百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

どうなる?日本。

2023年05月31日 | 百伝。

親戚の藪の丘のおじさんは、90歳過ぎてもバイクに乗っていました。

父も母も、80歳過ぎてもバイクに乗っていました。

自転車を含めて、二輪車はバランス感覚を維持するための健康法には間違いありません。

より確実な長生き長寿を願うのであれば、一年中冷暖房完備、栄養バランスが整った三食付の高齢者施設に入居する事です。

入居の際は、年金受給額等の収入証明書、諸々の書類提出が必要となります。

施設というのは、若い時期ならば、教育教養、自立精神、未来に向かう寮生活に映ります。

一方、高齢者施設は、今まで生きた生活感覚を尊重、安心安全な生活を第一とします。

施設内の生活といえば、きょういく、きょうようが、極端に少なくなります。

今日行く場所も今日用事が無くなると、未来よりも過去の時間軸が中心となります。

同じ事ばかり話す、長~く生きると、その証として認知症が進むのも道理です。

加えて最近は、保証人であるご家族の方から、金銭的にもっと安価な施設に移れないか、という要望が増えています。

高齢者施設、いろんなタイプ、入居費用も様々、千差万別です。

加えるならば現実問題として、団塊世代の多くの年金生活者から、経済的な理由で施設に入れない介護難民の大増加が深刻な社会問題となるのは、すぐ近い将来だという事実です。

団塊世代が要介護の後期高齢者となると、老人も大型化、権利要求、理論的バワハラ言語も増えて、女子力が中心の日本の介護現場は更なる疲弊をするのは必定となりそうです。

訪問介護やら通所デイという福祉サービスもありますが、介護難民という社会問題の根本的な解決とはならないでしょう。

認知症になると、買い物難民になる、食事介助が必要となる。

寝たきりになると、生活維持、家庭内介護は大混乱。

独身者は、どうなる?

されど、経済的に高齢者施設への入居は困難、狭き門。

必ず要介護高齢者になる、独りトイレにも行けない。

必ず天災、大地震は来るのと同様です。

安全な居場所は、何処?

田畑のある田舎よりも、間違いなく都会、都市生活者の方が社会生活弱者となるような気がします。

どうする?日本社会です。

日本政府は、地方重視しながらも、東京一極集中を維持。

企業に賃上げを要請しながらも、IT時代に向けてリ・スキリングによる大転職も薦める矛盾政策。

非正規労働者は、どうなる?

少子化対策として、異次元の大盤振る舞いの3兆円予算政策。

日本に生まれたならば、高齢者になっても健康的、経済的にも安心できる最低限の社会保障のある生活を❗

北欧社会並みの、将来への不安が少ない安全社会、そんな国に生まれたい❗

日本は、明日から祝日のない六月水無月。

ドラえもんのストーリーの中。

6月には祝日がないので、のび太君が、6月2日を「ぐうたら感謝の日」を制定したとか。

当日は、職場での健康診断日。

高齢者になると、毎日が、ぐうたら健康診断日です。

今の日本国、ほどほどに生きて、あんまり長生きしたくない社会です。

どうなる? 日本。


道徳的権威の傘。

2023年05月23日 | 資本と社会の問題

第二次世界大戦の終戦直前、ソ連のスタリーン、英国のチャールズ、米国のルーズベルトの3首脳が、勝者としての終戦後の世界を取り決めました。

それが、ヤルタ(クリミア)会談。

現在、戦争状態のクロアチアとロシアの火種となるクリミアです。

その後の世界は、共産主義と資本主義。

独裁政治?専制政治かな?

