百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

リハビリ気分で雪道散歩。

2023年01月30日 | 日本の百々巡り。

昨日は、2時間余り歩きました。

昨日の福井市内の積雪は60センチ超えていました。

それでも、2年前、6年前の大雪よりも、今冬の積雪は少ないです。

されど、担当医の先生からは、「大動脈解離の患者には、雪掻き作業は命の危険があるから」と止められています。

汗をかいたまま冷たい体になると、血管が裂けやすくなるようです。

実際、病歴もなく健康体だった同年代の方が、4年前、雪掻きのあと家の中に入り、ソファーに座ったまま心筋梗塞で亡くなりました。

寒いと低温症、暑いと熱中症。

とくに冬場の時季は、気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こります。

この血圧の乱高下に伴って、脳内出血、大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などが生じるのが、ヒート・ショックです。

とりわけ高齢になるにつれて、温度差が10度以上ある場所から場所ヘの移動は、慎重に要注意です。

ヒート・ショックを避けましょう。

昨日は、車を出すのに約1時間ほどの雪掻きが必要。

リハビリ気分で雪道散歩を選択しました。


ヒポクラテスの末裔。

2023年01月29日 | 百伝。

約2500年昔、ギリシャのエーゲ海の小さなコス島に生まれ育った西洋医学の祖、ヒポクラテス。

同時代に生きた西洋哲学の祖、ソクラテス、プラトンと共に、今生きる我々に数々の箴言名言を残しています。

さて、今日は個人的に遅い初詣。

ヒポクラテス以前、病気は自然の災い、治癒するのは祈祷やら呪術でした。

驚いた事に、ヒポクラテスは既に2500年昔、こんな事を言っていました。

全ての病気は腸から始まる。

汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。

人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる。

人生は短く、芸術は長い。

心に起きることはすべて体に影響し、体に起きることもまた心に影響する。

人は自然から遠ざかるほど病気になる。

人生は思考する者にとっては喜劇であり、感情に流される者にとっては悲劇である。

人は身体の中に百人の名医を持っている。その百人の名医とは自然治癒力である。

睡眠も不眠も度を越せば、共に悪い。

幸運は、大胆な人たちに笑いかける。

等々、今まで何気なく聞いた読んだ名言・・ヒポクラテスの箴言から生まれているのです。

今年は卯年。

子孫繁栄を求めたいのか?

兎のように子沢山を目指すのか?

日本政府、新年早々、異次元の少子化対策を行うという政策指針を発表。

防衛費を含めて、増税なのか?

すべては、金、金、金がないと社会は成り立たない資本主義社会。

人口が減るのが、そんなによくない事なのか?

僕らが子供の頃、日本の人口は約8000万人。

それから4000万人増えて、1億2000万人へ。

子供は未来の宝物だと、政治家は言う。

何の宝物だ?

学問か、スポーツか、ビジネスか?

東京オリンピック、パラリンピックでの談合贈賄事件。

世の中は、イジメで引きこもり人口が増えている。

日当10万円、50万円の金欲しさに強盗やら殺人を行う貧困社会。

そんな貧困社会に生まれ育つであろう命、子供に対して、申し訳無いという気持ちが、政治家にはあるのだろうか?

昔の為政者ヒーローは、自ら戦場に出向いた肉弾戦のナポレオンの時代まで。

今や、ミサイル、無人機、大量殺戮の攻撃を、密室から行う時代。

政治、国家、社会リーダーという元締めが、指示役、実行役の人間ばかりを徴集、必要とする格差強盗社会に魅力はあるのか?

人間は、お金、富裕層の奴隷であってはならないのです。

ギリシャの元財務大臣だったヤニス・バルファキス氏が著した「クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界」という資本主義の先の異次元小説を引用します。

その世界では、銀行も株式市場もありません。

資本主義の現実社会は、株主が持ち分に応じて企業への発言力、原則自由に売買が可能、富という財産の積み上げを価値とする経済体制です。

しかし、この小説世界は、株の取り引きは不道徳そのもので、子供の売買、選挙権の個人的な譲渡と同じくらい罪となるのです。

企業の社長から社員まで全員が一人一株のみを所有し、採用、解雇、賃金等の意思決定は、平等な選挙権という投票で決めます。

本当に、こんな未来世界は来るのだろうか?

著者は、主人公に「かつての王権神授説もそうだった」と言わしめて、資本主義の限界を揶揄、予測しています。

ヒポクラテスは、こんな明言も遺しています。

「人生、生命を維持するのに役立つ道具は、我々を病にもする」

道具とは、お金の事だろうか?

もしもヒポクラテスが、現代に生きているならば、きっとこんな事を言うはず。

「生きて命の無いお金にも寿命が必要だ」

お金に賞味期限を❗


そして、神戸。

2023年01月21日 | 空木宝剣

淡路阪神大震災から28年。

被災者6434人には、6434以上の物語がある。

1月20日ラジオ深夜便。

「親愛なる母上様」もその一つ。

神戸大学に入学の一人息子、加藤貴光さんを、下宿の西宮まで送り届けた母、加藤りつこさんの、その後の物語。

残念な事に、貴光さんは、1995年1月17日の大地震で、住居のマンションが倒壊。21歳の若さで亡くなったとの事。

茫然自失のりつこさんに遺されたのは、入学時、神戸から広島への帰途、息子貴光さんが新幹線の駅で、別れ際、渡してくれた感謝の手紙。

それが、「親愛なる母上様」。

母の愛情によって、より高くより遠く、飛躍するよう紡がれた
息子の翼は、無惨にも、震災によって絶たれたが、その愛情の深さと絆は、広く伝播している。

壇 一雄(1912~1976)の「リツ子その愛  リツ子その死」ならぬ「りつこその愛  貴光その死」物語。

遠く近くは、地理上の距離だけではない。

時間にも、記憶にも存在する。

暁の刻に、眠りを醒ます蒸気船ならぬ深夜便。

団塊も、母親のりつこさんと、ほぼ同年代。

来月73だが気持ちは37。

武田鉄矢の、「思えば遠くへ来たものだ」。

そして、翼を休めつつ、もう少し遠くまで羽ばたくとすべえか。


福居百楽

2023年01月16日 | 日本の百々巡り。

正月2週間余り過ぎて、今年も早、24分の1が過ぎました。

家庭に於て、去年暮れの小掃除の続き、新年早々から大掃除。

10年以上使っていないガスコンロ、電子レンジ、トースターも廃棄処分。

職場に於て、事業を立ち上げたが倒産した30代の若者が新人として勤務。

給料を出す経営者から給料を貰う従業員への転職は、喪失と再生。

町内に於て、宴会無しの新年会にも出席。

近所付き合いは居心地がよい距離感で仲良くするのが肝腎。

食事は持ち帰り、美味。

されど・・。

食に於て、安藤百福さんが発明したインスタントラーメンは、やはり食生活最大の革命。

文学と音楽に於て。

No Way の林か? Norway の森か?

・・・・聞き取れなかった。

猿に、シェイクスビアの悲劇が分かるのか? 書けるのか?

