百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

別れの日

2008年03月31日 | 千伝。
「桜の花盛りを見ると・・昔から、わたし、気が滅入るように落ち込むんです・・」

・・とあの人は、言った。

お互い、出会えたことを一生忘れない・・と精一杯の笑顔と澄まし顔。

あの人の過去は、知らない。

封印した過去なんて、どうでもいい。

ままならない今が、辛い。

訣別の言葉を贈りたいです。

強い気持ちであれ!

傍若無人

2008年03月30日 | 千伝。
「いい歳をして・・」とか「もう歳だから・・」とか・を言うのをやめた。

歳を取っても・・結局、人の心は、十代の頃と同じような気持ちであり、全く変化がないのです。

それに気がついた今宵今夜です。


傍若無人ではありません。

心可笑し

2008年03月30日 | 千伝。
昨夜、登録表示していない方から、小生の携帯電話が鳴りました。

あわてん坊の小生・・あの人からに違いないと・・早合点して・・嬉しさの余り思いのたけを伝えました・・そして、ついあの人の名前「ねえ、○○さん・・」と口に出しました。
・・はて?
しばらく沈黙・・「わたし、××です」という返事。(冷汗)

家内の友人からでした・・穴があれば入りたい、隠れたい。
恥ずかしいの一言でした。

恥ずかしさのあまり・・髪の毛をむしって、ますます頭髪が薄くなってゆくのでしょう。(嗚呼)

もう・・どうでもいいです。(笑)

まるで、テレビドラマに出てくる情けない中年男の報われないドタバタした恋愛沙汰のようなものです。
ドラマと異なるのは、小生の秘めた片思いがオープンになってしまうこと・・。

はてさて・・もう、開き直りです。(笑)

眠れないまま、朝を迎えて、あのぽつりと立つ桜の木を眺めに田園まで出かけてきました。
次の週末ぐらいが満開かな・・。

桜

嗚呼、独りぼっちです。(涙)

今日の午前中、福井駅前マラソンがありました。
飛び入りで、参加してきました。
最後尾から、スタート・・。

駅前マラソン

どんどん、追い抜いていきましたが・・キリがないです。

人生は、孤独なマラソンかもしれません。
それと、人生、生きていると・・恥多し。
そして、可笑しなことも多し。

最後尾

これで善しとして結びましょう。

・・朗らかに笑顔と元気で!(笑)


岡倉天心と梅の花

2008年03月28日 | 千伝。
知人との久しぶりの再会のため、夕方、福井市街地にあるホテルまで出かける。

知人の宿泊しているホテルを出て、梅の花が咲く中央公園を散策・・。
ふと見上げたら高さ6メートルの岡倉天心像が、聳えているかのように立っている。

「岡倉天心って・・福井出身ですか?」と知人。
「両親が福井県出身です。福井藩士だった父親は横浜で貿易商になったので横浜で生まれたはずです」と答える。
「で・・岡倉天心って、どんな人物でした?」と知人。(笑)
「天心ですか・・明治期に大きな足跡を残した巨人の一人で・・詩人作家であり、美術思想家でもあり、はたまたロマンチストだったかもしれません」と答える。

こんな有名なエピソードもある。
"What sort of nese are you people? Are you Chinese, or Japanese, or Javanese?"
"We are Japanese gentlemen. But what kind of key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?"

100年以上昔に、「茶の本」を英文で出版した岡倉天心である。
写真を見る限り、二枚目の顔ではない。
ましてや、当時の白人世界の中での東洋人(黄色人)としてのコンプレックスは、いかほどのものかと想像する。
あの夏目漱石でさえ、英国暮らしで引きこもりの鬱状態になっている。

英語力という武器で、日本人の品格、知性を、世界に知らしめた日本の先覚者であると言っても過言ではない。

追記:
岡倉天心は、橋本左内を尊敬し、何度も福井を訪問している。
自筆履歴書には、旧福井藩士、郷里福井、越前生まれ、ずっと記載していたらしい。

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春の夜明け、ぼんやりとした明るみの中、
小鳥達が梢の先で不思議なリズムを交わし合うとき、
それは仲間に花のことを語っているのだとは思いませんか。
 人も恋をすると花に心をひかれます。
何も言わない、ただただ甘い香りの花ならば、乙女心もとかすのでは。

