日頃から、ちょこちょこと問い合わせをいただきます赤芋焼酎「赤霧島」がちょこっと入荷しました。赤霧島はビールやチューハイ、灘、伏見の清酒、いいちこ、白波などのナショナルブランド同様、地元の酒卸問屋さんから入荷します。当然、問屋さんは日頃の取引額によって各店に割り振るものと考えられますから、当店のような蔵元直送品を主に扱っている店には”ちょこっと”しか入荷しません。反対に大手小売業や業務用卸専門の酒屋さんは”どっさりと”入荷するでしょう。
ここで問題なのは、年2回の限定品であるが故に、通年商品の黒霧島や白霧島との抱き合わせ販売や定価を2倍も上回る、暴利をむさぼった価格設定などが横行することです。これらの条件があっても買う消費者が存在するから成り立つわけですが、900ml税込1234円でお買い求めくださいね。
日曜日に店頭のレジと酒屋さん専用のパソコンソフトを一新したため、何かと使用方法にてこずり更新をさぼっておりましたが一段落。
黄砂や雨、さらに寒の戻りで気分は
さて、当店では国産ワインとして、甲州ワイン勝沼醸造さんの「アルガ」ブランドを取り扱っておりますが、巷では国産ワインと称しながら実は「輸入ワイン使用」「輸入ぶどう果汁使用」などという裏ラベル表示があるそうです。国産ワインといっても原料の7割は輸入されているのが実態!
日本では他のワイン生産国のように独自の厳格な原産地呼称統制法がなく、輸入原料を使った場合は使用量の多い順に「国産ぶどう果汁使用」「輸入ワイン使用」などと表示し、原産国名は表示しなくてもよいというような自主基準。税金を課すことを目的とした酒税法だけでは徹底されないのも仕方がない。しかし、各地で「球磨」「壱岐」「さつま」などの焼酎、「長野」「山梨県甲州市」などのワイン産地で制度が確率されPRしていますよ。
ここ数日の楽しみは幹事をしています中学校同窓会の出欠返信を見ることです。240人ほどに案内を送りましたが、まだ20通ぐらいの返信数。それも殆ど欠席マーク。今月中の期限ですので来週あたりは出席マークの返信に期待しています。
さて、ここ数年、人気急上昇の山口県岩国市旭酒造さんの清酒銘柄「獺祭」の最高峰、そして日本一の精米歩合23%で醸した「獺祭 磨き二割三分」をご紹介します。
グラスに注ぐと華やかな上立ち香、口に含めばググッと押し寄せる芳醇、濃艶な味わい、全体を引き締める爽やかな酸味、後口のキレ、さらに長い余韻。間違い無しに旨い酒です。
しかし、銀座の公示地価は座布団1枚ほどの広さで下落したとはいえ、なんと2800万円!当地舞鶴を見てみますと81,000円。なんじゃ、こりゃ!
今月も中盤になりました。3月は例年、忙しいはずが何かパッとしませんね。でも昨年と比べると、あまり変わんない?何か意識が違うんですかねえ~。今月末には苦手な棚卸が待っていますそして、4月から中学生になる長男の入学準備に物要り続きで家計を預かる女房も大変です。
さて、面白いことに米ニューヨーク州では炭酸飲料などの砂糖入り清涼飲料水の販売に課す新税の導入を目指しているとか。たばこ同様、砂糖による肥満防止などの健康増進、医療費削減が狙いだそうです。コーヒーに入れる砂糖はスプーン1,2杯。炭酸飲料1缶には10杯分含まれているのが、その理由。飲料メーカーは当然、大反対果たして、実現できるのか。ニューヨークでは1缶355mlで税抜1.35ドルらしいから、日本の飲料は安すぎるか?自販機では税込1本120円だが、売り場では1ケース1000円が当たり前。日本にも論争が起こるかもしれませんね。
日本酒ファンでなくても必見!昨日のNHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀」をご覧になりましたか。酒造りの名人、能登杜氏四天王の一人として、また、全国新酒鑑評会において通算25回、連続12回金賞受賞、黄綬褒章など輝かしい実績で著名な杜氏「農口尚彦」さんが出演されていました。石川県銘酒「菊姫」で長らく杜氏を務め、定年退職後、同じく石川県の「常きげん」で現在も活躍されておられます。
番組では農口さんの人柄とともに酒造りで最も重要とされている「麹つくり:製麹」の工程を取り挙げていました。「生き様が酒にでる」「旨いなあ~とため息がもれる酒」とおっしゃっておられましたが最後にプロフェッショナルとは「自分に厳しいこと」と。給料が少ないとか休みがないとか、業績が上がらない等、とかく仕事に対する不満ばかりを愚痴りがちですが、まずは自分に甘いからです。反省・・・。その道を極めるということは情熱をもって継続して打ち込むことかもしれませんね。
寒~い。今日はみぞれ模様の天気。この時期の寒さは真冬よりもこたえます。
さて、経済成長著しい中国でひと儲けしようとたくらむやからが、日本で希少価値の高い焼酎銘柄などを中国で商標登録申請しているらしいです。放っておくと中国で同名の偽物が出回ることに。当店取り扱いの麦焼酎「〇〇の孤独」は少し名前を変えて「〇〇孤独」で空港売店に山ほど積んで並んでいるとか。海外にまで及ぶ偽物危惧の事態に蔵元曰く「なんで、こんなに苦労しなければならないのか」と困惑の様子。国内でのブローカーによるプレミアム価格の横行で、本来の価値観が損なわれ、ブランドの信用失墜につながりかねないと特約店も横流れの防止に努めてきましたが、悪知恵とのいたちごっこの様相です。