今は、民主主義国家と専制主義国家との対立構図の世界。

対立の最大の要因は、為政者、指導者の愛国心という自己保身。

インドには、非暴力主義を貫いたガンジーという偉大な歴史上の人物がいます。

インド政府は、そのガンジーの銅像を広島へ寄進。

当然、非核という非暴力を最大命題とする広島市民、平和記念公園に有り難く設置する事になりました。

モディ首相は、今回、ロシアとウクライナの戦争を停戦に向けて、全力で仲介すると世界に向けて発言。

それが、インドという道徳的権威の政策戦略。

歴史上一度も他国を占領侵略をした事もなく、ゼロ0という概念を発見したインドは、核保有国でもあり、今や気功の中国を抜いて世界一の人口を有する、ヨガというお国柄。

今回のG7広島サミット、G20、グロバールサウスの主要国、そして、ウクライナのゼレンスキー大統領も参加、世界中から注目を集めた歴史的な首脳会談の場となりました。

されど、日本被団協役員の皆さん、サーロー節子さん等々、被爆者として長きにわたり、戦争反対、被爆の実相、核兵器廃絶、平和運動に関わった方々からは、多くの失望、否定的な言葉が伝わってきました。

核兵器縮小プロセスの声明もないどころか、ウクライナへの武器供与となった結果に憤っているのです。

因みに、岸田首相とサーロー節子さんは、遠戚関係となります。

僕自身、日本被団協の名ばかりの何も活動しない被爆者二世会員のようですが、思うのに被爆者は国民被害者なのです。

加害者は、戦争犯罪者となる国家政府なのです。

「戦争反対、核廃絶なのは当たり前。それを言えるのが、民主主義という社会体制下の自由な発言意見」です。

その言葉を、北朝鮮、ロシア、中国の専制政治指導者に投げたくなります。

もしも日本が太平洋戦争の勝利国であったならば、大日本帝国憲法の日の本、主権天皇制維持、神の国、メディア統制、核保有、軍備増強、戦争強国・・どこかの国と似ている❗

そんな国の国民になりたいですか?

あえて言うならば、「日本は戦争に負けてよかった。アメリカの民主主義のお陰で焼け野原から復興して、自由という発言権利を得た」のでは?

アメリカ、NATO は、武器兵器を供与するばかり、ウクライナに寄り添うと言いながらも直接戦争に介入せず、ロシアの弱体化を傍観者として眺めている国家保身が第一。

核の抑止力というのは現在において、戦争犯罪殺戮、大虐殺という加害者予備軍なのです。

それに向き合う戦時下のウクライナのゼレンスキー大統領の心中は如何なものか?

日本は敗戦国として、その計り知れない苦しみ、悲しみを背負っている国なのでは?

核の傘は、安心安全ですか?

日本は唯一の被爆国として、道徳的権威の傘を世界に差し出して欲しいものです。

(写真提供 : 外務省)

ウクライナを含めた今回のG7広島サミットが、未来と過去を繋ぐ歴史上の分岐点となる平和会談であったと希望します。

 


旧広島陸軍被服支厰。

2023年05月22日 | 百伝。
  1. 昨日朝のフジテレビ「日曜報道」、広島市南区にある旧陸軍被服支厰の建物内から生放送されていました。

G 7広島サミット関連の放送内容でしたが、目が釘つけになったのは、初めて観る建物内部。

被爆遺構として、今後も歴史遺産として維持管理すべきなのか?という課題でした。

フジテレビ日曜報道、スタッフに感謝。

戦時中、母が広島陸軍被服支厰で働いていた若い頃の時間、空間を垣間見る事が出来ました。

原爆ドーム同様、ヒロシマの被爆証言として遺して欲しいものです。


インド(印度の器)

2023年05月22日 | 空木宝剣

2023年5月21日。

G7広島サミット閉幕。

平和資料東館には、ピースウォッチがある。

1945年8月6日。

阿鼻叫喚地獄絵の広島の惨状に、各国首脳が、どれほど感情移入できたのか⁉️

なぜ、資料館での各首脳の視察の様子をマスコミは、シャットアウトされたのか⁉️

戦争、内戦、差別、格差、貧困社会は、
政治問題だが、政治家の問題でもある。

この度、原爆ドーム近くの川岸に、インド政府から、マハトマ-ガンジー(1869~1948)の胸像が寄贈されたとの事。

仏陀(BC463~BC383)を生んだインドは偉い。

人類史から野蛮な精神が消え失せるのは、いつの日だろう。

インドのモデイ首相は、歴史上インドは、他国を占領したり、侵略した事はないと豪語した。

インドに期待したい。


広島の空。

2023年05月20日 | 百伝。

同級生のゴルフ好きの友人は、定年後に今はゴルフ場で1日5時間程度のアルバイトをしているとの事。

毎日コースを1時間ほど歩いて健康的なアルバイトだと言っていました。

ゴルフ嫌いな僕ですが、久方ぶりにゴルフ場を散策してみました。

コースを歩いて、芝管理だけなら、彼の言う通り健康的なアルバイトかな?

平和な空だなぁ。

昨日、今日、そして明日。

福井県被団協(被爆者団体協議会)から、高齢者会員不足、経済的な理由により、5月末日にて解散するとの連絡がありました。

同じ空でも、広島の空の下ではG7サミット、世界が注目する政治劇がニュースとなっています。

今日は、ウクライナのゼレンスキー大統領が電撃的な来日(来広)・・凄いなぁ❗

サミット会場となっている宇品島のグランドプリンスホテル広島、これで物凄くステイタスが上昇したのでは?

7年前の2016年5月27日、オバマ米国大統領の広島訪問の翌日、甥の結婚式出席の為、あのグラウンドプリンスホテル広島に宿泊したけど、ほんとうに心地良いホテルでした。

今回、G 7各国首脳が、広島原爆慰霊碑に献花するシーン。

(NHK のニュース番組から)

原爆慰霊碑の中に納まっている被爆死亡者名簿のなかに母の名も記載されていると思うと、ちょっと涙ぐんでしまいました。

広島の空の上で、彷徨する霊魂は、何を思うのかな?

黄金山から眺めた今日の広島の風景です。


G7 広島サミット 2023

2023年05月17日 | 空木宝剣

まもなくG7広島サミット開幕。

広島市内は、厳戒体制。

広島平和記念公園。

広島国際会議場と原爆資料館(現在は広島平和資料本館)にて。

AI時代。

有能な人工頭脳を秘書とすれば、見ざる聞かざる言わざるの猿から、見て聞いて言うヒトへと進化する。

争い事や戦争も少しは減るかも知れない。

嵐の中の母子と千羽鶴。

イサムノグチの平和大橋を渡る。


名月や、百島茶臼山城は何処。

2023年05月06日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)

不便、不自由を大いに楽しんだ1日でした。

令和5年5月5日、朝6時半始発の百島行きのフェリーに間に合うように、福井から帰省。

今年の帰省混雑状況、3年ぶりのコロナ自粛解禁のせいか、今まで経験が無いかも?・・真夜中を走る自家用車、やたらに東北ナンバー、九州ナンバーの車の行き来が多くて目立ちました。

さて、朝10時に本村の百島コミュニティセンターで仲良し同級生と待ち合わせ、計4人のパーティーで出発。

百島最高峰の十文字山連峰を縦走して、愛宕山まで踏破、最終目的は茶臼山城跡に辿り着く事。

泊地区と本村地区の境界、幸運橋(源助橋)を眺めながら、十文字山へ。

この本村からのルートは、個人的には初めてのルート。

登山ルートがよく整備されていて、とても登りやすく、あっという間に十文字山頂上に辿り着きました。

ただ、高い樹木に覆われて、かつての十文字山から見えた景観が失われていました。

それからが大変❗

ジャングル状態の嶺を一度少し下って上って、多分、エーレッ山の頂上かな?

かすかに見える下界を眺めながら、どこのルートを下れば茶臼山へ降りられるのか侃々諤々の意見。

結局、グーグルマップを使って、東側の暗い藪の中を降りて進みました。

先頭のトシ君か、保ちゃんが、大きな岩があるとの一報の声。

ううん?

見た事のある光景でした・・ここは、数年前、西林寺の裏手から登って、ここが茶臼山城跡だと勘違いした場所でした。

と言う事は、尾根ルートを間違えて下りたという事になりました。

とにかく、ズルズルと滑りながら西林寺の裏手まで降りました。

さて、ここから再び、茶臼山城跡を目指しました。

迷いに迷いながら、茶臼山ルートを探します。

狭い畑の脇道を選んで登ります。

傾斜角度は、富士山九合目から頂上辺りまでと同様です。

さらに茶臼山全体がジャングル状態で、這いつくばって、動物の四つん這いの状態で登りました。

茶臼山の尾根まで上がると疲労困憊、先頭を行く斥候(せっこう)のトシ君と保ちゃんは、スタミナがある❗

殿(しんがり)の僕と英雄は、ジャングルの中で立ち往生。

立ち止まったまま、英雄が、藪の中で何かを見つけたのか、「こんな所にホウレン草が生えている」と言う。

ホウレンソウ?