 原始時代の男は、好きな女性にはじめて花輪を捧げたとき、
それによって獣(けもの)のこころから脱け出しました。
野性をおさえて、人間らしくなりました。
そして無用と思っていたものにも微妙な使い途があることを知り、
人は芸術の世界に足を踏み入れたのです。

 <岡倉天心「茶の本 花の章」より抜粋>

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岡倉天心と梅の花

未完の桜

2008年03月28日 | 千伝。
b>世界中を旅してた頃に解ったことがあります。
ほんとうに行きたい場所は、どこなのかと・・。

ひとつは、自分の故郷です。
もうひとつは、愛する人の故郷です。

ニュヨークヤンキーズの松井秀喜選手の結婚宣言・・いいですね♪
彼の実家(石川県根上町)は、我が家から車でも1時間ぐらいで行けます。
田園地帯にあって、ぽつりと非常に目立つ立派な松井秀喜ベースボールミュージアムも出来上がっています。
以前は、民家のような建物に「松井秀喜の野球の館」でしたから・・。(笑)

松井秀喜選手・・石川県の知人の話によれば、ほんとうに義理堅く優しい好人物だそうです。
もっと、故郷に錦を飾ってほしいなぁ・・ガンバレ。

さて、今朝、いつもの郊外まで散策に出かけました。
誰が植えたのか、以前から、とても気になる桜の木があります。
今日は、まだ蕾の状態でした。

名もなく田園のなかに一本だけ、ぽつんと立つ小さな桜の木です。
何十年後、いつか大化けするような気がします。


泣いたり、笑ったり・・きっと桜の木にも感情があるんだろうな。

未完の桜

自分らしくあれ

2008年03月28日 | 千伝。
今朝の福井地方・・小雨模様です。

どんな仕事でもミスは大変です。

適格な行動、適格な段取りは、忙しい中にも落ち着いた行動力が見本のような気がします。

とりわけ、個人事業主にとっては大事です。

あわてん坊の小生・・・それでも、いい。
今日もまた、徹夜作業でした。(笑)

心が折れそうでも、人生が崩れてゆきそうでも・・
あなたは、あなたらしくです。

今日一日、Have a nice day ! でありますように。

さて、朝の散歩に出かけてゆきます。

自分らしくあれ。

ミステリーゾーン

2008年03月27日 | 千伝。
二週間ほどまえのラジオ深夜便を、ふと思い出した。

スポーツ選手にメンタル療法を行なう第一人者の福島大学教授白石豊さんの興味深い話があった。

神業ともいえる妙技をだせる舞台をゾーンと言うらしい。

ゴルフでも、肝心要なところでピッチインやイーグルが出せるのは、大舞台こそ我が舞台、ピンチこそ見せ場という自信をはじめから用意する事だとある。

自信は、勝ってから持つのではなく、自信をもって勝つイメージを作ると勝てるという順番が、成功のミステリーゾーンを為すという。

我に返るのはよくなく、ゾーンに入ったら、神の力を得ているので、覚えていないらしい。(笑)

成功とは、何かに酔いしれて掴む事のようです。

越す国

2008年03月26日 | 千伝。
「善人なおもて往生をとぐ況や悪人おや」と親鸞が言うように、なぜ神がいるとしたら、人間皆、善人に創造しなかったのか・・スピードが出ない車をつくれば、スピード違反がないようにである。

ここ続けて起こる衝動的殺傷事件・・何故?
こんなにも犯罪者やずるい人間で、巷はあふれているのだろうか?

古今を問わず、親鸞の時代は、鎌倉時代初期の不遇の時代、越後に流刑になったりした後、教行信証を著す。

如何に、仏に近づこうとしても、それは許されず。
善行だけでは、生きていけない。
そこで開き直りの思想が生まれたのだと思う。
自分の欲望に蓋をするでなく解き放つ。
そして懺悔する。
まるで、宗教改革のカルビンやツイングリを彷彿させる。

よって、商売は、善人には出来ない。
善人面をした悪人が良いという事かもしれない。

ご承知のように悪人と犯罪者は違う。

単純な善人を演じるのは、比較的に容易だが、
善人面をした悪人巧者は、鍛えなければできない。

要するに、この世には、善人は存在しなく、如何に善人モドキの演技ができるかが、 
親鸞上人の12世紀の時代からの、命題かも知れない。

やりたいことをやり反省しながら気楽にいくべし。

悪人とは、「人を食って生きる」人かも知れません。


「「「「「「「「
人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。
やはり向こう三軒隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、
寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
<漱石「草枕」から抜粋>
」」」」」」」」」

