百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

岸洋子 (1935~1992)

2017年09月30日 | 空木宝剣
秋鯖や 築地か豊洲 河岸希望

♪希望という名の あなたをたずねて
遠い国へと また汽車にのる
あなたは昔の私の思い出
ふるさとの夢 初めての恋
けれど私が 大人になった日に
黙ってどこかへ 立ち去ったあなた~
いつか あなたに また逢うまでは
私の旅は 終わりのない旅

希望という名の あなたをたずねて
今日もあてなく また汽車に乗る
あれから私は ただ一人きり
明日はどんな町に着くやら
あなたの噂もときおり聞くけど
見知らぬ誰かにすれ違うだけ
いつもあなたの名を呼びながら
私の旅は 返事のない旅

希望という名の あなたをたずねて
寒い夜更けに また汽車に乗る
悲しみだけが 私の道連れ
隣の席に あなたがいれば
涙ぐむとき その時聞こえる
希望という名
あなたのあの歌 そうよあなたに
また逢うために
私の旅は 今 また 始まる
(歌 岸洋子)

築地から豊洲市場への移転の如く、民進党から希望の党への川岸渡しは、果たして上手くいくものやら?
はぐれ党員は、無所属という名の、寒い夜更けの町に出て
また選挙戦の旅が始まる~

ウーマン・ラッシュ。

2017年09月25日 | 千伝。
米と朝が、ちびロケットマンとか老いぼれとか・・言い争っています。

世界平和のためには、独のメルケル首相のように政治指導者は女性の方がよいのかもしれません。

とは言え、女性政治家の資質が問われる時代です。

資質能力を疑われる地元福井選出の前防衛大臣の稲田朋美さん・・すでに地元で挨拶活動が始まっています。

「このハゲー」と罵声で一躍有名になった豊田さん・・国会議員を続けたいとのこと。

不倫騒動の山尾さん・・無所属でも国会議員を続けたいとのこと。

国会議員という職業は、とても美味しい職業なのでしょうね。

昨日は、美味しい「お米」を頂きました。

こしひかり発祥の地福井県が、満を持して売り出した新ブランド米「いちほまれ」です。



モチモチとした感触が、美味でした。

お隣りの新ブランド米・・富山県の「富富富(ふふふ)」、石川県の「ひゃくまん穀」も試したい食欲の秋です。

いろんなお米も、いろんな議員がいるけど・・間もなく衆議院解散予定とのこと。

・・昨日、地元の世間話で驚いたこと。

福井1区、稲田朋美さんの対抗馬に、豊田代議士から「ハゲー」と罵倒されていた秘書の方を擁立、立候補させるとか?!

幸福民度の高い福井県・・?

・・人材いないのかな?

最近、政治発言で干されているような感のある炎上芸人とも言われるウーマン・ラッシュアワーの福井県出身の村本さん。

ものを言える彼のような人物が、政治家になるのも、一粒、一噛、味があるかもしれません。

日本の首相は、安倍さん・・日本橋の米屋さんは、安部さん。

今朝の「ひよっこ」は、東京日本橋の「阿部米店」のさゆりさん、善三さん親子も、三男も・・幸せになりそうでした。

お米の粒のような三日月が、浮かんでいました。



明日も。

2017年09月22日 | 千伝。
明日9月23日は、秋分の日。

明日9月23日は、「世界が終わる日」という預言もあるので、今日は久しぶりにあちらこちらに電話をかけてみました。

「世界が終わる日」と言いながら、相手の顔に「幸せではない」という表情や、あるいは満面笑みを浮かべた表情を思い浮かべながら、あれこれ想像してみました。

若い頃は、「世界中の人と友達になる」のを夢見たような気もします。

今は、かなり違うかな?

「♬1年生になったら、友達100人作ろう♪」・・とんでもないです。

優柔不断もしくはマイペースでは、友達100人は作れません。

縦横無尽もしくはハイペースでは、不要なものを背負い込んでしまいます。

スイスと北朝鮮は、軍事国としてよく似通っている国ですが、スイスはミサイルを飛ばしません。

曹洞宗開祖の道元禅師は言いました。

「荒々しい言葉で人を責めたり、怒った目つきで人を見たりしてはならない」

人生負けた方が得することも多いのです。

例えば、自分が「幸せではない」というジレンマに陥れば、それを放り出しても、逃げ出す方がよいでしょう。

だから、仕事上の過労死、自殺とは無縁だという自信はあります。

・・人生に結果を求める?

