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銘酒専門店「山下酒店」が綴るトピック情報

赤ワインの色

2008年03月13日 20時44分58秒 | 業務関連

先日の白ワインについてのブログから日が経過し、多くのお客様から「早く次は赤ワインについて書いてよ」とせっつかれておりました。自身の復習もかねて今日は赤ワインについて。

赤ワインの色は基本的に赤色ですよね。この色が濃いければ「タンニン」も強いです。タンニンとは味覚というよりも刺激の1つと言った方が適切で渋柿を食べると歯茎が引き締められる感覚です。赤ワインが白ワインに比べて何故長持ちするかというと、このタンニンがあるからです。一般的に良質の赤ワインは色が濃く、タンニンが豊富でアルコール分からくるボリューム感とのバランスが良く、芳香成分が多く含まれていることです。判断のこつは明るい赤色(ルビー色)か黒味がかった赤色(ガーネット色)か。赤に黒味がかかり、徐々に濃い紫に変化していきます。明るい赤色は酸味の強い赤系果実(いちごなど)、黒味がかった濃い赤色は黒系果実(ブラックベリー)やスパイスの香りがします。白ワイン同様に暖かい産地ほど、ぶどうはより色づき、ぶどうの粒が小さいほど、果皮の重量比率が高くなり、よってワインの色が濃くなります。赤ワインは色づきから、酸味・果実味・渋味とそれらの調和がポイントです。ぶどう品種からみてみますと、ボジョレーに使われますガメイ、ピノノワールなどは艶のある淡い赤色(ルビー)、ラズベリーのような赤系果実の香り、酸味と果実味が調和し渋味控えめ。反対にシラーやカベルネソービニヨンなどは深い紫色を呈し、ブルーベリーのような黒系果実の香りに果実味、渋味が明確な輪郭で表れてきます。私は個人的にメルローが好きです。色は案外濃いですが、スパイシーさをあまり感じずボリューム感があり果実味が濃縮されています。また、ビロードような滑らかさもあります。皆さんはどんな赤ワインがお好きですか?

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