合い感覚」・・大切ですね。

If you have lived well, laughed often, and loved much, consider yourself a success.
もし、あなたが、うまく生きて、よく笑い、たくさん愛したら、あなた自身は、人生の成功者です。


出不精

2008年01月23日 | 千伝。
声も元気よく笑顔で!
どんな魅力ある方でも、元気のない声での挨拶は、その魅力が生かされません。

今日、こんなことがありました。

以前、久しぶりに偶然に会ったある女性から「あなたと会えなかった日々、気が狂うぐらい寂しかった」と悪寒が走るぐらいの戸惑う告白された事を書いたのですが、読み返すのも嫌で、すぐに抹消したことがあります。

しかし、今日また、その彼女から「週末に会ってほしい」という伝言がありました。
勿論、断りました。

小生、酒・アルコール類は、ほとんど飲めません。
まだ、山歩き、散策、ドライブをする方が楽しいです。

小生、少々デブです。
髪の毛も薄くなっています。
もう、若くありません。
男の色気も・・どこかに消えてなくなりそうです。

この歳になって、この頃、惚れた振られたという色恋沙汰や醜聞でもないのですが、立て続けて恋愛ごっこのようなものが起こると、不可解な想いに囚われます。

ただ、あの人を秘めた想いで眺めていた小生の目線、立ち振る舞いが、知らぬ間に他の女性に色の香を発散していたのかもしれません。

今日、デートを申し込んできた女性には、正直全く興味もありません。
悪寒が走るぐらいの不倫の告白に戸惑う「気持ち悪さ」がこみ上げてきます。

・・ただ、ひとつだけ気になることがあります。

秘めた想いをつのらせたあの人にはなくて、気持ち悪さだけがこみあげてくる女性にはあるものが、元気な大きな声です。

この世の矛盾ですが、如何に性悪な人間でも、元気のある声の持ち主の方が、この世を生き抜くのは都合がよくて上手いようです。

そばにいるだけで安心する。
見つめているだけで幸せになれる。
語り合うだけで心が和む。
・・そんな事を言われても、小生、甚だ困ります。

だから、男と女の間には、大きな誤解が生じるのでしょう。

インサイダー社会

2008年01月22日 | 千伝。
NHK職員によるインサイダー取引・・試験のカンニングの行為と同じです。

勿論、NHKだけではなく、最近では日本経済新聞社の広告担当の違法取引があったり、マスコミ関連、政府関係、公務員、大企業に勤務する者で、いち早く情報収集できる立場にある者で「銭儲けの株主」として、浅ましく活躍する輩は、かなりいる。

投資家・・株主の本来の目的は、企業活動を支え、ひいては国家経済を支えるという事以外、なにものでもないはずだが・・金欲しさの現代社会は、誰でもが、金に泣かされるのが怖い。

最近の株安に一喜一憂する個人投資家も多い。
試験の合否結果と同じ程度のレベルで、「合格」とか「儲け」とか「SEX」だけで、人生が幸福になるならば、それはそれでよいかもしれない。
人生は、違法行為ぎりぎりのインサイダー取引で大いに結構なのかもしれない。


ただ、折角、この世に生まれて来たのに・・そんなシンプルかつ単純極まる人生を生きる意味や誇りなど持ちたくもありません。

小生、個人的には、現状の株価下落は歓迎しています。

名刺入れ 三かく

2008年01月21日 | 千伝。
「三かく」という言葉が好きです。

今日の午後から、近いうちに誰かから「名刺入れ」をプレゼントしてくれるという妄想を抱きつつ信じています。(笑)

去年一年間・・多分、自分から自分の名刺を差出して渡した相手(これはと感じた人物に)は、年の暮れに、たった一人だけでした。

ところで、このまま日本の人口が減ると、1000年後の日本の人口は、ほんの500人程度になると計算した人もいるらしいです。

今の日本は、人間不作の時代かもしれません。
そして、これから、人間凶作の時代がやってくるのかもしれません。

特に田舎では、小学校に入る子供がいません。
姨捨山のように、老人ばかりの限界集落も沢山あります。

不毛地帯を開拓するには、森林の伐採から始まって、やせた土地を耕し、肥えた田畑に甦生させます。

バラバラになった核家族や、共同体としての機能を失った地域を、もう一度、活気づけるには、どうするかが問題なのでしょう。
 
地域の学校は、差をつけないということから、褒める事も忘れているのかも知れません。
人間は、褒められて自信がつきます。
傷つけられると悪態をつくようになります。

現在、他者を攻めるばかりで、悪人を大量に生産している国家となりつつある日本です。
こんな国の国民にはなりたくないという気持ちも分かります。
これが人間凶作の根本的な原因になるかのようです。

