写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

現代の演歌師 岡大介を浅草木馬亭で聞く

2012年10月31日 | 写真

彼との出会いはもう五年以上前になるのだろうか、金沢市のお隣にある鶴来町という白山山麓と加賀平野との境界の町でもう十年以上も続けられている「大道芸がやってくる」という7月末の一週間にわたる催しでの出会いでした。火吹き芸や力芸、派手なダンスなどなど観客の意表をつくさまざまな大道芸に魅せられて最初から通っていたのですが、そのうちにカンカラ三線を手にして会場のあちこちに出没して歌う彼が気になりだしました。歌っているのは「お富さん」など懐かしい歌をいろいろ歌っていたのですがそのなかに労働歌や「オッペケペ」など戦前の壮士演歌をなど交えて大道芸とはあまり馴染まない地味ではあるが独特の雰囲気を醸し出す彼に注目するようになりました。そのうちに若くてイケメンの彼に私よりも連れ合いがフアンとなり毎年のようにその出会いを楽しみにするようになりました。今年の夏に会ったときに木馬亭での唖蝉坊を歌う独演会のことを聞き、今回の東京行きとなりました。木馬亭での独演会の様子はについては私よりもずっと深く演歌と岡大介を見てきた方のブログ[ブックカフェ「無頼庵]日録・・・]が「良い確かな歌は観客の心をしっかりとつかんだ」と書き込んでいますので、興味ある方はどうかご一読を。また岡大介の歌はインターネットの動画サイトでいろいろ聞くことも出来ますのでそちらも視聴して下さい。
木馬亭の一番前列の真ん中の席で唖蝉坊の作った「ああ金の世や」「あきらめ節」「増税節(ぜーぜー節)」そしていまも歌われる「のんき節」など現代にも通じるというよりも現代にこそぴったりの風刺歌をしっとりとそして明確に歌いこむ岡大介の歌を堪能した一夜でした。
コメント
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