これ以上の前進は無理だと判断、斥候組に電話連絡。

再び、グーグルマップを活用。

茶臼山城跡は、空き家の位置にあると憶測できるが、その真偽は判断できません。

とりあえず、その空き家の屋根を目指して下山。

何だか、ちょっと心残りの登山でした。

でも、イノシンとの遭遇も無し、フラストレーションも無し。

大満足です❗

帰り道、旧百島中学校(現在、アートベース百島)でイベントが行われている様子で、歌声が聞こえてきました。

八幡神社の石段を降りて、イベント会場に入ろうとすると、入場料金1ドリンク付き4500円との事。

そのままスルーして、西林寺に眠る茶臼山城主の村上喜兵衛高吉の墓前に報告する事にしました。

すると、向こうから超ド派手な方が散策中で、スレ違いました。

ヴィヴィアン佐藤さんでした。

初対面です。

佐藤さん、昨日から百島に滞在しているとの事。

佐藤さん曰く、午前中に、茶臼山城跡に案内されて見学に行ったとの事?

うん? どこに?

はて、気が晴れないなぁ❗

曹洞宗萬松寺西林寺の境内へ。

村上喜兵衛高吉の墓前にて。

瀬戸内海の歴史上、名が残る大名、知将小早川隆景、村上水軍総大将の村上武吉、そのめざましい活躍を記録として残したのが、二人と同い年の村上喜兵衛高吉の「武家万代記」。

この記録が無ければ、村上水軍は謎だらけ、歴史上埋没していたかもしれません。

一言、茶臼山城跡の位置は断定出来ませんでした。と墓前報告。

意気消沈ではなく、こうした謎解きの機会を与えてくれた事に感謝。

加えると、昔々には百島の海岸沿いから5地点以上のルートが十文字山頂上まで整理されていて、茶臼山、軍殿山にも続くルートが間違いなく存在していた事は判明しました。

夕方、日帰り。

福井に戻る途中、疲れ果てて、高速道路サービスエリアで車の中で深く寝入ってしまいました。

目を醒ますと、夜空には冴えた満月が浮かんでいました。

気も晴れて、フラストレーションも無し。

爽快でした❗

車外に出て、満月を眺めていたら、僕の車の両隣に駐まっていた車が、なんと出雲ナンバーと伊勢志摩ナンバーの車でした❗

令和5年5月5日、忘れられない楽しい一日となりました。

皆に感謝です❗


令和5年5月5日。

2023年05月03日 | 日本の百々巡り。

今年の子供の日は、令和5年5月5日。

子供の頃、百島のあちらこちらで、沢山の鯉のぼりが泳いでいました。

このまえ、「ヤギと大悟」というバラエティ番組を観ていました。

千鳥の大悟が、ヤギを連れて歩いて、除草をお手伝いするという番組。

・・面白いなぁ❗

余談ですが、お隣の岐阜県には、ヤギ除草隊というビジネス企業があるみたいです。

子供の頃、百島のあちらこちらで、ヤギが飼われていて、道にヤギの糞が沢山落ちていました。

そのヤギの糞を踏まないように注意しながら歩いたものです。

子供の頃を思い出すと、世界が広がります。

息子と同級生の福井市の少年が大リーガーとなったレッドソックスの吉田正尚選手の活躍、嬉しいなぁ❗

子供の頃は、夢見て広い世界に飛び出したいもの。

とは言うものの、地元を離れず親元の近くで暮らす人生もあり。

今日5月3日は、国民主権、平和主義、基本的人権を主体とする日本国憲法記念日。

明後日5月5日は、子供の日。

親孝行とは、何だろう?

子供が幸せになるのが、親の希い。

親が満足な生涯を終えるのが、子の望み。

振り返れば、子供の頃やら故郷を思い出すと、何故か世界が広がる高齢者になりました。

まだまだ、大空を仰ぎたいものです。