Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

尊永寺(2014年9月14日参拝)

2014-10-12 | 仏閣
遠州三山最後の参拝は尊永寺。

このお寺は事前に調べたら見所いっぱいで非常に楽しみです。

駐車場は私営が幾つかあり100円でした。
参道沿いの店でソバを食べていざ参る。



所在地:静岡県袋井市豊沢2777
宗派:真言宗
御本尊:正観世音菩薩
創建:(伝)725年
開基:(伝)行基


【歴史】
法多山尊永寺は可睡斎・油山寺と並んで遠州三山と呼ばれる、
高野山真言宗別格本山の寺院。

御本尊である正観世音菩薩は厄除観音として知られています。
寺伝によると神亀2年(725)、聖武天皇の勅命を受け聖地を探し求めた
行基上人により建立されたといわれています。

白河、後白河天皇の時代には勅願寺として
朝廷が定める官寺である定額寺の格式を得ています。

平安時代末期には112坊の寺院集団を「法多山」と総称して
「遠州の高野山」といわれ隆盛を極めた。

中世以降、守護大名今川氏の庇護を受け天正18年(1590)、
豊臣秀吉は当寺の寺領として205石を安堵し、徳川家康は5万石の格式を与えました。

江戸時代後期の火災で伽藍は大半が焼失。

明治維新後に12坊が廃絶し寺号も尊永寺に改めています。
13代将軍徳川家定の代以降は正月に国家安寧と五穀豊穣の祈願を行い、
祈祷護符と共に「くし団子」を将軍家に献上するのが慣わしとなり、
現在も火難、水難、災厄に御利益があるとして
「法多山厄除だんご」を求める参拝者が多くあります。


【仁王門】




寛永17年(1640)の建立の重要文化財。

堂々たる実に渋い門です。
素晴らしいです。


【仁王像】



【参道】


ここから長ーい参道が続きます。


【鎧塀】



【黒門】




宝永8年(1712)建立の四脚門で、
これがまた渋い門でした。


【参道】


ここから歩いて5分くらいで石段に到着。


【石段】


こりゃなかなかエエ階段やんけ~。(泣)


【地蔵堂】



【大師堂】



【本堂】




これはまた見事な本堂です。

普通にスゲーと思わせてくれます。

残念ながら本堂内には入れず。


【旧本堂跡霊地】



【北谷寺】







安政4年(1857)建立、旧本堂。

御本尊北谷観音の他、十二支守本尊、西国三十三観音、出世大黒天、
賓頭盧尊者などの諸尊を祀るので塔頭諸尊堂と呼ばれています。

遠江三十三観音第五番札所。


【大師堂】




御簾でお大師さんがよく見えないようになっていました。


【鐘楼堂】





【二葉神社】






かつて浜松市内にあった二葉遊郭にあった神社であり、
遊郭の解体によって法多山に移築勧請されたもの。


【狛犬】



【石塔・石仏】



【氷室神社】








明治の廃仏毀釈で所在が不明になっていたが、
最近の調査でこの洞穴自体が御神体であることが確認されたそうです。


【弁才天堂】





【不動明王】





【厄除だんご】


味は良いんだけど、結構固めなんですよね~。
お年寄りにはツライんじゃないの。(^^;

出来れば電子レンジで軽くチンして柔らかくしたかった。(笑)


【本坊】



【家康公お手植えの松】



【持仏堂】



【研修会館】



【黒門】



【仁王門】




名残惜しむかのように仁王門を出て参拝終了。

小さいお寺の本堂に上がらせていただき、
御本尊と御縁をいただくのもいいですが、
このような大きなお寺の伽藍を堪能するのは楽しいです。


【御朱印】


本堂の下でいただきました。


【御朱印帳】


また買ってしまった。(^^

大と小があって、大きいサイズが好きなので大をチョイスしました。