放浪記

2008年03月26日 | 千伝。
親鸞上人の性悪説に近い宗派が、蓮如に受け継がれ、浄土真宗が、他の宗派より檀家の数を増やしました。

北陸地方では、圧倒的に多い浄土真宗です。

「人間の救われたいという気持ち」をキリスト教の免罪符のような「南無阿弥陀仏」という念仏さえ唱えれば救われるという、比較的安易さがあったので、広まったのでしょう。

短い人生、楽より苦労の方が多いに決まってますので、苦労請負人が商売になるというものです。
  
だから、その悩みを聞いてくれたり発散したり、忘れさせてくれるものが商売になるという事です。

それほど、生きていくことは、障害物競走に似ていますから、いろんな会社や、仕事は、少しでも、社会を楽にする方向で働いているのですが、今その需給のバランスが崩れているのでしょう。

実のところ、人間は、危険や貧乏より、安心と贅沢を望むところだと思います。

放浪記を書いた林芙美子の言うように「花の命は短くて苦しき事のみ多かりき」です。

この世は108種の煩悩で線引きされています。

You're beautiful♪

2008年03月26日 | 千伝。
以前、CMで流されていた曲ですが・・
この歌を・・あの人に伝えたい春の今宵です。

何か、気持ちのうえで吹っ切れました。(笑)

My life is brilliant.
My love is pure.
I saw an angel.
Of that I'm sure.
She smiled at me on the subway.
She was with another man.
But I won't lose no sleep on that,
'Cause I've got a plan.

You're beautiful. You're beautiful.
You're beautiful, it's true,
I saw your face in a crowded place,
And I don't know what to do,
Cause I'll never be with you.

Yeah, she caught my eye,
As I walked on by.
She could see from my face that I was,
Flying high,
And I don't think that I'll see her again,
But we shared a moment that will last till the end.

You're beautiful. You're beautiful.
You're beautiful, it's true.
I saw your face in a crowded place,
And I don't know what to do,
'Cause I'll never be with you.

Lalala lalala lalala lalala laaaaaa

You're beautiful. You're beautiful.
You're beautiful, it's true.
There must be an angel with a smile on her face,
When she thought up that I should be with you.
But it's time to face the truth,
I will never be with you♪

美しくあれ

2008年03月25日 | 千伝。
人間が元気か否かは、声で判断できます。

むやみやたらに大声で話す人は、それはそれでよいですが、過ぎると迷惑でうるさいです。

努めて、普通の発生で、メリハリと力をいれると、行動にも自信が満ち溢れ、歩くのも早くなり、歩くだけで汗をかきます。

ぼそぼそ言うくらいなら、むしろ黙っていたほうが金。

声に力をいれるだけで、運命が開くはずです。

体も心も・・やせる想いで、声も張りのある生活を志します。
・・美しくあれ♪

余談:
新たに登場したZenZuu という次世代の新型ブログに登録してみました。
http://www.zenzuu.com/homepage/ (英語版のみ)

正式には、8月1日オープンですが、世界一の登録者規模になるだろうとのことです。
・・多分無理でしょうが、紹介料や広告料のシェアなど to make money を掲げています。

世界中の人達との英語学習やネットビジネスの学習には、よいかもしれません。(笑)

金持ち父さん 貧乏父さん

2008年03月25日 | 千伝。
「Rich Dad, Poor Dad 邦題:金持ち父さん 貧乏父さん」・・この本を読んだのは8年ぐらい前だったが、それほどインパクトのある興味深い内容だと思わなかった。

今日、新聞記事を読んでいると栗原美和子さんのコラムが面白かった。
61歳の男性と58歳の女性のデートに80代の親御さんが同伴して見守っているという話題だった。

・・これからの時代、高年齢者の恋愛物が、映画、小説に必ず多く登場すると思う。

「Rich Dad, Poor Dad 」の中に、ベストセラー作家と優秀な作家は、金持ち父さん 貧乏父さんほどの違いがあると書いてあった。

要は、福の筋力と同じく、金に関する「筋力」を鍛えなければ、一生「金」に追い回される人生だということである。


「時のすぎるのが早いか遅いか、それに気づくこともないような時期に、人はとりわけて幸福なのである」
<ツルゲーネフ「父と子」より抜粋>

大きな福と富がありますように・・。