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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

サンセット77 (1958年~1964年)

2022年08月05日 | 空木宝剣
戦後77年の夏。

8月がやって来た。

あの吉永小百合さんや松原智恵子さんも77歳。

戦後の青春スター。

それに続く団塊世代も、いつのまにか高齢者になってしまった。

団塊にとって、平成18年、小泉さんの次に首相になった安倍さんが、初めて年下の総理大臣だった。

それが、先月7月8日、奈良での暗殺事件。

団塊の少年時代にも、社会党の浅沼稲次郎委員長暗殺事件が、大きく報道され記憶に残っている。

戦後77年。

世界状況は、地球温暖化にコロナ禍。

それにウクライナ戦争。

ナポレオンやヒットラーに攻めらても、追い返した冬将軍のロシア。

そのロシアが、夏将軍となって、ウクライナに侵攻。

世界の貿易や経済のバランスを危うくしている。

一国の宰相は、隣国のことまで、大国先進国のリーダーは、世界や地球、宇宙まで気を巡らす資格を要する。

団塊より年少の69歳、プーチン大統領。

夏将軍から頭を冷やして、もとの、広大なロシアの冬将軍に鉾を戻すべきである。

戦争は、攻めるも守るも、集団虐殺、集団自殺。

儲かるのは、死の商人のみ。

自明の理であるにも関わらず、大国のリーダーは、死の商人に支配され、平和の時代をサンセットさせ、不安な暗闇の世界を暗示している。

第一次大戦(1914~1918)に従軍したヘミングウェイ(1898~1961)。

その体験を、「日はまた昇る」や「武器よさらば」の小説に著すが、そのかいもなく、第二次大戦(1939~1945)が勃発。

無力感に苛まれたヘミングウェイは、武器を口にくわえて自殺。

戦争によって、「失われた世代」の代表とされるが、サンセットは、誰彼選ばす全体を闇夜に導き、平和のサンライズとの繰り返しの危険性を身を持って教えてくれた先人である。

平成、令和生まれの幼児、子供、若者の未来が平和でありますように。

戦禍よ去れ‼️