そんなのを止めたのは、いつの頃かな・・?

家内と結婚して、新婚旅行で半年間ほどヨーロッパをぐるぐると巡っていた頃までは、おそらく「そんな事を夢見た」ような気もします。

僕は、もう人生に結果を求めるタイプではありません。

曹洞宗の僧、良寛さんは言いました。

「この世で、満ち溢れるほどの黄金よりも、有り難く、嬉しいのは、あなたから届いた春のはじめての便りだ」

「散るさくら 残るさくらも 散るさくら」

家内は、未だに「人生に結果を求めるタイプ」なのでしょう。

大学講義の準備に追われる日々に「無理するな」というエールを贈りました。

・・でも、応援しないとね。

明日は、きっといい天気です。



心も晴れ晴れです。

明日も、いい日になる。

河東碧梧桐 (1873~1937)

2017年09月22日 | 空木宝剣
スポーツの 芸術の 食欲の秋

カープのリーグ優勝で感動し、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)と「アンギアーリの戦い」展を堪能し、トマス・秋茄子(1225~1274)と焼き秋刀魚をご相伴に預かる三昧耶戒。
「おん さんまや さとばん」。
明石家さんまは名前に恵まれ、お笑い三昧の名調子。
俳句三昧派の河東碧梧桐は、春夏秋冬三千里の自由律。
季節は秋、人生も秋ともなれば秋三昧。
天高く秋刀魚も肥ゆる高値かな。
紅白の落つる椿も遠からじときた。

ニューヨークとアマゾン。

2017年09月20日 | 百伝。
昨晩のテレビ番組から。

昨晩のMBS,TBS系列の「世界の日本人妻は見た!」最終回を観ていました。

5年に渡る番組の最終回スペシャルの舞台は、ニューヨーク・・初回と同様とのこと。

最終回スペシャルというタイトルに惹かれて、多分初めて観る番組でした。

地方の田舎生活では味わえない摩天楼のマンハッタン島、ロングアイランドでのニューヨークの生活・・やはり魅力的です。

その一方で、裏番組のテレビ朝日系の「世界の村で発見!こんなところに日本人」も観ていました。

この番組は、時々観ます。



この番組は、世界の辺境で暮らす日本人に会いにいく「生活」ではなく「人間の生き様」そのものを魅せています。

非常に魅了されてしまう人間とは、その生き様を示すのでしょう。

生き様というのは、便利な生活上ではなく、「人間力そのもの」だという「勇気」を与えてくれるものかもしれません。

大都会と大自然、ニューヨークとアマゾン・・生活と人間という言葉に置き換えられるかもしれません。

敬老の日。

2017年09月19日 | 百伝。
今日9月18日は、敬老の日。

台風が来なければ、百島から家族一同で帰福予定の日でした。

今日は、職場へ・・日本の祝日である敬老の日に高齢者のお世話も出来て喜ぶべき一日なのでしょう。

さて、厚生労働省によると、今年の日本の65歳以上の人口は、およそ3514万人。

90歳以上となると、今年初めて200万人を超えて、約206万人。

そして、百歳以上の高齢層人口は、約6万8千人。
女性は5万9627人、男性は8197人。
47年連続で増加しているとのこと。
因みに1963年(昭和38年)に僅か153人、1998年(平成10年)に1万人を突破し、2012年に5万人、2015年には6万人を超えたとのこと。

長く生きることも人生の競争社会における一部になりつつあるような気もします。

ほんの昔、数十年前までは、還暦60歳で敬老会にお招きがあったと思うのですが・・時代は変わりました。

・・でも、健康寿命が長い長寿社会とならないとね。

今日の健康食を頂きながら、不味いのか、美味しいのか?



思いあぐねながら、「いい歳」であることを忘れて生きるのがよいかもしれません。

敬老の日に想う。

青い空の向こう。

2017年09月14日 | 百伝。
今日は、青空でした。



いよいよ、明後日9月16日(土)から開催される尾道を中心とした「十字路 - ONOMICHI ART CROSSROADS」それと「海と山のアート回廊」。

岡山県、香川県を中心とした瀬戸内国際芸術祭と並ぶ・・それに匹敵する高見を目指して欲しいものです。

さて・・敬老の日もあり、尾道市立美術館とアートベース百島には、見学に行こうと考えています。

が、勢力の強い台風18号が、この週末の三連休に近づいているのが気がかりです。

大陸に進むか、偏西風に乗り、日本列島を速やかに通り過ぎて欲しいものです。

「日本列島四島を沈ませる」とか「近くに日本の存在は必要ない」とか・・イジメのような暴言を吐く北朝鮮の国には、「台風のような自然災害を鎮めるような向上心、目的で、科学を発展させて欲しいもの」とお願いしたいものです。