三かく・・の意味。

「汗をかく」
「恥をかく」
「ものをかく」

もしも、新しい名刺入れが手に届くことがあれば、上記の「三かく」の言葉を入れておきます。

ありがとうございます・・その存在に感謝です。

ブルーもしくはグリーンな気分

2008年01月21日 | 千伝。
尾道

昨日の朝、目が醒めると瀬戸内海、山陽路は、みぞれまじりの小雪が降っていました。

青春18切符を使って、広島県尾道市から電車に乗って、岡山県倉敷市で途中下車・・雪が薄化粧した風景に、ここは北陸路かと思うような錯覚にもなりました。

父が逝って一週間・・。

昨日、話した外国人は、日本の葬式儀礼は不思議だと言ってました。
「我々は、悲しみのなかで食べ物を持ち寄って一緒に過ごすけど、日本人は、お金を持ち寄ってくる。そのお返しも故意に金額が分かるようなものを用意する」
日本の冠婚葬祭は、お金が絡んでくるから・・と返答しておきました。

ところで、お医者さんは、胃がんや大腸がんならまだしも、肺がんにだけはなるなと言ってました。
何故って、前者は痛みだけですが、肺がんは痛みと苦しみの両方があって、痛みは薬でなんとかごまかせますが、息が出来ない呼吸困難ほど苦しい事はないらしいです。
 
幸い、父は、苦しまず、まるで眠るがごとく昇天したことは、人間の死に方としては、最高の幸せな運命だったかも知れません。

最後の日まで少し食べ物を口にし、昨年からサヨナラを口にして「今度帰るときは、葬式だぞ」と言ったあたり、実に見事というほかはありません。

おそらく、良い所に行くからこそ、この世に未練残さず、苦しまずに逝ったのだろうと・・亡くなってから、ますますその思いが感じられるようになりました。

さて、昨日の夕暮れ、岡山から福井までの帰り、さすがに青春18切符を使って長時間のJR在来線の帰福は、眉間に皺を寄せるぐらいに気持ちもブルーになりそうになりました。(笑)
結局、今回もまた、ほとんど青春18切符は使い切れず、元は取れませんでした・・残念。
次回こそは、元気な気持ちで乗りたいものです。

岡山ー京都間の新幹線も京都ー福井間の北陸線も、久しぶりに全部グリーン席を購入して、ゆったりと座って帰って参りました。

ちょっと贅沢な気分になりました♪

竹林と竹藪

2008年01月19日 | 千伝。
広島県に竹原市という所があります。
そこに小吹地区という十数軒しかない地区があるそうです。
そこが山火事になって、地区全体の全部の家が火の海に呑みこまれたそうです。
そこの住民全員が逃げて財産も失ったと思っていると、一軒も燃えてなかったそうです。

家々を囲んでいた竹林が守ったそうです。
山の木は燃えましたが、竹林は、火を追い返したそうです。

そのニュースを聞いた山火事の多いオーストラリアが、山に竹を植えることにしたそうです。

しかし、竹林と竹薮は、全く違うということです。

竹は、手入れしないといい筍が生えないそうです。
さらに放っておくと危険な竹薮になり、枯れた竹は全部燃えてしまうということです。
ただし、手を入れ過ぎると「藪から棒」になるようで注意です。

人間も人生も・・竹同様に手入れをすると、その力は、さらに生きてゆく力として加わるのでしょう。


週末の今日の土曜日と明日の日曜日は、尾道で過ごします。

個人的には、翻訳作業に着手しようかと考えています。

Here's to health, happiness, prosperity, peace;
As the years follows, may they also increase!

健やかに、幸せに、豊かに、穏やかに、
歳を重ねるごとに、その輝きに磨きがかかりますように!

未来の運命は、自分をどうにかしてはくれません。
自分が、未来の運命を作るのです。


お天道様!

2008年01月18日 | 千伝。
昨日は、ブログ仲間の多くが、神戸震災について書いてありました。

出来れば、天災も人災も避けたいものです。

20代の頃、関東大震災と東京大空襲と広島原爆を体験した老年だった某氏の勤める安田学園に取材に行った時に質問して聞いた話を思い出しました。

「どれが怖かったですか?」
「そりゃ、そりゃ・・空襲だよ。いや、原爆だ。いやいや、怖さの中身が違う」

答えのない質問です。
「天然水と人工水・・どっちが健康的ですか?」
「富士山爆発と経済破綻危機・・どっちが嫌ですか?」
「海面5M上昇と護岸の高さ10M・・どっちが美しいですか?」

福井地方、今日は、雪が少し積もりました。

以前、お年寄りに聞いた話です。

「お天道様と雨降りさんならば、どっちの天候の方が、雪は早く解けますか?」
「お天道様だよ」

フーテンの寅さんのように「お天道様に聞いてみな・・それが人生街道よ」と朗らかに生きてみたいものです。

災い転じて・・福となれ♪