百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

市場原理

2008年03月21日 | 千伝。
今朝、全力疾走をすると足が引き攣りました。

トボトボと歩いて帰りながら・・いろいろと考えたりします。

これから、どうしよう?

先日、離婚寸前の方に相談された(泣き言を聞かされた)。
旦那さんが、副業で飲み屋をオープンもさせたが失敗。お金に相当ルーズで困っているとのこと。
それにしても、毎月毎月、決まった金額を、旦那さんから貰っているというが・・旦那さんの給与明細書も見たことがないし、いくら稼いでいるのかも全く知らないとのこと・・??。

まぁ・・いろいろなカタチの夫婦がいるものです。

ところで、人生振り返って思うのに、シンプルに疑問を感じる事があります。

「一所懸命勉強してよい学校に進んで就職して、一生懸命働いてお金を貯めなさい」という疑問です。

生まれて初めて働いて稼いだのは、中学校を卒業して高校進学するまでの春休みにアルバイトをした工事現場での土方仕事でした。
一日の日当が、800円。つまり時給100円ぐらいだったのでしょうか・・。
35年以上昔ですが・・それでも、とても安くこき使われたような気もします。(笑)

土方の親方(社長)さんは、半分、ヤクザのような方で、卑猥な話から男気の喧嘩の話まで自慢と自信の塊のような方でした。
ブルドーザーも大きなトラックも、高級自動車も何台か持っていました。

・・それに較べて、当時の我が家は、自家用自動車など持っていなかったです。(笑)

世の中には、高学歴、才能、性格、ルックスも良い・・そういった人材も沢山いらっしゃる。
にもかかわらず、彼らよりも劣る経営者のもとで、給与のために、日々一生懸命に働いている現実があります。

要は、人生を巧く乗り切る才覚は、恐怖心を押さえ込む「心構え」です。

失敗という恐怖から立ち直れずにいる人・・。
失敗という嫌悪と教訓から立ち直れる人・・。

市場原理の簡単なことは、買う人と売る人が、存在することです。

市場で求められないのは、恐怖と陰気さです。

市場で求められるものは、幸福と陽気さです。

さて、これからどうしよう?

スーパーマケットのバーゲンセールスの広告・チラシを眺めながら買い物にでも行こうかな?

そう言えば、株式市場も下落という大バーゲンセールスのようなものです。

午後、車のタイヤでも交換します。(笑)


運命の新しい扉が、開きますように!


出会いの歌

2008年03月21日 | 千伝。
昨日の午後から、NHKFMラジオで「わかれのうた三昧」の特集として、卒業式での歌やら古今東西の別離の名曲やら映画の台詞シーンが、延々と流れていました。

車の運転をしながら聴いていましたが、とりわけ夕方6時ごろに流れた1955年製作「野菊の墓」の映画で、老年になった政夫(役の笠智衆さん)が、民子との結ばれなかった淡い恋の想いを60年昔に遡って回顧する8分以上の長い台詞には、ふいに涙がこぼれました。

でも・・、意地悪な考え方をすれば、これでは、民子の夫の立場がありません。(笑)

「2001年宇宙の旅」の作家A・C・クラーク氏が逝きました。合掌。
クラーク氏の作品や映画「2001年宇宙の旅」の宇宙観は、非常に興味深いものでした。
冒頭シーンで地球上のサルが骨を使って道具や武器にして人間への進化を暗示します。
そして、いきなり宇宙空間へと進出した人類の進化した物語へと展開してゆきます。
宇宙船ディスカバリー号に搭載されている史上最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータの反乱・・。

HALのスペルは、IBMよりも一文字ずつ前に進んでいます。(有名な笑い話です)

さて、小生が、高校を卒業する時に流行したのが「木綿のハンカチーフ」と「なごり雪」でした。

これから東京に向かうのに、東京を去ろうとする「なごり雪」と、東に向かう恋人に語りかける「木綿のハンカチーフ」は、いつ聴いても、あの頃を鮮やかに思い出させてくれます。

心の持ち方ひとつで、天国にも地獄にも変わります。

希望あふれる歌は、いいですね。

別れのあとには、きっと、素晴らしい出会いがありますように!