30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

真っ赤っ赤の加工用トマトでスパゲティ

2014-07-22 | トマト

↑ 加工用トマト(カゴメの品種=左)と生食用トマト(桃太郎=右)

↓ 菜園近くにある農家の加工用トマト畑

きょう22日に関東甲信地方の梅雨が明けた。かみさんはこれを見越して?北海道の山旅から戻って1週間もたたないというのにまた山へ出かけた。こんどは甲斐駒ケ岳を黒戸尾根から登るのだという。この黒戸尾根は日本三大急登の一つ。たぶん3つの中では一番きつい。たぶんというのはわたしは登っていないからだが、このところ厳しいコースを行っている。また4日ほど一人暮らしだ。一人暮らしになると毎日のわたしの昼飯は麺類になる。夏はかみさんがいても毎日麺類だ。

きょうは加工用トマトでスパゲティを作った。加工用トマトを入手したからだ。近くの農家の畑にトマトの苗が植えられた。トマトは支柱を立てて育てるのが普通だが、いっこうに支柱を立てる気配はない。見ていると定植してからずっとそのままである。地面を這うように育てている。ここで気がついた。これは生食用ではなく加工用のトマトだなと。

ついこのあいだのこと。知り合いの農家の方に、そのことを尋ねたら「あれはカゴメとの契約栽培で、加工用のトマトだ」という。やはりそうだった。それから数日後にその畑を通りかかると収穫中だった。中国人の方が作業していた。

加工用のトマトは生で食べるとまずいと聞く。食べてみないとその味はわからない。そこで言葉が通じないのだが、手ぶりを交えて味見をしたいと、少し傷んだものを5個分けてもらった。

さてどうやって食べるか。加工用トマトとなると能なしが思いつくのはスパゲティしかない。

その前に加工用トマトについてカゴメのHPで勉強。カゴメだけでも加工用トマトは何種類もあった。そのなかで収穫のときに「ヘタ」が付いてこないように改良された品種があった。わたしが分けてもらたのはたぶんこの品種だろう。

そして加工用トマトは赤いのだという。たしかに赤い。真っ赤っ赤だ。いっぽう生食用はピンク系で、たしかに「桃太郎」は完熟してもピンクだ。なるほどね。

さあこれでスパゲティを作ろう。スパゲティはなんでもありで材料を選ばないのがいい。そばやうどんと同じだと思えばいい。

加工用トマトは皮がかたいというから湯むきした。
ここでどんな味がするか食べてみた。まずくはないがうまくもない。大味かな。青臭さはまったくない。



オリーブオイルでニンニクとトウガラシをゆっくり炒め、ここに湯むきして細かく刻んだトマトと塩を加え、一気に強火で炒める。水分が飛んで鍋にくっ付くようになってきた。そこにゆでたスパゲティを放り込んで混ぜ、上にバジルをたっぷりのせた。

これで完成。一人前のスパゲティに5個のトマトは多すぎるなと思ったがちょうどいい分量だ。作り方はかなり適当で荒っぽい。すぐに食べる。どうかな。マズイのじゃないか。いやあこれがうまかった。文字通り加工用トマトは加工してはじめてうまくなるのを実感した。長年ヘタの横好きでスパゲティを作ってきたのだが、これはかなりいける。手前味噌ではなく。これならもう一度作ってもいいかなと思うほどの出来だった。さっそく加工用トマト栽培農家からまた分けてもらおう。うまいとわかるとすぐに行動する。


     
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