受信料で成り立つNHKのワールドカップの報道は、騒動しい。
4年に1度の世界的なビッグイベントだとしても、サッカーが嫌いな人は、世界中に大勢いる。
サッカー発祥地、イングランドしかり。
さらに今回の開催国ドイツにでさえサッカー嫌いは沢山いる。
ましてや、日本アメリカには興味もない人は、数え切れない。
昨日、ブラジルに日本は敗れた。
4年前、決勝トーナメントで、トルコに敗れた時と同じような脱力感もあるが、今回は、その後の高揚感がない。
あの時は、何か4年後が楽しみだった。
NHKのアナウンサーが、サッカー解説者に「4年後、どうなっていますかね?」と質問すると、「1年後さえ、どうなっているのかわからないのに、4年後のことがわかるわけがないでしょう」と答えていた。
・・至極正解である。(笑)
4年前に較べて、日本の足腰は強くなっているはずなのだが・・実際は、国力も景気もチーム力も強くなっているようには、到底思えない。
強力なJ1やJ2のチームが、地方に分散して多くの拠点が増えていくのは大いに結構。
だが、広告宣伝維持管理費のスポンサーには、企業の資金が必要になる。
地方都市でよく見かけるシャッター通り、かつて賑やかっだアーケード通りも、今はゴーストタウンの趣き。
真夜中にも関わらず、都会で「ニッポン、チャチャチャ」と熱烈な愛国心溢れる若者達よ。試合に負けて悔しさで泣いている日本の応援団、若者達よ。
そのエネルギーを、日本の地方に増え続ける荒れ放題の田畑山林、没落してゆく地方都市・・その再生に力の源になってほしいものである。
さもなければ、喩えいつか日本サッカーが勝利し世界の頂点に立つにしてもである。
今のままだと日本の将来は、確実に疲弊していく。
国を愛することは、国土を守ることである。
守りが崩されて、失点ばかりでは・・
攻撃は、最大の防御なり。