「世界一クールな髪型、カッコいいヘアスタイル」と揶揄される北朝鮮の若き最高指導者である金正恩氏・・恫喝よりも、もっとスマートな言葉を発信すればよいのにね。

最近、久しぶりにポーカーゲームを高じています。

ポーカーフェイスの中、「金正恩氏の母親は、1977年(昭和52年)に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんである」という不可解なニュースを見かけました。

こういうのをフェイクニュースというのかどうか分かりませんが・・源義経が、チンギス・ハーンになったという伝説承話を思い出しました。

この頃、歯医者さんに通っています。

秋になれば、眼医者さん通いになります。

BSジャパン「ワタシが日本に住む理由」というテレビ番組に、福井市在住の方がゲスト出演されていました。

フランス・パリ出身の女性でルイ・ヴィトンでデザイナーをされていた方で、実際、散歩中に挨拶したこともある方です。



その通り・・人生とは、不思議なものです。

日本の北欧と呼ばれたい北陸・・どうかな?

日本の地中海と呼ばれる瀬戸内海・・どうかな?

瀬戸内海は、日本のスコットランドと呼ばれた方がよいかもしれません。

そのスコットランドが、世界一美しい国に選ばれました。

民族、宗教、芸術、スポーツ、文明、政治は、衝突し、回避という十字路・十文字路が必要です。

宇宙は、無限大の無限小世界です。

https://www.youtube.com/watch?v=PWOFvTdLvjE

光の速さは、1秒間に地球7周半。

そのスピードで、百億光年先の世界は?

青い空の向こうに何があるのかな?

今年の重陽の節句。

2017年09月11日 | 千伝。
今日は、新聞休刊日。

昨日の地元の新聞トップ一面です。



一昨日、9月9日、福井市運動公園県営陸上競技場、インカレ100メートル決勝で、桐生選手が日本人選手として初の9秒台突入の快挙でした。

この日、多分、日本のほとんど誰もが、9秒台に突入するとは思っていなかったはずです。

・・太陽フレアの影響でもないでしょう。

・・但し?!

最近、右腕も、歯も、目も・・不調だらけで、どの部分から治療しようかと考えるだけで、もう忘れてしまう日々です。

歳を取ると、記憶力も劣化します。

当日、福井駅前のハピテラスの会場で「9秒台突入快挙を信じるイベントの催し」が行われていたことも記録しておきます。

その行動力も、100メートル、9秒台達成への「想い」だったのかもしれません。



ちょっと動いて、走らないとね。

「想い」も物質なのかも知れません。

来年の多田選手に期待します。

毛沢東 (1893~1976)

2017年09月09日 | 空木宝剣
秋の日の 日輪フレア 磁気嵐

百万度の太陽と、つかず離れず、一億五千万キロの距離を、保っているから平和だが、表面温度六千度のコロナが、ひと度大暴れすると、黒点よりも小さい地球はどうなるのか?
そして、その地球の表面にへばりついて生きる人間様は?
地動説の不安をよそに、地上では未だ天動説の人間どもが、争っている。
今日は、救急の日であり、毛沢東の命日。(NHKラジオ何の日)
地動説の頭脳は、ユートピアを描いて、様々な革命改革を試みるが、やがて栄枯盛衰の天動説に引き戻される。
団塊が子供の頃、劉少奇、林彪、葉剣英、鄧小平など井岡山のメンバーを引き連れた、毛沢東は英雄だった。
ところが、覇権をつかんだ途端に、粛清による独裁体制。
権力者が、覇者ではなく派遣社員程の気持ちで、政局に当たれば、独裁者は、もう沢山という時代が到来するやも知れない。
今日の、高速道路でのバス炎上や尾道の火事は、太陽フレアと無縁であればよいが。

月を見上げる。

2017年09月03日 | 千伝。
今週末は、大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス号」見物と富山まで出かける予定でしたが、右肘の痛みが、右手まで痺れてきました。

もしかして、血栓が出来て、脳梗塞になるのが心配で、一昨日の夜、急遽、大きな病院の「夜間救急外来」へ。

赤ん坊からお年寄りまで多勢の患者さんの受診待ちでした。

元々は、もっと生きたい命なのです。

大人も子供も、死にたくなるような命にならないように。

大事に至らなかったです。・・ヨカッタ!

