百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

家作り

2007年05月27日 | 千伝。
「50歳すぎたら、頑張るな」の具体例として、大きな声を出さない。

声も少エネ・・・・・大きい声より、艶のある声を目指しましょう。

大きな声は、怒鳴っている時か、テンションをあげて何かを求めるときです。

おうおうにして見苦しい場合が多いです。

歌を歌う時以外、艶のある声、響きのある声を目指しましょう。
 
食事も少エネ・・・・・必要以上食べると、不細工になります。

食欲につぎ込むエネルギーを金銭欲に転化したほうが、50歳超えたら豊かです。

先日、NHK深夜便のこころの時代で、小説家のことを作家というが、作家とは「家を作る」と書く。よって小説家は家を作るひとで、昔は、書いたものを、作物と言っていたとの事。

家を建てるために作物を書く。

百姓と一緒で、この世の仕事はすべて、家を作るためにあるのかも知れません。

トロン

2007年05月27日 | 千伝。
TRON(Real-time Operating system Nucleus)という日本発明発信の世界で最も使われているOS(基本ソフト携帯電話用等々)がある。

数年前、NHKの番組「プロジェクトX 挑戦者達シリーズ」で「家電革命 トロンの衝撃」が放映された。

そのTRONプロジェクトのリーダー、日本でのユビキタス社会の名付け親でもある東京大学大学院教授 坂村健さんの講演会に参加してきた。

講演タイトルは、「どこまでコンピューターの夢」。
(詳細は、省きます。余談事しか憶えていません。笑)

夜、NHK教育で2時間ETVワイド「これからの介護」を観る。

二年前から介護福祉とコンピューターのネットワークシステムの二本立ての世界を学んでいるが、どちらも体力的にも精神的にもキツイというのが本音である。

老人というのは、必ず障害を持つ。
人生の総決算となる避けては通れないのが介護である。
介護の必要性は、信頼できる老後生活の公私による保障である。

ITの世界は、未来への道しるべ(地図)のような役割がある。
コンピューターの使用目的は、世界中で安心出来る利便性のある生活と地球上での政治経済・ビジネス環境の向上にある。

日本人の思考構造には、必ず「便利性」と「コスト削減」という基本的思考手順が働く。だからこそ、年金、銀行、保険、電話、鉄道、インターネット等々は、日本人は、どれひとつ発明できなかったとか・・。

今日の講演会で、北欧のスウェーデンの国の話があった。
今のスウェーデンには、バス停がないらしい?!
例えば、磁気カードやIDカードの個人情報を利用して、バスに乗れば、乗客の自宅に一番近い場所へと降車のために止まるらしい。
これは、老人福祉の立場で考えるからこそ実行できるのだと納得がゆく。

もうひとつ、興味を憶えたのは、日本の高速道路のETCシステムである。
小生も自分の車にETCを装着しているが、料金所を通り越す時、無事通過できるだろうかと不安もよぎるが・・大抵、大丈夫である。

あの踏み切りのようなゲートの開閉が出来るコンピューターシステム制御を開発できるのは、日本だけであるそうである(その気になればアメリカも出来るとか・・)。
海外から、日本のETCシステムを視察に訪れる国も多いらしい。

あのゲート付のETCシステムだが、1台につき数千万円だとかで、それにメンテナス料金を入れると、日本全国の合計予算額は、膨大になるという。

渋滞解消の利便性、人員削減、人件費コスト削減目的のために開発されたETCシステムであるが・・少子高齢化社会に突入する日本社会は、発想の転換が必要かもしれない。

日本のETCシステムを視察したシンガポール政府が、実行に移したらしい。
実施したのは、シンガポールの全車にETC機能を装着する義務付け。
ただし、料金所には、ゲートなしである。
これだけでも、かなりの予算削減である。
では、自由にフリー走行して出入りできる違反者(車)は、どうするのか?
捕まった場合、刑罰、罰金が重くのしかかるシステム(仕組み)作りをしている。

こういう発想が、日本人にはできない。
和を尊ぶ集団思考で反論重視を考量して判断するのである。

今日のNHK教育番組「これからの介護」に出演していた厚生省の役人も同じである。

逼迫危機に瀕している日本の現状の介護制度の在り方に、「日本の国民の皆さんに十分認識してもらってから・・」というコメントを繰り返していた。

国民全体の意見の反映の結果を待つならば、イノベーション(革新)という言葉は、時代遅れであり必要もない。

何のために、そのために何をすればいいのか・・。
少子高齢化社会では、まず、老人、障害者の立場ありきである。
人生の終わりに、てんてこ舞いにならないような早急な日本社会のシステム作りを望む。

その方向性で、自由競争のある社会システムの安心、革新を訴えるのが、それが、民主主義の正道かなぁ・・と感じた一日でした。

パソコンの前に座っている方々へ。

2時間おきに休憩を取りましょう。
一日、5時間弱ぐらいにしないと、人間の身体は、変調不調を起こします。
不自然な体型での作業であることは、医学的に証明されています。