僅かな勇気と少しのお金とユーモアが、人生の幸福には必要だ。

と言ったのは、チャップリン。

クリスマスキャロルに幽霊と人間を登場させたディケンズは、新しい時代の新たな社会に大いなる遺産を書き遺した。

福居百楽、日々新たに。


戦争と平和の距離。

2023年01月11日 | 空木宝剣

ウクライナ  コロナの次は 青い鳥

昨日は、父重男の誕生日(1924年大正13年1月10日)。

今日は、父の命日。生きていれば、白寿の99歳。

15年前に、84歳で他界。

亡くなって、大正時代(1912~1926)と、ほぼ同年月が過ぎた。

100年前の1923年(大正12年)9月1日午前11時58分。

あの関東大震災勃発。

死傷者19万人。壊滅焼失家屋68万戸。

映像に残る大災害。

父は、その4ヶ月と10日ほど後に誕生。

第一次大戦(1914~1918)による成金好況。

吉野作造(1878~1933)の民本主義。

大正デモクラシー。

野村徳七や岩本栄之助。それに松谷天一坊、山崎種二らが跋扈した時代も、関東大震災で陰りをみせる。

そして、1929年(昭和2年)の世界大恐慌。

父は5歳。

飢餓輸出と言われた経済の流れは、やがて、戦争へと梶をきる。

第二次大戦 1941年(昭和16年)に日本帝国参戦。

父17歳。

南方ボルネオ、ジャワ、スラバヤ、ラバウル方面転戦。

1945年(昭和20年)終戦。

大正元年にも、ペストが流行。

媒体のネズミを殺して、役所に持ち込めば、一匹につき2銭くれたという。

令和2年より、世界に施錠したようなコロナ禍。

時計でない時間の尺度。

30センチと1メートル尺の違い。

1ミリに固執しなくなる事かも知れない。

安心と不安の距離。

大正 昭和 平成 令和の時間を計り、時代の流れが戦争に転ばぬよう、コロナの次は、ブルーバード🐦を放つべし。

関東大震災から100年の2023年が、忌まわしい戦争や大災害で、歴史に残らぬよう神仏に祈るしかないのか?


七草粥。

2023年01月07日 | 萬伝。

今日1月7日は、ロシア正教会のクリスマスだとの事。

今から35年前、当時お世話になっていた下宿先の大家さん、ニーナさんの事を思い出す。

グルジア出身のニーナさん、明日一緒にロンドンにあるロシア正教会に行こうと。

当時、グルジアもロシアもウクライナも、ソ連邦。

いい話を聞けるからと、日本に帰国する直前の僕を誘ってくれた。

ニーナさんの車で、ブライトンからロンドンへ。

今、あらためて思い出すロシア正教会のクリスマス。

当時の日記帳を開けてみた。

「ロシア正教会では、十字を逆方向の右からきる。右、左、真ん中、必要なのは思いやり。無関心、イデオロギー、知識ではない。思いやりなければ憎しみ合う。それは競争、暴力、戦争ヘ繋がる。心に愛あるもの、愛ある思いが、人生をより楽しく美しく、世界はもっと素晴らしくなるはず。」

当時のソ連への印象付けだったのかな?

今は、間違いなくロシアの指導者プーチンの思い遣りの無さに憤る。

戦後、難民として渡英、英国で生きたニーナさんの言葉。

「私の人生はトラブルとトラウマだらけ、それを笑い殺すつもりで強気で生きてきた」

ニーナさんの作ってくれたスープは、七草粥に似ていた。

感謝、合掌。


神仏が走り競う。

2023年01月04日 | 日本の百々巡り。

明けましておめでとうございます❗

お正月三が日、北陸地方はいつものように、どんよりとした鉛色の雲に覆われて、初日の出を拝めるのは珍しいのです。

元旦初日に拝んだ福井の御来光です。

今年も宜しくお願い申し上げます。

さて、お正月に観たNHK スペシャル「混迷の世紀 エネルギー、安全保障、核兵器、食糧危機」で、世界的にも著名な学者さんがコメントしていました。

人類の敵は、核兵器。

戦争の起因は、飢餓という不安恐怖から来るもの。

世界経済における社会格差の貧富拡大は、人類滅亡に至るとの事。

食糧自給率の低い日本国、「調理加工の技術革新によって、雑草と昆虫を食べて、牛肉を食べるのをやめる」。

さもなければ、日本国は消滅に至るとの事。

新年早々、箱根路を走った大学駅伝。

独走状態のレースは面白くもなく、今年は第99回優勝校は、曹洞宗系の駒澤大学が優勝。

大八木監督の勇退花道となりました。

来年の第百回記念大会となる箱根駅伝は、予選会参加ヘは全国からオープンとの事、地方の大学も出場可能性あり。

優勝を逃した、シードを逃した、来年こそ出場したい大学。

人間も神仏も競い合いの社会。

クリスチャン系の青学、立教も、神道の国学院、伊勢にある皇学館大学も、創価も、すでに来年に向けて、走り始めています。

国士舘も拓殖も帝京も踏ん張るでしょう。

ここ10年、我が母校亜大は、陸上競技に全く力を注いでいないのが、残念。

監督次第、その監督のなりてが、いないのかな?

常勝軍団、独走なんて、よくありません。

神仏の走力格差も、よくありません。

統一は、さらによくありません。

宗教は永遠の生命を約束します。

庶民を守ろうとするのが、政治の思い遣り、優しさの教育原点。

快走も疾走も、霊感ではありません。

雑草や昆虫を食べるのが、未来の食。

神仏へ。

お金に賞味期限を❗