それで、家の中で、ずっとテレビを観て、新聞を読んでいます。

今朝は、青空。

秋の涼やかな風が吹いています。

今朝の地元福井新聞のトップ紙面は、昨日福井県に初寄港した大型クルーズ客船のニュースでした。

福井県は、今後、観光客誘致の大きな目玉として全面的な支援をするとのこと。

・・船は、いいね。

高校3年生の夏休みに、貨物船に乗って、横浜港から太平洋を北上、北海道納沙布岬、知床半島をぐるり廻って、網走港まで、乗船体験したことを懐かしんでいます。

九月になって、子供たちは二学期。

「学校に行くのが怖い、いじめられるのがツライ」という痛々しい子供の声、そんな子供の自殺に関わるニュースも観ていました。

・・健全な社会とは、どんなものなのでしょうか?

一昨晩、日本のサッカー代表がオーストラリア代表を破り、連続6度目のワールドカップ出場を決めた歓喜。

・・彼らには、どう映ったのかな?

「死にたいぐらいならば、学校に行かなくてもいい」という声も、大人から聞こえてきます。

そう、正論です。

学校に行かなくてもよいのです。

ただ、その不登校の子供たちが、社会人となる成人になった時、同じことが言えるのでしょうか?

「死にたいぐらいならば、仕事に行かなくてもいい」・・と言えるかな?

長い引き籠りになって、親が亡くなっても、彼らの生活が成り立つ社会が必要となります。

現政権の政策アベノミックスでは、「経済が豊かに成れば、国民全体が豊かな生活になれる」と、いつまでも道半ばのアピールです。

悔いの少ない社会、生活でありたいものです。

大人になっても、世間の雑音に惑わさて、自分を見失うこともあります。

周囲からの攻撃が激しくなれば、その重圧が苦しくなることもあります。

世の中という世間を気にすぎると身を滅ぼすことになることもあります。

入りすぎると、溺れます。

昨晩、夜23時からのNHKのEテレビ「映画監督大林宣彦の遺言状」を観ていました。

思い出せば、40年昔の夏、大林監督のデビュー映画「HOUSE」を観て、不思議な感覚を味わったものです。

その後、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作を次々に公開


(写真提供:NHK etv)

尾道出身、末期の癌と闘う大林監督のおそらく人生最後の集大成となる作品「花筐」(原作檀一夫、今冬公開予定)の制作過程、風景、軍医として戦地を駆け巡り、その後、尾道で町医者をしていた父のこと。

監督自身が、故郷尾道を多く語るのは何度も観ましたが、御自分の父親への想いを多く語るのは、初めて観ました。

反面、故郷尾道への想いを語らなくなった大林監督の無政府主義者のような深い想いを考えます。

「青春は。戦争の消耗品ではない」というセリフがありました。

大林監督は、「怯えることが大切だ」とも説いていました。

ぼくが、小学校1年生の時、村上医院で麻酔無しで「扁桃腺」を切ってもらったことがあります。

両腕を二人の看護師さんに抑えられ、あの時の痛みは、恐怖そのものでした。

そして、この歳まで助けてもらったのだと感謝しています。

あの時、切除してくれた担当のお優しい先生が、大林監督の御父様でした。

九月、秋。

秋は、月。

そして、まもなく紅葉の季節です。

以前、あるサービスエリアで、突然、見知らぬ若者から「世間は、紅葉、紅葉に行くと言ってますが、紅葉って場所は、どこにあるのですか?」

・・と、訊かれたことがあります。

今になって思うと、「その世間って、誰ですか?」と訊けばよかったと思います。


(写真提供:NHK etv 「花筐」のワンシーン)

昔の子供たちは、三日月になると、満月が待ち遠しいものでした。

満月になる十五夜の晩は、飾った団子を盗んで食べてもよかったのです。

家の人は、そんな子供も見て「お月さんが、やって来た」と喜んでいた日本の風習がありました。

今の子供たちの心には、「月があっても、満月はない」と言うことなのでしょう。

映画「花筐」・・観たくなりました。


(写真提供:NHK etv 「花筐」のワンシーン)

月を見上げましょう。