写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

兼六園 夜明けの紅梅

2012年03月28日 | 写真
北陸の春は「三寒四温」どころか、一歩春に近づいたと思えば二歩後退するかのように遅々として進みません。今朝も雪の前触れのように激しい雷鳴が続き、気温も予報より低い数値が続きなかなかコタツから出られません。
被災地、東北の春も先の見えない原発事故の先行き同様に寒い日々が続いているのでしょうね、五年前に大地震に見舞われ大きな被害を受け、まだ復興途上にある石川県能登半島の輪島ではいま震災瓦礫の受け入れをどうするか市民の間に亀裂が持ち込まれようとしています。金沢市においても市長が震災瓦礫の受け入れに前向きな姿勢を示し、これまた市民の間に亀裂を持ち込む危険があります。
「震災瓦礫」の受け入れについてはまず第一に国と東電が責任を持って「瓦礫」の放射線検査の体制を確立し、まかり間違っても放射性物質の拡散にならないようにしなければなりません。受け入れの地では市民の十分な検討を保障したうえで受け入れの可否を決めるべきだと思います。仮にも「受け入れに反対することは復興を阻害する行為で被災者、被災地を見捨てる」などの感情的な意見を持ち込まず、冷静に科学的な根拠を基にした検討が必要だと思っています。そのこととは別に被災地の復興を意識的にサボっているとしか見えない政府や東電に被災者のための復興施策の実施を求めるべきだと思っています。
早く東北の地にも、気候も暮しにも春の来ることを願う日々です。
今日の写真は春の雪の中で咲いている夜明けの兼六園の紅梅です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする