いい酒いい人との出会いを大切に!

銘酒専門店「山下酒店」が綴るトピック情報

立ちくじら

2007年09月29日 11時04分37秒 | 商品案内

Kujira2_2 鹿児島県鹿屋市の大海酒造さんから、待望の芋焼酎新酒「くじらのボトル新焼酎」が入荷しましたよ。通年商品「くじらのボトル」のラベルは横向きくじらの絵が描かれておりますが、新酒のラベルはくじらの絵が縦向きになっております。通称「縦くじら」または「立ちくじら」と当店では呼んでいますよ。「新酒はまだか、まだか」とお客様よりせっつかれておりましたが、やっと入荷。秋の夜長をじっくり楽しんで下さいませ。

これで、「くじらのボトル」は計4種類揃い踏み。レギュラー品、綾紫(紅系芋の品種名)の白、黒麹仕込み2種、そして新酒。色々飲み比べてください。

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さぼり癖

2007年09月27日 14時28分46秒 | 身近な話題

8月お盆明け~9月いっぱいの期間、私にとっては少し骨休みのゆっくり出来る時期です。言い換えれば、少し暇な時期なんです。10月に入ると、もう12月の最繁忙期に向けての活動をしなければなりません。ですから、ついつい”さぼり癖”が出てきます。最近、当店からは少し距離があるとはいえ、昼間、近所の方がやっておられます喫茶店へ通うのが日課になってしまいました。この喫茶店、ママ1人で大きくはないのですが、経営者の男性客が殆ど。ママさんのお人柄が案外さばけたところがあり、良い社交場になっています。ママさんと二人きりの時は、ずばり、○性に関する悩み相談が多いそうです。まだまだ、日中暑いのでアイスコーヒーを飲んでいますよ。店から「早く戻って来い」と電話が・・・。

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子供との時間

2007年09月25日 10時50分26秒 | 身近な話題

Kodomo 23日は地域小学校にて盛大に敬老会が催されました。両親は70歳を越えているのですが、今でも現役で働いていることもあり、老人という意識がなく、参加していないようでした。息子にとっては、両親が健康で元気であることに本当に感謝しております。

さて、昨日は久しぶりに家族にてぶらぶらと遊んできました。近場の行楽地はもう殆ど行きつくしており、いつも何処へ行こうかと迷います。すると、じつは天の橋立には行っておりませんでした。子供が幼い頃は、景勝地に行くことが無かったせいでしょうか。

”またのぞき・日本三景”で有名な「天の橋立」。またのぞきしますと、まるで空に(天に)橋が架かっているように見えますことに由来しているようです。日本三景のうち、広島の宮島はB&B、紅葉饅頭全盛の頃(分かるかな?)、中学校の修学旅行にて行きましたが宮城の松島はまだ、行ったことがありません。写真は天の橋立をバックに撮りました。子供も少し自然を楽しめるようになったのかな。

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精米

2007年09月22日 11時59分38秒 | 商品案内

Seimai 日本酒の原料は米です。お酒を造る行程に「精米」というのがあります。目的は酒の雑味になるたんぱく質や脂質(糠:ぬか)を取り除くこと。そして中心の心白(でんぷん質)の部分を使います。米のでんぷんをブドウ糖に変えていく働きがある麹づくり、そして、酵母が糖分を食べながら増殖を続け、大量の”おしっこ?”=お酒”が出来上がるのです。

精米歩合%=(白米重量/玄米重量)×100で表します。私達が日常食べています飯米の精米歩合は90~92%。例えば100kgの玄米を精米したら90~92kgになってしまうということです。それに比べ、酒米は飯米よりも大粒心白です。そして、70%以下まで精米いたします。この精米歩合によって、お酒のランクが違ってきます。大吟醸酒ともなれば40%程度までは精米しております。だからこそ、雑味なく”するり”とした喉越しですよね。当店取扱いのお酒の中には23%、28%というものがあります。例えば100kgのお米が23kg、28kgになってしまうぐらい精米しているのです。本当に贅沢ですよね。

見ずらい写真ですが、精米28%のお米サンプルです。まるで真珠のようです。

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ワイン事情

2007年09月18日 14時14分31秒 | ニュース・時事

最近、ヨーロッパのワインが苦境に立たされていると、ある新聞記事にありました。ボルドー、ブルゴーニュ等という有名産地を除く地域のワインは家庭で飲まれるテーブルワインとして世界中に輸出されてきました。ところが、価格的にも安い豪州やチリ、米国などの”新大陸ワイン”の攻勢を受け、劣勢にあるそうです。「うちのワインは水より安い。それでも大量に売れ残る」と。その理由として、欧州産ワインの昔ながらの味やラベル表示の難解さに消費者が「飽き」を感じているという事実。そして、古来からのワイン文化を守るための原産地呼称統制法等といった法的規制が自由なワイン造りを制約していると。反対に”新大陸ワイン”は生産に関する細かな規制が無いため、生産者の裁量が広く、欧州では考えられないようなダイナミックな開発が可能という事情が反映しているそうです。

何か、日本社会の現代の構図に似ているように感じます。”改革・痛み・勝ち組・負け組”、色んな世界にグローバル化の波が押し寄せています。

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ひやおろし

2007年09月15日 10時44分59秒 | 商品案内

Hiyaorosi 福井県永平寺町の黒龍酒造さんより秋の季節限定酒「ひやおろし」が待望入荷しましたよ。既にご予約いただいて、昨日早速飲まれた方から、「旨い!」の一言を頂戴しました。

冬に造ったお酒を一夏ゆっくり熟成させ、気温が品温と同じぐらいになる頃、「冷や」=生”き”のまま「卸す」ことから冷卸し(ひやおろし)。ひやおろしは割り水(加水によりアルコール度数の調整)せず、原酒のまま火入れ(酒の中に残存している酵母菌などの働きを無くし、酒質を安定させるための加熱処理)をせず、出荷されます。

黒龍さんと言えば、香気漂う上品な吟醸酒をイメージしてしまいがちですが、この「ひやおろし」は、旨味を主張するタイプのお酒ではないでしょうか。

まだまだ日中暑いですが、少し涼しくなった夜なんかにじっくり飲んでみてはいかがでしょうか。

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頒布会

2007年09月13日 09時57分34秒 | 商品案内

Ramen 9月11日火曜日のブログ定期更新日にはたくさんの方にアクセスして戴きながら、忙しさにかまけて、さぼってしまい申し訳ありませんでした。週3回の更新ならと思っておりましたが、中々難しいものです。でも、毎日更新されている方もおられますので・・・。

さて、皆様”頒布会”というのをご存知ですか。あるジャンルが決まった商品をある一定期間にわたり、毎月、予約購入するシステムのことです。以前にどんな頒布会があったかと言いますと、それぞれにブームがおき、消費者の購入意欲の高まりに応じて、「清酒=地方地酒」「ワイン」「焼酎」などがありました。この中でワイン頒布会は1998年から2001年ぐらいにかけて起こった”赤ワインブーム”によって、当店も個人のお客様を中心にかなりの予約数がありましたよ。毎月ワインフルボトル2~3本セットで3,000~5,000円、味わい、産地別コースを選んでいただき、3~6ヶ月にわたりお届けしました。そして、結構いい景品プレゼント付き。ですが、ブームの衰退と共に無くなってしまいました。たまに、新聞折込ちらしで見ることはありますが。飲みたい時に、必要な量だけ買えばいいんですから。お酒と違って、食べるものはと言いますと、今でも「ピザ」「ラーメン」などは顕在です。

写真は日本全国らーめん頒布会のちらしです。これからの寒くなる季節に温かい旨いラーメンを食べてみませんか。

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卸問屋さん

2007年09月08日 11時09分45秒 | 業務関連

Hujii 酒屋さんの扱っています商品「酒類」は法律上、生産者(蔵元、メーカー)→卸売問屋→小売店(酒屋、スーパー、コンビニなど)を経て、消費者に届きます。それぞれに国税庁に製造免許、卸売問屋販売免許、小売販売免許を申請し、許可を受けなければなりません。その内、小売販売免許は、以前、酒税保全のため人口基準、距離基準なる需給調整要件があり、昔は酒類は街の酒屋さんの独占販売でした。他の職種でも、例えば、身近で言えば米屋さん、タクシー事業、金融業界と当時の大蔵省の護送船団方式など一定の参入規制がありました。そのことにより、過当競争が避けられ、共存共栄が成り立って、その恩恵により、家計収入も豊かになり、景気も良かった時代がありました。それが、バブル後の構造改革(規制緩和、自由化政策)により、低価格競争(デフレ現象)、所得格差、相次ぐ会社の破綻など、「勝ち組み負け組み」が1つのキーワードになっております。

