5月4日
恒例の公園めぐり。今年は去年と同じ神代植物公園。
一昨年までは千葉の青葉の森公園がお気に入りだったが、今年はお花の咲きが早いので
青葉の森の「ナンジャモンジャ」はもう見ごろが終わってしまっただろうと回避する。
さすがの大型連休も8日目なので往きの電車もバスも混むこともなく、いつもの三人
つつがなく目的地へ辿り着く。
道中、座りたいと熱望してるわけではないが、歴然たる年令のせいかすぐに席を譲られ
る。有り難いけれど申し訳ない。
でも、この頃思うのは若い人たちが自然に席を譲ってくれるようになったこと。
とっても自然なのだ!いいことだと思う。
私達、いえ私の若い頃は譲ることが恥ずかしく、いかにも用ありげに立って離れた所に
行ったりした経験がある。
バカだったなあ~
つつじヶ丘駅からのバスは公園の正門前に着く。
今日は無料だった!
公園に入ってすぐ「山野草の展示コーナー」があり、三人ともそこに張り付いてしまう。
中に三人に共通の友人と同姓同名の方の展示があり、写真に収めたりついつい熱心に見
てまわり、あっという間に時間が過ぎる。
とても広い公園なので、また今回も廻りきれないんだろうなあと予想。
挙句に、早くも鉢植えを求める人あり。入ってすぐに荷物になるものを買うのは女性の
特性なのか? いつも旅するメンバーに重いものでもすぐに買う人が居る。
旅の間中持ち歩くことになるのにと、冷たい?私は呆れる。
私は、どうも男っぽいのか?
たまにそれで「あの時買っておくんだった!」と臍を噛むこともある。
次に石楠花のコーナーを目指す。
今年は花の咲きが早かったようで、大体の花が盛りを過ぎていたのは残念だった。
それでもとっても美しい、華やかな濃いピンクや白の花が咲き誇っている所もあり、名
前はあっという間に忘れたが、まあまあ満足!
写真名人のAさんは次つぎ写すのに忙しい。
ようやく満足し、次はバラ園を目指そうかしらと歩を進めた途端、なんと飛びぬけて
素晴らしい大樹に出会う。
こんな大きなというか、背の高いハクウンボクを初めて見た!
しかも、まっさかり。白雲たなびく美しい樹。
周りを見ても、同じ樹はないようだ。
この樹一本の為だけにでも私は出かけてくるだろう、今後!
今日の最高の収穫だった。
バラ園に行く前に喉が渇いたので、パンパスの広場でジェラートをいただく。
とっても美味しい。でもお腹もそこそこ空いてきた。
バラ園をみたらお蕎麦を食べましょうと三人腰を上げる。
途中ユリノキを見上げてオレンジ色のチュウリップのような花を探す。
あった、あった!えッ見えない!ほらほら・そこそこ!と姦しい。
やっとバラ園に到着するも、殆ど花はまだ咲いてない。
じゃあ、もう空もあやしいし、食事に行きましょうよと言ってる最中に雷が響き渡る。
私の方向感覚が狂っていて、余計な歩数をかけて深大寺山門をめざすが、とうとう
土砂降りになる。
何とか「玉や」というお蕎麦屋さんにたどり着くも、お店はぐるりとお客さんがかこん
でいるのだ。でもこれ以上濡れたくない!なんとか濡れないように食べているお客さん
の傍に立つことを許してもらい雨をしのぐ。
その内、妙な騒音がする。あれッ、ヒョウだ!!!
どんどんヒョウは激しくなり外のテーブルの上は白い塊がいっぱいになった。
手に取ると、1センチ以上はある。しかも固い!
本当に驚いた深大寺!やはりゲゲゲの鬼太郎のいたずらか?
乙な事をしてくれるものだ鬼太郎君。
お蕎麦にありついたのは、2時過ぎていたが美味しかった。
ヒョウといい、ハクウンボクといい、忘れがたい公園になった。