今では、お酒もいつでもどこでも買えるようになりました。当店の向かえのスーパーさんでも買えます。私は10年前、既に酒類販売自由化を予想し、従来の酒屋さんのやり方では潰れるのは明らかだと思い、専門店への方向転換を行なうべく、地方の酒蔵を根気よく、断られながらも訪ねてきました。その結果、清酒、焼酎は志を同じくする蔵元様(生産者は、卸売問屋販売免許も持っている)から直接仕入れることが叶い、価格競争に巻き込まれない、自分の惚れ込んだ高品質のお酒、限定流通商品を、蔵元販売代理特約店として、質感を損なわないように大事に扱い、ごくごく普通の価格でお客様に喜んで買って戴けるようになりました。ただ、地方の田舎都市ですので、自分のこだわりだけでは商売は成り立ちません。大手メーカーさんが製造するどこでも買えるオープン流通商品、値引きが当たり前であるビール、チューハイなどの需要もかなり少なくなったとは言え、まだまだ有ります。それを地場の卸問屋さんに注文し、配送してもらっております。つい最近までは、舞鶴にあります卸問屋さんにてお世話になっておりましたが廃業、破産により、今は兵庫県朝来市の南但酒類販売様に御願いしております。昔から街の酒屋さんを相手に商売してきました中間流通の卸問屋さんは、酒屋さんの衰退により、新しく参入してきました異業種組織を取り込まない限り、売上の増加は見込めません。また、大手スーパーなどの値引き要請は厳しいものがあると聞いています。今、酒類流通業界ではなかなか適正な営業利益を確保するのが難しく、各問屋、酒屋さんにとって今後の大きな課題であります。

写真は、南但酒類販売㈱の営業担当であります藤井さん。いつも誠実、正確に仕事をされる方で信頼をよせています。クリーム色、会社の名入トラックにて、酒類を積み、毎日、舞鶴の街中を走っておられますので、見かけたらクラクション鳴らして下さいとの事です。

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無駄遣い

2007年09月06日 10時02分01秒 | ニュース・時事

ある新聞記事にて、首都圏の若者は「車を買わない、酒を飲まない」だそうです。車を必要としない地域での意見ですので、そのまま、全国の若者の傾向に結びつけるわけにはまいりませんが、我々の世代とは明らかにお酒に対する価値観が違います。記事によりますと、「特に心配になるのが、これら若い世代の酒に対する関心の低さだ。まず、飲み代を”無駄遣い”と感じる若者が増えている。酒こそ最高のコミュニケーションツール、人間関係の潤滑油と信じ、、ことあるごとに理由を付けては、友人や会社の仲間としたたかに飲んできた我々の世代にとって、酒を殆ど飲まない人の割合が3割を超えるというのは信じられない。自分のこれまでの人生は無駄遣いしかしてこなかったということか。悲しい。」若者が酒を飲まない理由は「酒に弱い」次に「お金がもったいない」という結果。結局、酒は弱いし、飲むお金がもったいないし、わずらわしい人間関係もいやだし、そんなお金があるのなら車なんかも買わず、しっかり貯金をしたい。これが都市部の若者の間で増えている人間像だそうです。

人口減少時代の到来で、高齢者比率はますます高くなる。しかも、頼りの若い世代はお酒を飲むのはお金の無駄遣いだと考える。酒類業界の将来への活路は・・・。でも、私もそうでしたが、年を重ねるごとに、お酒に関わらず、人に対しても、物に対しても、全てのことに対して、人間的な成長の中で必ず価値観は変わります。これからは業界として、きちんとお酒の価値観を伝えていかなければなりません。もう、廉価販売、プレミアム価格販売をしている場合ではありません。

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大河

2007年09月04日 15時06分31秒 | 身近な話題

Yura 京都府北部を流れる一級河川の大河「由良川」。隣県福井県との県境を源に日本海へ注ぐ大きな川です。数年前の台風の際、大氾濫が発生し、バスが水没、お客さんはバスの屋根にかろうじてとどまり一夜をあかした報道がありました。通常、大河川の下流域には平野が形成され、都市が発達しているのですが、この由良川では、下流になるほど、両側に山がせまる地形、いわゆる谷底平野となっております。そして、河口は川と日本海、双方から押し寄せてくる土砂堆積により狭く(河口閉塞現象)、上流からの水が容易に日本海にはけません。周囲はいくつかの村が点在しているにすぎません。ですから、堤防を築くには両岸が狭く、また、都市を災害から守るという経済効果も薄く、周辺の田んぼ、農地は遊水池機能の役割を果たしています。ですから、普通の台風で、すぐに氾濫してしまいます。最近は輪中堤といって、村を囲むような堤防や水没しない高台に家屋を移転するなどの施策がおこなわれております。私たちは、この由良川より取水し、水道水として使用しています。水量が豊富なため、猛暑の夏でも、水に困ったことはありません。母なる大河「由良川」です。(写真、奥に見えますのが吊橋「八雲橋」です。)

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